現地時間1月27日、NBAオールスター2026のリザーブ選手が発表され、出場する24名が決定しました。
1週間前に発表されたスターターについては、記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
ちなみにオールスターの新しいフォーマットについては、「【NBAオールスター2026①】ウエスタンカンファレンス先発選手紹介」にまとめてあります。
今回は強豪ひしめくウエスタンカンファレンスで、栄えあるオールスターに選ばれた7人の選手について語っていきます。
大ベテランから若手まで、今のNBAを代表する選手がそろっています。
それでは、レッツラゴー!
アンソニー・エドワーズ(ティンバーウルブズ)
アントマンことアンソニー・エドワーズが、無事に4年連続の選出を果たしました。
今シーズンは驚異的なシュート効率で自己最高の平均得点を記録しているアント。
すばらしい活躍をみせているものの、まさかのリザーブ選出となってしまいました。
すでにスターの風格がただよっているアントですが、まだ24歳なんですね。
今回はNBAを代表する若手スター、アンソニー・エドワーズについて語っていきましょう。
スターター落選をどう捉えるか:人気の壁と実力の乖離
まず触れておかなくてはならないのが、エドワーズが「スターター(先発枠)」に入れなかったという事実です。
今シーズンの彼は平均約30得点に迫る勢いで、リーグ得点ランキングでもトップ3に名を連ねる圧巻のパフォーマンスを見せています。
メディア票や選手間投票では高い支持を得ていましたが、最終的にビクター・ウェンバンヤマとの接戦の末、ファン投票の差でリザーブに回ることになりました。
これを不当な評価と呼ぶ人もいるでしょう。
しかし、裏を返せば、ステフィン・カリーやウェンバンヤマといった「世界的なアイコン」たちと比較した際、エドワーズにはまだ一般層を巻き込む爆発的なスターパワーに伸び代があることを示しています。
リザーブ選出は妥当な結果ですが、彼ほどの負けず嫌いなら、この「リザーブ」という肩書きを燃料にして、後半戦さらにギアを上げてくるはずです。
ウルブズの「顔」としての安定感と課題
次にチーム状況に目を向けると、ミネソタ・ティンバーウルブズはウェスタン・カンファレンスの激しい上位争いの中にいます。
昨シーズン開幕前にカール・アンソニー・タウンズを放出し、完全に「エドワーズのチーム」となった今、彼がリザーブに選ばれたことはチームの格を保つ意味でも重要でした。
スタッツを冷静に分析すると、シュート効率(FG% 49.5% / 3P% 40.9%)はキャリアハイを更新しており、点取り屋としての精度は一段上のフェーズに入っています。
ただ、チームが連敗した際の強引なアイソレーションや、試合終盤のターンオーバーなど、「勝たせるエース」としての完成度には、まだベテラン勢のような老獪さは欠けています。
今回のリザーブ選出は、「リーグ屈指の才能であることは誰もが認めるが、支配者として君臨するにはあともう一歩」という、現在の彼の立ち位置を象徴しているようにも感じます。
オールスターという「ショー」で見せるべき真価
最後に、オールスター本戦での彼に期待することです。昨年のように少しリラックスして楽しむ姿も良いですが、エドワーズの真骨頂は「誰が相手でも自分が一番だ」と証明しようとする負けん気です。
リザーブとしてベンチから登場し、スターター以上のインパクトを残してMVPをかっさらう。そんなシナリオが最も彼に似合っています。
華やかなダンクだけでなく、あえて真剣なディフェンスを見せることで、「自分はただのスコアラーではない」というメッセージを発信してほしいところです。
今回のエドワーズのリザーブ選出は、ファンとしては少し物足りなさを感じるかもしれませんが、アント個人にとっては「まだやるべきことがある」と再認識させる良いスパイスになったのではないでしょうか。
