【2024-25】NBA優勝予想イースト編 セルツ 76ers ニックス・・・

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パリオリンピックの激闘も終わり、いよいよNBAの新シーズン開幕に注目が移りつつあります。

昨シーズン圧倒的な強さをみせつけたボストン・セルティックスを倒すため、この夏多くのチームがトレードによる補強を行い、戦力アップを試みました。

NBAドラフト2024で指名されたルーキーたちの中にも、宝石のような才能をもつ者がいるのかもしれませんし、スター選手のケガによる離脱も考えられるため、順位予想は本当に難しいですね。

それでも、イースタンカンファレンス、ウエスタンカンファレンスともに、優勝予想となれば5チーム程度にしぼられてくると思います。

というわけで、今回から2回にわたって2024-25シーズンのNBAで優勝にからんでくると思われるチームをあげ、NBAを36年観つづけているわたくしリトルが、優勝予想を行っていきます。

まずはイースタンカンファレンスの優勝予想。

はたして、王者セルティックスを倒すチームは現れるのでしょうか。

目次

2023-24 イースト結果

まずは昨年のイースタンカンファレンス、レギュラーシーズンベスト5のチームをあげましょう。

2023-24 イーストレギュラーシーズン順位
1位 ボストン・セルティックス   64勝18敗
2位 ニューヨーク・ニックス    50勝32敗
3位 ミルウォーキー・バックス   49勝33敗
4位 クリーブランド・キャバリアーズ48勝34敗
5位 オーランド・マジック     47勝35敗

圧倒的な強さをみせたセルティックス。

2位のニックスからは団子状態ですね。

ちなみに6位のインディアナ・ペイサーズと7位のフィラデルフィア・76ersも、5位のオーランド・マジックと同じ47勝35敗。

8位のマイアミ・ヒートが46勝36敗と、大接戦でした。

明らかにボストン・セルティックスと、その他のチームの戦力には差がありましたね。

この差をうめるために、オフシーズン各チームは戦力補強に動いた結果、チーム間のパワーバランスに変化が生じています。

2024-25イースト優勝候補

夏の動きをみて、わたくしリトルが優勝の可能性があるとみた5チームは・・・

2024-25 優勝候補5チーム(イースト編)
①ボストン・セルティックス
②フィラデルフィア・76ers
③ニューヨーク・ニックス
④オーランド・マジック
⑤インディアナ・ペイサーズ

正直上の4チームとペイサーズの間には差があると思いますが、昨シーズンのプレーオフでの躍進をみるかぎり、ペイサーズの短期決戦における強さは、無視できません。

しかもチームの主力ベネディクト・マサリンをケガで欠く状況でしたからね。

ニックスと76ersは、打倒セルティックスのためにビッグトレードで戦力アップをはかりました。

マジックも若い主力選手たちを助けるベテラン選手を加え、虎視眈々と優勝を狙っています。

王者セルティックスを倒すのはどこのチームになるのか。

今年もセルティックスが圧倒的な強さを見せつけるのか。

各チームの状況をみていきましょう。

優勝候補① ボストン・セルティックス

2023-24シーズン成績
64勝18敗(NBA全体1位)
平均得点 120.6(リーグ全体2位)
平均失点 109.2(リーグ全体5位)


最終結果 優勝

昨シーズン、圧倒的な強さをみせつけて当然のように優勝したボストン・セルティックス。

スターターの5人は、間違いなくNBA最高のスターティングファイブだと言える豪華さです。

3年連続オールNBA1stチーム入りし、パリオリンピックで金メダルを獲得した(ちょっと出番は少なかったですが)ジェイソン・テイタム。

攻守ともに優れた万能戦士(ちょっと文句は多いですが)ジェイレン・ブラウン。

ともにパリオリンピックで金メダルを獲得した、NBAトップのディフェンシブガードコンビ、ドリュー・ホリデー&デリック・ホワイト。

そして221㎝の高さがありながら3ポイントシュートの雨をふらせ、ディフェンスではゴールに蓋をするユニコーン、クリスタプス・ポルジンギス。

攻守にすぐれたスターティングファイブには、正直穴がみあたりません。

この5人に加え、ベテランビッグマンのアル・ホーフォード、小柄ながら強気なプレーで勢いを与えるペイトン・プリチャード、ドラフト外から高いシュート力を武器にブレイクしたサム・ハウザーなど、ベンチ陣も充実しています。

