【2026年夏トレードまとめ①】 ヤニス・アデトクンボのヒート移籍を語る

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2026年の夏はビッグトレードが多発しています。

ヤニスのヒート移籍に始まり、ラメロ・ボールのウルブズ移籍、カワイ・レナードのラプターズ復帰、まさかのジェイレン・ブラウンの76ers行きと、驚きのトレードが連発していますね。

ここまで各チームの主力のトレードが連発するオフは、あまり記憶にありません。

アンソニー・デイビス(ペイサーズ⇨レイカーズ)ポール・ジョージ(サンダー⇨クリッパーズ)ラッセル・ウエストブルック(サンダー⇨ロケッツ)らがトレードされた2019年の夏以来でしょうか。

様々な思惑が入り乱れたビッグトレードについて、NBAを37年間観つづけてきたわたくしリトルが、勝手に評価をしていこうと思います。

第1弾は、この夏の口火を切ったミルウォーキー・バックスとマイアミ・ヒートのヤニスを中心としたトレードです。

それでは、レッツラゴー!

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目次

ヒート バックス トレード内容

この夏の移籍ドミノ、始まりはヤニス・アデトクンボのヒート行きでした。

まずはこのビッグトレードの内容をみてみましょう。

マイアミ・ヒート獲得
ヤニス・アデトクンボ
ボビー・ポーティス


ミルウォーキー・バックス獲得
タイラー・ヒーロー
ケレル・ウェア
ハイメ・ハケスJr.
カスパラス・ヤクチョニス
1巡目指名権×3(2026 31 33)
指名権交換権×1(2030)
2巡目指名権×1(2033)

マイアミ・ヒートは説明不要のスーパースター、ヤニス・アデトクンボに加え、3ポイントシュートも打てるビッグマン、ボビー・ポーティスを獲得。

ミルウォーキー・バックスは、オールスター選手であるタイラー・ヒーロー、アスレティック能力が高く3ポイントシュートも打てるケレル・ウェア、昨季の6thマン・オブ・ザ・イヤー投票2位のハイメ・ハケスJr.、今年20歳になったばかりの司令塔カスパラス・ヤクチョニスと大量のドラフト指名権を獲得しています。

昨シーズンから噂されていたヤニスのトレードですが、ここまで大きな動きになるとは・・・

ビッグトレードの結果ははたしてどうなるのでしょうか?

ここからは両チームの視点にたって、トレードの評価を行っていきましょう。

最高評価の「S」から、最低評価の「D」まで、独断と偏見バリバリで評価していきます。

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ヒート側 トレード評価「Bー」

昨シーズンのマイアミ・ヒートは43勝39敗、イースタンカンファレンス第10シードでプレーイントーナメントに進み、ホーネッツに敗れシーズンを終えました。

昨年2月にジミー・バトラーを放出してからは強烈なリーダーがいない状況で、ややインパクトがうすいチームになっていた気がします。

まあ、バム・アデバヨの1試合83得点は、インパクト抜群でしたが(笑)。

将来有望な若手は多いものの、来シーズン優勝争いができる状況ではありませんでした。

そこでヒートが目をつけたのが(つけていたのが)ヤニスだったのです。

昨シーズンのトレードデッドラインでもヤニス獲得レースの有力候補と言われていたヒート。

チームの核となるスーパースターを獲得し、その周囲にディフェンス力の高いロールプレイヤーをそろえる、王道のチーム作りに動きました。

勝利に貪欲なヤニスは、ヒートカルチャーとも相性がよいといえるでしょう。

ヤニスだけでなく、インサイド&アウトサイドどちらでも得点できる208㎝のビッグマン、ボビー・ポーティスも獲得できたのは、一気に選手層がうすくなったバックスにとっては大きかったですね。

貴重な6thマンとして、ポーティスは頼りになる存在です。

今回のトレードにより、アンドリュー・ウィギンズ、ヤニス、バム・アデバヨと、ディフェンスカチカチのフロントコートが出来上がりました。

ポイントガードにはこれまたディフェンス力がえぐいデイビオン・ミッチェルがいるため、計算上はNBA最強クラスのディフェンスチームの完成です。

ただ問題はシュート力と選手層の薄さですね。

ヒートは昨シーズンチームの得点ランキング1位のノーマン・パウエルをひきとめることができず、2位のタイラー・ヒーローは今回のトレードでバックスへ去っていきました。

3ポイントシュート成功率が38.0%のパウエルと37.8%のヒーロー、2人のシューターがいなくなるのは大きいですね。

ちなみに今回のトレードの駒となったケレル・ウェア(3P 39.5%)とカスパラス・ヤクチョニス(42.3%)も優秀な3ポイントシューターであり、ハイメ・ハケスJr.も平均15.4得点をあげるスコアラーであったことを考えると、来シーズンのヒートが得点面で苦しむ可能性は高いと考えられます。

こうしてみると、ヒート側が差し出したヤニスの対価がハンパないことがおわかりでしょう。

昨シーズンの6thマン・オブ・ザ・イヤー投票3位で、FAになっていたティム・ハーダウェイJr.を6.5milと安く獲得できたのはいい動きでしたが、まだまだ選手層はうすい状態です。