「スターターじゃないなら、試合を支配して黙らせるだけだ」――そんなアントの声が聞こえてきそうです。
デニ・アブディヤ(トレイルブレイザーズ)
ポートランド・トレイルブレイザーズのファン、そしてイスラエルのバスケットボール界にとって歴史的な瞬間が訪れました。
そう、デニ・アブディヤのオールスター初選出です。
正直に言って、シーズン開幕前にこのシナリオを確信していた人は少なかったはず。今日は、少し冷静な視点で「なぜアブディヤが選ばれたのか」、そして「今のブレイザーズにおける彼の立ち位置」を整理してみたいと思います。
「究極のユーティリティ」が評価された背景
今回のアブディヤ選出において、最も大きな要因となったのは、彼のオールラウンドな能力に他なりません。
今シーズンのアブディヤは、得点、リバウンド、アシストの主要3部門でキャリアハイを更新し続けています。
単に得点を稼ぐスコアラーとしてではなく、フロントコートからゲームを組み立てる「ポイントフォワード」としての才能が完全に開花しました。
- スタッツの安定感: 平均得点は25.5、さらに7.2リバウンド、6.7アシストを記録。
- 守備の多機能性: 相手のエースガードからパワーフォワードまで守れる柔軟性は、スタッツ以上に各チームのヘッドコーチ(リザーブ選出の投票者)に強い印象を与えたはずです。
派手なダンクや超長距離の3Pシュートといった「オールスターらしい華やかさ」では他の候補に譲るかもしれませんが、「チームを勝たせるためにあらゆる穴を埋める能力」が、プロの目によって正当に評価された形と言えるでしょう。
ブレイザーズの「エース」という重圧との向き合い方
デイミアン・リラードが去り、再建期に入ったポートランドにおいて、誰が新たなリーダーになるのかは常に議論の的でした。
シェイドン・シャープやドノバン・クリンガンといった若き才能がひしめく中で、今季のアブディヤは「最も計算できる選手」としての地位を確立しました。
今シーズンのアブディヤが評価を高めた大きな要因は、接戦での落ち着きです。
以前までのアブディヤは、シュートが入らない時間帯に空気化する場面も見られましたが、今シーズンはシュートタッチが悪くてもディフェンスとパスで貢献し続け、試合終盤には自らリムにアタックしてフリースローをもぎ取る力強さをみせています。
特にアブディヤのドライブ効率はリーグトップクラス。
このメンタル面の成熟こそが、彼を単なる有望株からオールスター選手へと押し上げた真の理由ではないでしょうか。
「ワールドチーム」としての期待と今後の課題
2026年のオールスターは、新たに「USA vs. World」のフォーマットが導入されています。世界中からタレントが集まる中で、イスラエル出身選手として初の選出を果たしたアブディヤの存在は、リーグの国際化を象徴するトピックでもあります。
ただし、冷静に見て課題がないわけではありません。
- 外郭シュートの継続性: 今季は36%前後と改善していますが、相手チームのマークが厳しくなる後半戦、この精度を維持できるか。
- ターンオーバーの抑制: プレーメイカーとしての役割が増えた分、不必要なミスも散見されます。
オールスターに選ばれたということは、これからは「相手チームが最も警戒する選手」として扱われることを意味します。お祭り騒ぎの週末を楽しんだ後、彼が真の意味で「リーグの顔」の一人として定着できるかどうかが、ブレイザーズの再建スピードを左右することになるでしょう。
ワシントン・ウィザーズでは八村塁選手とともに若手有望株コンビとしてプレーしたアディブヤ。
ウィザーズはアディブヤを育てるために、八村選手をレイカーズへ放出したと言われていただけに、我々日本人ファンにとっても、思い入れのある選手なのではないでしょうか?