今年のNBAファイナルを制したセルティックスは、この夏、戦力の維持につとめました。

イースタンカンファレンスのチームがトレードで戦力アップをはかる中、セルティックスは大きな動きをみせることなく、選手との再契約をむすぶことに全力をそそいだのです。

セルティックスがむすんだ特に大きな契約は、2つ。

ジェイソン・テイタム 
5年 3億1400万ドル(約505億5400万円 1㌦=161円)


デリック・ホワイト
4年 1億2390万ドル(約199億4790万円 1㌦=161円)

すごい時代になったものです。

テイタムの契約は、NBA史上最高額となるスーパーMAX契約。

契約した時の為替でいくと、1年で100億円を超える、すさまじい契約です。

昨年ジェイレン・ブラウンと5年3億400万ドルのスーパーMAX契約をむすんでいるセルティックスは、テイタム&ブラウンのコンビで王朝をつくる覚悟を決めたといえるでしょう。

GMのブラッド・スティーブンスがつくりあげてきた理想のチームが、ついに完成したのです。

問題はケガだけですね。

特にポルジンギス。

2023-24シーズンは82試合のうち出場は57試合。

プレーオフでも、19試合のうち7試合にしか出場できませんでしたが、ポルジンギスが健康な時の破壊力は半端ないです。

健康面を考えると、パリオリンピックでジェイソン・テイタムの出番が少なかったことも、ポジティブにとらえることができるかもしれませんね。

本人は悔しそうでしたが、新シーズンでその鬱憤をはらしてほしいものです。

圧倒的な強さで優勝した2023-24のメンバーを維持したまま新シーズンをむかえるセルティックスは、優勝候補筆頭まちがいなしでしょう。

優勝候補② フィラデルフィア・76ers

2023-24シーズン成績
47勝35敗(イースタンカンファレンス7位)
平均得点 114.6(リーグ全体15位)
平均失点 111.5(リーグ全体9位)

最終結果 プレーオフ1stラウンド敗退

昨シーズンの76ersは、成長と限界を感じさせるシーズンでした。

ジェームズ・ハーデンの移籍騒動で混迷の中スタートした2023-24シーズンでしたが、シーズン前半はジョエル・エンビードが絶好調。

平均35得点を超えるペースで得点を量産し、エンビードの2年連続のMVPは間違いなしと言われていました。

そしてハーデンの穴を埋めたのが、4年目(現在23歳)の若きスコアリングガード、タイリース・マキシー。

ハーデンが抜けたポイントガードの座につくと、マキシーは平均25得点を超える得点力に加え、6.2アシストと(前年は3.5アシスト)ゲームメイクにも大きな成長をみせます。

2人の活躍で、76ersは25試合を終えた時点で17勝8敗と、すばらしいスタートきることに成功しました。

しかし、徐々に膝の痛みでエンビードの欠場がふえてくると、76ersは勢いを失っていきます。

そして運命の現地時間1月30日に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦。

この時すでに12試合を欠場していたエンビードは、膝の痛みをおして3試合ぶりに出場しましたが、ウォリアーズのジョナサン・クミンガと交錯し、左膝半月板を損傷し、長期離脱となってしまいました。

オールスターに選出されたタイリース・マキシーを中心に奮闘したものの、エンビードが離脱後の29試合を11勝18敗と大きく負けこし、プレーオフ進出も危ぶまれる事態に。

レギュラーシーズン最後にエンビードは復帰し、チームも9連勝でフィニッシュしたため、なんとかイースタンカンファレンス第7シードの座を獲得します。

プレーイントーナメントでマイアミ・ヒートに勝利し、プレーオフ1回戦に進みますが、ニューヨーク・ニックスに2勝4敗で敗れ、シーズンを終えました。

この結果をうけ、76ersのフロントは大きな決断をします。

健康であれば圧倒的な存在であるジョエル・エンビードと、最も成長した選手に贈られるMIPを受賞したタイリース・マキシー、二人を中心に優勝を目指すため、勝負をかけたのです。