優秀な若手に加え、貴重な1巡目指名権を3つも差し出したヒート。

まあヤニスほどの選手を獲得できるのであれば、すべてを投げうつ覚悟が必要なので、仕方ないところではあります。

それでもヤニスが昨シーズン36試合しか出場できていないことを考えると、不安はありますねえ。

もしヤニスがケガで長期離脱するようなことになれば・・・

そして健康体を維持することができない状態になってしまったら・・・

まあ、そんなこと言いだしたらキリがないんですが。

とにかく、今回ヤニス・アデトクンボというスーパースターを獲得するために、ヒートが出した対価はあまりにも大きなものでした。

26歳のオールスター選手タイラー・ヒーロー、22歳のアスレティックビッグマン、ケレル・ウェア、25歳の万能フォワード、ハイメ・ハケスJr.、そして20歳の司令塔カスパラス・ヤクチョニス。

有望な若手4人に加え大量の指名権を出してまで、31歳のヤニスを獲得する必要があったのかは、賛否両論渦巻いています。

ただ、昨シーズンのメンバーで優勝争いができるのかといえば、難しいと言わざるをえません。

一気にチーム力をアップさせるためには、劇薬が必要な状況でした。

もしかしたらヒートの球団社長パット・ライリーが元気なうちに「なんとかもう一度優勝を!」という気持ちが強いのかもしれませんね。

個人的には「ちょっとヒート出しすぎじゃねえの?」とは思いますが・・・。

それでもNBAを37年間観つづけてきたわたくしリトルが、ヒートのトレード評価を「B-」としたのは、ボビー・ポーティスを獲得したところにあります。

昨シーズン3ポイントシュート成功率45.6%を記録したビッグマン、ボビー・ポーティスは層が薄くなったヒートで大きな役割をになうことになるでしょう。

正直ヒートの評価は「C」と考えていましたが、万能ビッグマンのポーティスを獲得できたことを考慮し、「Bー」としたいと思います。

ただヤニスが健康体で大暴れし、優勝争いを繰り広げることができれば、もちろん大成功トレードだったと言われるようになるでしょう。

この大きな賭けに勝利するのか、大負けになってしまうのか、来シーズンが早くも楽しみになってきました。

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バックス側 トレード評価「A」

昨シーズン開幕前にデイミアン・リラードを解雇し、世界を騒然とさせたミルウォーキー・バックス。

インディアナ・ペイサーズとのプレーオフ1stラウンドで左アキレス腱断裂の大けがをおっていたリラードを解雇し、残された2年1億3000万ドル(約165億5200万円)の契約を今後5年間に分割して支払う大胆な動きをみせました。

2021年の優勝に大きく貢献したセンター、ブルック・ロペスをFAで失い、かわりに獲得したマイルズ・ターナーはいまいちフィットせず。

肝心のヤニスも右ふくらはぎの肉離れや、左足内転筋の負傷などケガが重なり、36試合の出場にとどまったバックスは、32勝50敗と大きく負け越し、10シーズンぶりにプレーオフを逃してしまいました。

絶望的な状況となったバックスは、昨年からうわさになっていたヤニスのトレードを実行に移します。

常にミルウォーキーへの愛を語っていたヤニスでしたが、バックスのフロントとの間には大きな亀裂が入り、修復は不可能な状況でした。

何がなんでもヤニスのトレードをまとめなければいけない状況の中、バックスにとっては十分な対価を受け取ることができたといえるでしょう。

ヤニス時代に終わりをつげるバックスは、一気に若返りをはかりたいところですよね。

しかしバックスは自前の指名権をトレードで放出してきたため、2031年まではタンクしても意味がない状況。

現在バックスのロスターで若手有望株といえば、昨シーズンブレイクしたライアン・ロリンズ(7月3日に24歳になったばかり)くらいでしょうか。

なんとしても若手が欲しい状況で、バックスが4人のスター候補生(ヒーローはすでにオールスターですが)と、1巡目指名権を3つ獲得できたのは、大きな収穫だったといえるでしょう。

若返りを図るうえでは、タイムラインが合わないボビー・ポーティスを放出したのも納得です。

ポイントガードのヤクチョニス、シューティングガードのヒーロー、フォワードのハケスJr.にセンターのウェアと、バランスもばっちり。

今年のNBAドラフトでは、元々もっていた1巡目1全体10位と、トレードで獲得した1巡目全体13位の指名権で、アリゾナ大学のガード、ブレイデン・バリーズとテネシー大学のフォワード、ネイト・エイメントを獲得しました。

若手を大量に獲得したことで、チームへの不満を隠そうとしないマイルズ・ターナーと、期待に応えられていないカイル・クーズマもトレードで放出するとみられています。

エース格のヒーローにも、ここからまたトレードの噂も出ていますが、バックスの再建は意外と早いのかもしれません。

13シーズンにわたって絶対的エースとしてチームを牽引したヤニス・アデトクンボを放出するという、大きな決断をしたバックのフロントにとっても、満足いく取引になったのではないでしょうか?

今回のトレード、バックス視点では「A」評価とします。

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まとめ

今回はこの夏のトレードまとめ第1弾として、バックスとヒートの間で行われた、ヤニス・アデトクンボを中心としたトレードについて語ってきました。

勝手にトレードを評価しましたが、勝負の世界では結果がすべて。

もしヒートが優勝争いするようなことになれば、この夏の評価は大きく変わるでしょう。

健康体でさえあれば、ヤニスが歴代最強クラスのパワーフォワードであることは間違いありません。

一人でNBAのパワーバランスを変えてしまう、数少ないスーパースターの一人です。

この夏最大のトレードは、一年後にはどのような評価を受けているのでしょうか?

シーズンオフにもファンをワクワクさせてくれるのが、NBAですね。

新シーズンがさらに楽しみになりました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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