結局ウィザーズは二人とも放出したんですが、なにをやっているのか・・・。
アディブヤはまだ25歳になったばかり。
今回オールスターに選出されたことで、さらなる成長を期待したいと思います。
ジャマール・マレー(ナゲッツ)
今回のオールスターメンバー発表で、個人的に一番テンションが上がったのが、ジャマール・マレーの初選出ですね。
これまで「現役最高のオールスター未経験者」なんて、嬉しいのか悲しいのかわからない称号で呼ばれ続けてきたマレー。
今回は心からの祝福を込めて、マレーのオールスター初選出について深掘りしていきたいと思います。
「ようやく」手にした切符、その正当な評価
まず率直に言えば、今回の選出は「ようやくか」という安堵感が強いです。
マレーの実力については、2023年の優勝メンバーであること、そして数々のクラッチシュートを決めてきた実績から、誰もが認めるところでした。
しかし、これまではシーズンのスロースタートや怪我の影響もあり、ファン投票やコーチ投票で一歩及ばない年が続いていました。
今季のスタッツを見ると、平均得点はキャリアハイの25.5点、アシストも7.5本、さらに3ポイント成功率は43.9と、文句のつけようがない数字を残しています。
派手なダンクや超長距離ロゴスリーも魅力ですが、今季のマレーで特筆すべきは「安定感」です。
ヨキッチが不在の試合でもチームを勝ちに導くリーダーシップを見せており、今回のリザーブ選出は、現在の実力が正当に評価された結果だと言えます。
「プレイオフ・マレー」がレギュラーシーズンを制した意味
マレーといえば、これまでは「プレイオフになるとギアが上がる選手」の代名詞でした。
レギュラーシーズンはそこそこで、春先から別人のようになる。
それはそれでスターの資質ですが、オールスター選出においてはそこがネックになっていたのも事実です。
しかし、2026年のマレーは違いました。
開幕から高い集中力を維持し、12月には50得点オーバーを叩き出すなど、圧倒的なインパクトを残しています。
冷静に考えると、ガード陣の層が厚いウェスタン・カンファレンスでオールスターに選ばれるのは至難の業です。
その中でコーチたちが彼を選んだのは、数字以上に「試合を支配する能力」と「勝負強さ」が認められた証拠ではないでしょうか。
ヨキッチとの「デュオ」として証明された完成度
今回の選出で一番喜んでいるのは、相棒のニコラ・ヨキッチかもしれませんね。
「僕にオールスターのチームメイトがいないなんておかしい」とジョーク(半分本気?)を飛ばしていたヨキッチ。
ナゲッツというチームは、常に「ヨキッチのチーム」と見られがちですが、マレーがオールスターレベルであることを証明したことで、このデュオの完成度が改めて世界に示されました。
オールスターの舞台では、普段のような緻密なピック&ロールは見られないかもしれませんが、マレーが自由奔放にシュートを打ち、笑顔でプレーする姿が見られるだけで、ファンとしては胸が熱くなります。
正直わたくしリトルは、ナゲッツが2024年の夏、ジャマール・マレーと4年約295億円のマックス契約を結んだ際、チームを批判した記事を書いていました。
当時マレーはケガがちで、オリンピックでも思いっきり不調でしたからね。
今シーズンの活躍をみて「私がまちがっておりました」と全身全霊で土下座したいと思います。
ついに「未選出」のレッテルを剥がしたマレー。ここから彼がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、後半戦のナゲッツからも目が離せません!
ケビン・デュラント(ヒューストン・ロケッツ)
現代のNBAを代表するスーパースター、ケビン・デュラント(KD)。
ファン投票では惜しくもスターターを逃しましたが、ヘッドコーチ投票で見事にリザーブ選出されました。
今回は、37歳にしてなお進化を続けるKDの選出について、語っていきたいと思います。
驚異的」を通り越した、37歳の効率性
まず、今シーズンのKDを語る上で外せないのが、そのスタッツの「質」です。
今季の彼は平均26得点前後をマークしていますが、特筆すべきはそのシュート効率。
フィールドゴール成功率は50%を超え、3ポイントシュート成功率も40パーセント超え。
フリースローもほぼ外しません。
今シーズン加入したばかりの新チームで、これだけのプレーをみせることができるのが、KDの恐ろしさですね。
ロケッツという、若くてエナジー溢れる(悪く言えば、まだ少し粗削りな)チームにおいて、KDは「困った時のセーフティネット」として完璧に機能しています。
派手なダンクや超長距離3Pで会場を沸かせるタイプではありませんが、ミドルレンジからのあの「打たれたら終わり」感のあるジャンパーは、2026年になってもリーグ最高峰の武器だといえるでしょう。
技術と経験で若手を翻弄する姿には、スターというよりも「職人」の凄みを感じます。
「スターター落選」が示すリーグの世代交代