76ersがこの夏獲得した主な選手
クリッパーズ
ポール・ジョージ G/F 203㎝
ヒート
ケイレブ・マーティン F 196cm
サンズ
エリック・ゴードン SG 191㎝
ブルズ
アンドレ・ドラモンド C 208㎝

この夏NBAでもっとも積極的に補強を行ったチームは、76ersで間違いないでしょう。

特にオールスター常連のポール・ジョージ獲得は大きいですね。

クリッパーズからFAになったポール・ジョージを、4年2億1200万ドル(約318億円 1㌦=150円)という大金で獲得しました。

シュート力が高く、ドライブからのフィニッシュ能力にも優れたポール・ジョージは、ボールを独占するタイプでもないため、エンビードやマキシーとの相性もよいと思われます。

ディフェンス力も高く、能力的には誰もが認める選手ですが、ポール・ジョージの問題は健康面。

現在34歳のポール・ジョージに、4年の莫大な契約をわたすことに大きなリスクがあると考えるのは当然です。

それでもジョエル・エンビードが30歳となった今勝負をかけるには、大きな賭けにでる必要があったのです。

ポール・ジョージの2023-24シーズンのスタッツは、平均22.6得点 5.2リバウンド 3.5アシスト FG47.1% 3P41.3%。

エンビード&マキシー&ポール・ジョージの新ビッグ3は、王者ボストン・セルティックスの脅威になると思います。

ケガさえなければ・・・。

ポール・ジョージ以外の加入選手たちも、優秀なロールプレイヤーばかり。

チームを去ったトバイアス・ハリスやバディ・ヒールドなどもいい選手でしたが、昨シーズンより76ersが強くなったことは間違いないですね。

優勝候補③ ニューヨーク・ニックス

2023-24シーズン成績
50勝32敗(イースタンカンファレンス2位)
平均得点 112.8(リーグ全体19位)
平均失点 108.2(リーグ全体2位)

最終結果 プレーオフカンファレンスセミファイナル敗退

個人的に一番注目しているのがニューヨーク・ニックス。

長い間弱小チームの代表だった名門ニックスですが、昨シーズンはイースタンカンファレンス2位でプレーオフに進み、カンファレンスセミファイナルでインディアナ・ペイサーズに第7戦で敗れるまで、熱い戦いをみせてくれました。

なんといっても驚かされたのは、現代バスケでは考えられない戦術。

トム・シボドーHCは主力プレイヤーの出場時間をとにかく酷使する「酷シボドー」スタイルで、勝利を重ねます。

特に大事な試合では、主力を40分以上出場させるのはあたりまえ。

プレーオフでの平均出場時間をみてみると、ジョシュ・ハート42.2分、ジェイレン・ブランソン39.8分、ドンテ・ディビンチェンゾ35.8分・・・。

さすがにこれでは壊れてしまいますよね。

実際にペイサーズと戦ったカンファレンスセミファイナルでは、エースのブランソンやOG・アヌノビーらのケガによって、第7戦で自滅してしまいました。

ビラノバ大学優勝メンバーの3人(ジェイレン・ブランソン、ジョシュ・ハート、ドンテ・ディビンチェンゾ)のタフさに頼ったチーム造りには限界があるため、オフにはきっと選手層をあつくするため、優秀なロールプレイヤーの補強を行うと思っていました。

しかし、その予想は大きくはずれます。

トム・シボドーHCとニックスのフロントは、酷使できるタフなビラノバ大学優勝メンバーを、さらにもう一人獲得することに成功したのです。

ニューヨーク・ニックスとブルックリン・ネッツの間で行われたトレードの内容をまとめます。

ニックス獲得
ミケル・ブリッジス
ドラフト2巡目指名権(2026)