一方で、今回KDがリザーブに回ったという事実は、NBAというリーグの大きな分岐点を示しているようにも感じます。
ファン投票では、ルカ・ドンチッチやシェイ・ギルジャス=アレクサンダー、そして怪物ウェンバンヤマといった次世代のスターたちが上位を独占しました。
かつて「KDかレブロンか」と議論されていた時代から、確実に新時代へと移行しています。
本人も「ファンが新しい才能を見たいのは当然」と冷静に受け止めているようですが、それでもコーチ陣が彼を選んだのは、やはり「勝利に直結するプレー」を評価してのことでしょう。
ロケッツをプレーオフ圏内に押し上げているそのリーダーシップと、勝負強さ。
これこそが、人気投票だけでは測れないKDの真の価値なのだと思います。
ロサンゼルスの地で、彼は何を証明するのか
今回のオールスターは、16回目の出場という金字塔になります。
正直なところ、今のKDにとってオールスターの舞台は「自分を証明する場所」ではないのかもしれません。
キャリアの晩年を迎え、ロケッツという新天地で彼が求めているのは、個人の栄誉よりもチームとしての成功でしょう。
だからこそオールスターの場であっても、KDは淡々と自分のプレーをするはずです。
若手たちが派手なスキルを披露する横で、最も美しいフォームで最も確実なシュートを沈める。
その「変わらなさ」こそが、今のKDが持つ最大の魅力であり、若い選手たちからリスペクトを集め続ける理由でもあります。
インテュイット・ドームのコートに立つKD。
そこには、全盛期のような鋭さはないかもしれませんが、バスケットボールを極めた者だけが持つ、静かなオーラが漂っていることでしょう。
デビン・ブッカー(サンズ)
フェニックス・サンズのエース、デビン・ブッカーが2026年NBAオールスターのリザーブに選出されました。
これで通算5度目の選出。
もはやウェストを代表するガードとしての地位は揺るぎないものになりましたね。
でも、手放しで喜べないのが今の状況…。
今回はブッカーの活躍と、絶好調サンズの裏側、そして気になる怪我の状況について熱く語っていきます!
「エースの証明」5度目のオールスター選出!
今回のオールスター選出は、NBA各チームのヘッドコーチたちが、ブッカーの価値を改めて認めた結果です。
今シーズンのブッカーは、スタッツ以上の「凄み」があります。
- 平均25.4得点、6.2アシストの安定感。
- ディフェンス面での進化: 今季は守備でも相手のエースを封じ込めるシーンが目立ち、攻守に隙がありません。
- 勝負所でのプレーメイク: 自分が打つだけでなく、チームメイトを活かすプレーメイキングが本当に冴え渡っています。
派手なパフォーマンスよりも、チームを勝たせるための「正しいプレー」を積み重ねる。
そんな職人気質なブッカーのスタイルが、玄人好みのHCたちに評価されたのでしょう。
予想外!?西地区上位に食い込むサンズの快進撃
そして、ブッカーの選出を後押ししたのが、今シーズンのフェニックス・サンズの躍進です!
正直、開幕前にサンズがここまで勝つと予想していた人は少なかったんじゃないでしょうか?
ところが蓋を開けてみれば、現在30勝20敗。
西地区のプレーオフストレートイン争いに堂々と加わっています。
この躍進の理由は、間違いなくブッカーを中心とした「組織力」の向上です。
新HCジョーダン・オットのもと、ディフェンス効率がリーグトップクラスに改善され、ベテランと若手がガッチリ噛み合っています。
「個人の力」で勝つチームから、「チームの力」で勝つ集団へ。
その中心にいるのがブッカーだからこそ、今回のオールスター選出は必然だったといえるのです。
ちなみにNBAを37年間観つづけてきたわたくしリトルは、今シーズン開幕前に書いた記事の中で、サンズを15チーム中14位と予想しています。
面目ない・・・。
気になる足首の怪我…祭典でのプレーは見られるのか?
ただ、一つだけ大きな不安要素があります。
そう、現在ブッカーが怪我で離脱中であることです。
現地時間1月23日に行われたアトランタ・ホークス戦で右足首をねん挫してから、5試合連続欠場中のブッカー。
オールスターまであと少しというタイミングでの離脱に、「本当に出られるの?」「無理はさせられない」とSNSでも心配の声が高まっています。
万が一欠場となっても、彼が今季見せてきたパフォーマンスが「オールスター級」であったことは誰も否定できませんが・・・。
まあ復帰間近と言われていますし、心配はいらないのかもしれませんが、サンズとしてはゆっくり休んでほしいところなのかもしれませんね。
デビン・ブッカーの5度目のオールスター選出。 それは、予想を裏切る快進撃を続けるサンズを支えてきた、彼への最高の賛辞です。
怪我の具合は気になりますが、今はまず「おめでとう!」と伝えたいですね。
サンズがこのまま西地区の台風の目としてどこまで突き進むのか、これからも目が離せません。
もしブッカーが出場できないようなことがあれば、代替選手は同じサンズのディロン・ブルックスでお願いします!
レブロン・ジェームズ(レイカーズ)
今回のオールスターでもっとも白熱した議論になったのは、「キング」ことレブロン・ジェームズの選出でしょう。
史上最長のキャリア23年目をプレーする、41歳。
NBA史に残るスーパースターが22回目のオールスター出場を、自身初のリザーブ選手として出場することとなりました。
それでは、今回賛否両論が渦巻いたレブロンのオールスター出場について、考えたいと思います。
22年連続の偉業:リザーブでも揺るがない「キング」の価値
今回のオールスターでレブロンの連続スターター記録が「21年」でストップしたことに、少し寂しさを感じてしまいますね。
実際、先発にはドンチッチやウェンバンヤマといった次世代の怪物たちが名を連ねました。
でも、考えてみてください。41歳でオールスターのリザーブに選ばれることが、どれだけ異常なことか!
NBAの歴史を振り返っても、この年齢でリーグのトップ24人に入り続ける選手なんて、後にも先にもレブロンだけではないでしょうか。今季も平均20得点以上、そして勝負どころで見せるあの支配力。リザーブ選出を決定したコーチ陣も、「記録のため」ではなく「純粋に実力」で彼を選んだはずです。
「スターターじゃないから価値が下がる」なんてことは一切ありません。むしろ、若手が台頭するこの激戦区ウェストで、依然としてコーチたちから「彼が必要だ」と認められたことこそ、キングの真の恐ろしさを物語っていますよね。
地元LA開催の舞台裏:インテュイット・ドームで魅せる「最後の輝き」か
2026年のオールスターは、クリッパーズの新本拠地「インテュイット・ドーム」で開催されます。そう、レブロンにとっては地元ロサンゼルスでの開催です。
もし今回選出されていなければ、LAのファンはどれほど落胆したことか……。
でも、リザーブとしてしっかり名を連ねたことで、地元のコートで彼が躍動する姿を拝めることになりました。
今年のオールスターは形式が変わり、「Team USA vs team WORLD 」。
レブロンはTeam USAの精神的支柱として、これ以上ない存在です。
スターター発表の際、一時は「選外になるのでは?」という噂もありましたが、蓋を開けてみればしっかり選出。
アダム・シルバー・コミッショナーも胸をなでおろしているかもしれません。
ロサンゼルスの夜、レブロンがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、今からワクワクが止まりません!
次世代へのバトン:レブロンが見せる「ベテランの美学」
今回のリザーブ選出を受けて、わたくしリトルが一番注目したのは、彼が今の立ち位置をどう受け止めているかという点です。
近年、レブロンは自分のこと以上に、息子ブロニーの成長や、チームメイトの活躍を喜ぶシーンが増えました。
今回のオールスターでも、かつて自分の指定席だったスターターの席を次世代に譲り、自分はリザーブとしてチームを支える。
これこそが、長くリーグを支配してきた男が見せる「最高の引き際へのプロセス」であり、「ベテランの美学」だと思うのです。
コートに立てば全力でダンクを叩き込み、ベンチに下がれば若手にアドバイスを送る。そんな姿が見られる2026年のオールスターは、きっと歴史に残る大会になるでしょう。
「レブロンがリザーブか……」と嘆くのではなく、「41歳のレブロンを、またオールスターで観られる幸せ」を噛み締めようじゃありませんか!