ネッツ獲得
ボーヤン・ボグダノビッチ
ドラフト1巡目指名権×4(2025 2027 2029 2031)※プロテクトなし
ドラフト1巡目指名権(2025)※プロテクトあり バックスより
ドラフト2巡目指名権(2025)
ドラフト指名権スワップ権(2028)

ニックスは未来を投げうって、今に勝負をかけました。

昨年行われたバスケワールドカップアメリカ代表でも活躍した、鉄人ミケル・ブリッジスを獲得するために払った代償は莫大なものです。

それでもトレードを敢行したのは、今が優勝する最大のチャンスだと考えたからでしょう。

つまり「酷シボドースタイルを追求する」ことに完全に舵をきるのではないでしょうか。

ミケル・ブリッジスは当然のように昨シーズン82試合すべてに出場した鉄人です。

2022-23シーズンには、1シーズン83試合出場の珍記録もつくっています。

シーズン途中にフェニックス・サンズからブルックリン・ネッツに移籍したため、試合日程の関係で1試合多くプレーしたのです。

ある意味トム・シボドーHCのスタイルからみて、理想的な選手といえるでしょう。

しかもブリッジスはビラノバ大学時代、現在ニックスの主力メンバーであるジェイレン・ブランソン、ジョシュ・ハート、ドンテ・ディビンチェンゾとともに、2016年のNCAAトーナメントで優勝を経験しています。

チームワークはNBAでもトップクラスとなるでしょう。

昨シーズン活躍したセンターのアイザイア・ハーテンシュタインはオクラホマシティ・サンダーに去っていったものの、流出濃厚とみられていたOG・アヌノビーとの再契約も無事にはたしたニックスは、最も魅力的なチームのひとつになりました。

昨シーズン平均28.7得点 6.7アシスト 3P40.1%を記録した、エースのジェイレン・ブランソンを中心としたビラノバカルテットの破壊力を楽しみにしましょう。

肩のケガから復帰してくるジュリアス・ランドルもいますし。

問題は層がうすくなったセンターだけですね。

ただしニックスの成功は、ケガによる離脱の有無にかかっているのですが・・・。

正直シボドーHCには、起用法をもうちょっと考えてほしいんですけどねえ・・・。

優勝候補④ オーランド・マジック

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2023-24シーズン成績
47勝35敗(イースタンカンファレンス5位)
平均得点 110.5(リーグ全体24位)
平均失点 108.4(リーグ全体3位)

最終結果 プレーオフ1stラウンド敗退

2023-24シーズン、イースタンカンファレンスで最も躍進したチームが、このオーランド・マジックでしょう。

現在21歳のパオロ・バンケロと22歳(8月27日で23歳になりますが)のフランツ・バグナーのWエースの活躍と、ジェイレン・サッグスを中心とした強力なチームディフェンスで、4年ぶりのプレーオフ出場をはたしました。

NBAを代表する弱小チームだったオーランド・マジックですが、ここ数年でドラフト指名した若手選手たちが成長し、チーム力アップに成功しています。

開幕からの20試合を、9連勝を含む14勝6敗とし、波に乗ると、その後ややペースダウンしながらも47勝35敗と大きく勝ち越し、第5シードでプレーオフに進みました。

プレーオフ1stラウンドでは、2連敗スタートながら最終第7戦までもつれこむ激闘を演じています。

残念ながら最後は経験値のあるクリーブランド・キャバリアーズの前に力尽きてしまいましたが、可能性を感じさせてくれたシーズンでした。

ロールプレイヤーも充実しているマジックですが、中心はパオロ・バンケロ、フランツ・バグナー、そして昨シーズン大きく成長したジェイレン・サッグス。

パオロ・バンケロはレギュラーシーズン平均22.6得点 6.9リバウンド 5.4アシストを記録。

ベテランのような落ち着いたプレーをみせていますが、まだNBA2年目を終えたばかりの21歳です。

スタッツ的にはルーキーシーズンからアシストを大きく伸ばしています(3.7⇨5.4)。

今後ヨキッチやドンチッチのように、トリプルダブルを量産するプレイヤーの仲間入りをしていくのかもしれませんね。

パリオリンピックドイツ代表での活躍も記憶にあたらしいフランツ・バグナーも、平均19.7得点 5.3リバウンド 3.7アシストと、オールラウンドな活躍をみせました。