チェット・ホルムグレン(サンダー)
オクラホマシティ・サンダーのチェット・ホルムグレンが念願のオールスターに初選出されました。
サンダーファンにとっては、SGA(シェイ・ギルジャス=アレクサンダー)のスターター選出に続く最高の結果のはずなんですが……。
最近のチーム状況も相まって、手放しで「最高にハッピー!」と叫ぶには、少しだけ複雑な心境だったりします。
今日は、そんなチェットの選出と、今のサンダーが直面している試練について書いてみます。
「ユニコーン」から「オールスター」へ チェットが示した進化の証
2022年のドラフト2位指名から怪我を乗り越え、ついにこの舞台までたどりついたチェtt。
今シーズンの彼のスタッツ(平均17.7得点、8.5リバウンド、2.1ブロック 2月3日時点)は、単なる数字以上の意味を持っています。
- リムプロテクトの厚み: 彼の腕が伸びるたびに、相手ガードがシュートを躊躇する。あの威圧感は数字には表れないサンダーの大きな武器です。
- ストレッチ5としての精度: 36%を超える3ポイント成功率。5番の選手が外からこれだけ決めると、相手の守備プランは崩壊します。
- 強靭になったフィジカル: 以前は「細すぎる」なんて心配されていましたが、今や並み居るビッグマンを相手に一歩も引かない強さを身につけました。
今回のリザーブ選出は、単なる「期待枠」ではなく、NBAのコーチたちが彼の「実力」を正式に認めたという証拠です。
開幕24勝1敗の衝撃と、現在の「産みの苦しみ」
ただ、今のサンダーを取り巻く空気は、シーズン序盤とは少し違います。
開幕から怒涛の24勝1敗。
あの頃のサンダーは、まさに無敵でした。
SGAの支配力に加え、チェットが攻守に完璧に機能し、「今年はサンダーの年だ」と誰もが確信していました。
「2015-16シーズンにウォリアーズが達成したシーズン最多勝記録73勝9敗を超えるのでは?」という声も飛び交っていましたね。
しかし、最近は少し苦しんでいる現状があります。
現在50試合を終えたサンダーですが、最初の25試合で24勝1敗と無敵の強さを誇っていたのに対し、その後の25試合は15勝10敗と大きくペースを落としています。
- スカウティングの徹底: 各チームがチェットを外に引きずり出す対策を練ってきました。
- 蓄積した疲労: 若いチームゆえの、シーズン中盤のスタミナ切れ。
- 怪我人によるローテーションの乱れ: 主力の離脱が、チェットへの負担をさらに大きくしています。
あの圧倒的な強さを知っているだけに、現在のサンダーはかなり苦しんでいるようにみえます。
それでも大きく勝ち越していることは間違いないんですけどね。
今は、オールスターという華やかな舞台が、チームにとって良いリフレッシュになることを願うばかりです。
LAの舞台で見せたい、新生サンダーの誇り
やや苦しんでいるチーム状況の中、新しい形式でオールスターが行われます。
初めて踏むその大舞台で、チェットには今のサンダーの「停滞感」を吹き飛ばすようなプレーを見せてほしいと思っています。
SGAとの連携はもちろん、他チームのスターたちと並んだ時に、あのユニークなスキルセットがどれだけ異彩を放つのか。
今回はチームUSAのディフェンスの要として、チームWORLDのビクター・ウェンバンヤマと対峙するチェット。
ライバル対決を制し、サンダーでコンビを組むシェイ・ギルジャス・アレキサンダーにブロックをかます姿をみてみたいですねえ(笑)。
チェットがLAのコートでどんな表情を見せてくれるのか。サンダーの反撃の狼煙は、このオールスターから上がると信じています。
まとめ
今回はNBAオールスター2026にリザーブ選出されたウエスタンカンファレンスの7名について、語ってきました。
大ベテランから若手まで、強力なメンバーが揃いましたね。
ウエスタンカンファレンスには、デビン・ブッカーやラウリー・マルッカネン、チェット・ホルムグレンなど、まだまだオールスターに選ばれるべきだと思われる選手たちがたくさんいます。
ちなみにわたくしリトルが11月に書いた「【どこよりも早い】NBAオールスター2026出場者予想 ウエスト編」という記事では、ジェームズ・ハーデン(クリッパーズ)、デビン・ブッカー(サンズ)、チェット・ホルムグレン(サンダー)の3人を予想していました。
結果この3人が外れ、カワイ・レナード(クリッパーズ)、ジャマール・マレー(ナゲッツ)、デニ・アブディヤが選出されています。
もしよければ、予想記事もごらんください。
例年盛り上がりにかけるようになったオールスター。
今年の新形式、Team USA(×2)vs Team WORLD は盛り上がりをみせるのか、それとも・・・。
スーパースターたちのプライドをかけた戦いとなることを期待しましょう。
さいごまでご覧いただき、ありがとうございました。