この夏には5年2億2400万ドル(約358億4000万円 1㌦=160円)で契約延長をむすんだフランツ・バグナー。

マジックのフロントの信頼が伝わります。

そして2023-24シーズン、マジックが強くなった原因が、リーグ有数のペリメーターディフェンダーとなったジェイレン・サッグス。

スタッツは平均12.6得点 3.1リバウンド 2.7アシストと特筆すべきものはないのですが、気合満点のディフェンスは、敵チームを混乱におとしいれました。

サッグスのディフェンスがどれだけインパクトがあったのかは、オールディフェンシブ2ndチーム入りがあらわしていますね。

オフェンス面でも苦手としていた3ポイントシュートを39.7%で決めつづけ、最高級の3&Dプレイヤーとして注目されました。

若手が順調に成長し、いよいよイースタンカンファレンスの強豪チームへと躍り出る準備が整った中、来シーズンに向けてマジックのフロントが補強したのは、安定感のあるベテランロールプレイヤーでした。

レイカーズとナゲッツで優勝を経験したベテランシューティングガード、ケンテイビアス・コールドウェルポープ(KCP)と3年6600万ドル(約100億円 1㌦=152円)の大型契約をむすんだのです。

KCPはディフェンス力とシュート力を兼ねそなえた31歳のベテランシューティングガード。

主力が全員20代の若いマジックにおいて、KCPの経験値、リーダーシップがもたらすものは大きいでしょう。

決してスタープレイヤーではありませんが、勝利するためには重要な3&Dの最高峰。

若手の成長が著しい中、優勝経験豊富な3&Dケンテイビアス・コールドウェルポープがラストピースとなれば、万年ドアマットのマジックが頂点をとる、シンデレラストーリーが観られるかもしれません。

優勝候補⑤ インディアナ・ペイサーズ

2023-24シーズン成績
47勝35敗(イースタンカンファレンス6位)
平均得点 123.3(リーグ全体1位)
平均失点 120.2(リーグ全体27位)

最終結果 プレーオフカンファレンスファイナル敗退

昨シーズンのサプライズチーム、インディアナ・ペイサーズ。

タイリース・ハリバートンがアシスト王に輝く活躍をみせ、超攻撃的なチームスタイルを確立しました。

シーズン途中にトロント・ラプターズからパスカル・シアカムを獲得し、さらなる成績アップが期待されましたが、ハリバートンが1月にハムストリングを痛めた影響でスランプにおちいり、3月にはベネディクト・マサリンのケガもあり、イースト6位に終わります。

しかしプレーオフでは1stラウンドでヤニス・アデトクンボ不在のミルウォーキー・バックスを下すとカンファレンスセミファイナルではニューヨークとの第7戦までもつれる激戦を制し、カンファレンスファイナルへ。

勢いにのったままボストン・セルティックスとのカンファレンスファイナルに進んだペイサーズは、第1戦勝利に手をかけながら、残り8秒でセルティックスのジェイレン・ブラウンに同点3ポイントを決められ、延長戦で敗れてしまいました。

第2戦でハリバートンが左ハムストリングを再び痛め離脱すると、第3戦、第4戦もおとし、スウィープ負けを喫してしまいます。

残念な最後をむかえましたが、ハリバートンの離脱後は2年目のガード、アンドリュー・ネムハードが大爆発。

第3戦で32得点 4リバウンド 9アシスト FG57.1% 3P57.1%、第4戦では24得点 6リバウンド 10アシスト FG55.6% 3P50.0%の超絶パフォーマンスで、王者セルティックスをあと一歩まで追い込み、明るい未来を予感させてくれました。

この夏ペイサーズのフロントは、昨シーズンの躍進に自信を深め、戦力を維持する方針をうちだします。

1月にラプターズから加入し、シーズン終了後FAとなったパスカル・シアカムと4年総額1億8950万ドル(約300億円 1㌦=158円)で再契約。

そのほかは大きな動きはなく、ベネディクト・マサリンやタイリース・ハリバートンらの復帰による、戦力アップに期待するシーズンとなります。

ポイントガードにエースのハリバートン。

シューティングガードにアンドリュー・ネムハードとベネディクト・マサリン。

スモールフォワードにはアーロン・ネスミス。

パワーフォワードにシアカム、センターにはマイルズ・ターナー。

伸びしろのある選手たちをまとめるのは、名将リック・カーライル。

ロマン枠として、ピストンズからジェームズ・ワイズマンを獲得したのも、個人的には楽しみですね。

2024-25シーズンも、圧倒的な攻撃的バスケで、旋風をまきおこしてほしいチームです。

その他のチーム

今回、優勝候補5チームをあげましたが「なぜこのチームが入っていないのか?」と思われたチームがあるでしょう。

ミルウォーキー・バックスとクリーブランド・キャバリアーズ。

どちらも、優勝争いできるだけの戦力は意地していると思います。

2023-24シーズン開幕前、ヤニス・アデトクンボ擁するバックスは、優勝するために変化を求め、ポートランド・トレイルブレイザーズのエースだったデイミアン・リラードを獲得したものの、伸び悩みました。

得点力はアップしたものの、ディフェンス面が大きく低下。

2021年の優勝に大きく貢献したドリュー・ホリデーを放出してまで獲得したリラードでしたが、フィットしたとはいえませんでしたね。

放出したホリデーがセルティックスを優勝に導いたことも、バックスへのバッシングにつながっています。

主力選手たちの高齢化も、優勝候補から外した大きな要因です。

ヘッドコーチのドッグ・リバースが優勝する場面を想像できないんですよね(笑)。

クリーブランド・キャバリアーズは、バックスよりも伸びしろはあると思います。

スーパーエースのドノバン・ミッチェルを筆頭に、ダリアス・ガーランド、エバン・モーブリー、ジャレット・アレンと、才能のある若手の宝庫です。

正直優勝争いをするべきチームだと思うのですが、どうもチーム方針がぶれている気がするんですよねえ。

昨シーズンはケガで主力を欠く期間が長かったものの、48勝34敗、イースタンカンファレンス4位でプレーオフに進出。

1stラウンドでは勢いのあるマジックを破ったものの、ケガでジャレット・アレンを欠き、ドノバン・ミッチェルも3試合を欠場したカンファレンスセミファイナルで、セルティックスを倒すことはできませんでした。

それでも、キャブスは正しい道をすすんでいると思っていました。

しかしシーズン終了後に、キャブスのフロントはヘッドコーチのJB・ビッカースタッフを解雇。

昨シーズンゴールデンステイト・ウォリアーズのアシスタントコーチをつとめた、ケニー・アトキンソンを新ヘッドコーチとして招聘したのです。

パリオリンピックでフランス代表のアシスタントコーチをつとめたアトキンソンヘッドコーチですが、はたしてキャブスを正しく導くことはできるのか?

ジャレッド・アレンやダリアス・ガーランドの移籍話が飛びかっているのも「フロントがリークしているのでは?」とも思ってしまいます。

オーランド・マジックやインディアナ・ペイサーズのような「このチームでいく」という信念がどうもみえないんですよね。

ということで、バックスとキャブスの強豪2チームは、今回外してしまいました。

まとめ

今回は2024-25シーズンのイースタンカンファレンスのチームの中から、NBAを35年間観つづけてきたわたくしリトルが選ぶ、優勝候補5チームをまとめました。

いやあ、シーズン前の予想は楽しいですねえ。

シーズンが終わったころに、この記事をみて「よっしゃ、当たった!」となるのか「うわ、恥ずかしっ!」となるのか。

とにかく早く10月22日(日本時間23日)の開幕日を、指折りかぞえて待ちましょう。

次回は強豪がそろうウエスタンカンファレンスの優勝候補について語りたいと思います。

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