【おっさん軍団】クリッパーズはカワイ、ハーデン、ビール、クリポで勝てるのか?

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2025-26シーズンに向けて、各チーム積極的な補強を行っています。

特に目立っているのが、ヒューストン・ロケッツと、ロサンゼルス・クリッパーズですね。

昨シーズン若手の活躍で大躍進をとげたロケッツは、優勝に向けてベテランスーパースターのケビン・デュラントを獲得。

その後もドリアン・フィニー・スミスやクリント・カペラなど実績のあるベテランを獲得し、一気に優勝候補にあげられるチームになっています。

若手とベテランの融合という理想的な強化を行ったロケッツに対し、クリッパーズはベテランチームにベテランスターを追加投入する、大きな賭けに出ました。

今回は、大きな賭けに出たロサンゼルス・クリッパーズについて、語っていきたいと思います。

それではレッツラ・ゴー!

目次

2025オフ クリッパーズの動き

クリッパーズは2024-25シーズン、カワイ・レナード、ジェームズ・ハーデン、ノーマン・パウエルの30代トリオを中心に戦い、50勝32敗を記録。

28歳のイビツァ・ズバッツも自身のベストシーズンを過ごし、プレーオフではデンバー・ナゲッツ相手に第7戦まで持ち込む健闘をみせました。

おおいに可能性を感じさせてくれたクリッパーズは、シーズン終了後に大きく動きます。

主な獲得選手は、ブルック・ロペス、ジョン・コリンズ、そしてブラッドリー・ビール&クリス・ポールの元スーパースターコンビです。

詳しくみていきましょう。

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動き①ブルック・ロペス獲得

クリッパーズがまず獲得したのが、イビツァ・ズバッツのバックアップをつとめるセンターでした。

ブルック・ロペスはシュート力とディフェンス力を兼ねそなえた216㎝ 127㎏の巨漢センターです。

2013年にはオールスターに選出されるなど、トップセンターとして長年活躍を続けてきたロペスは、2018-19シーズンからはミルウォーキー・バックスでプレー。

ヤニスの相棒として2021年のNBA優勝に大きく貢献しました。

しかしNBAトップクラスの3&Dセンターとして活躍をつづけてきたロペスも、現在37歳。

現役生活も終わりに近づいています。

この夏完全FAとなったロペスは、7シーズンを過ごしたバックスを去る決断を下し、2年1800万ドル(約27億円 1㌦=150円)の好条件を提示したロサンゼルス・クリッパーズへの移籍を決めました。

昨シーズンまで常にスターターとして出場してきたロペスですが、クリッパーズではズバッツのバックアップセンターを務めることに、異存はないようです。

「チームの勝利に貢献したいだけ」

「僕とズー(ズバッツ)はお互いに助けあえると思う。ペイントエリアを支配できるし、オフェンスでも彼がペイントエリアで暴れまわるためのスペースを僕が提供できる」

「それ(ベンチからの出場)が僕の役割だとチームが判断すれば、何であれ全力で取り組むよ。今までやったことがなくても、得意じゃなくても、努力をしてそのプレーをものにしてみせる。そうやってチームの勝利に貢献するんだ」

インタビューで力強く思いを語ったロペスは、自身2度目のNBA優勝に向けて、決意を新たにしています。

昨シーズンのロペスのスタッツは・・・

2024-25 ブルック・ロペス スタッツ
80試合 31.8分出場
13.0得点 5.0リバウンド 1.8アシスト 1.9ブロック
FG50.9% 3P37.3% FT82.6%

大ベテランでありながら、80試合に出場し、高いシュート成功率とブロックを記録しているロペスは、クリッパーズにとって大きな戦力アップになるでしょう。

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動き②パウエルとコリンズのトレード

昨シーズンオールスター級の活躍をみせた32歳のノーマン・パウエルは、クリッパーズの快進撃の立役者となりました。

カワイ・レナードがケガで欠場を続けたシーズン前半で高得点試合を連発。

シーズン終盤にはケガもあり、やや勢いを失ったパウエルですが、前年より平均得点を7.9点アップ(平均21.8得点)し、NBA10シーズン目にしてベストシーズンを過ごしました。

3ポイントシュートを41.8%の高確率で決めつづけ、チームに広大なスペースを与え、ディフェンスも優秀。

クリッパーズの救世主となったパウエルですが、活躍したことによって大きな問題も発生しました。

2021年の夏に結んだ5年9000万ドル(約99億円 1㌦=110円 当時)の契約が、来シーズンで切れるため、新しい契約を提示する必要がありましたが、昨シーズンの活躍によって、パウエルの市場価値が上がってしまったのです。

シーズン終盤にケガで調子を落としたこともあり、クリッパーズのフロントはパウエルの放出を決断します。

後述するブラッドリー・ビール獲得が、水面下で進んでいたこともあるのでしょうね。

パウエルを放出した3チーム間トレードの内容をまとめると・・・

クリッパーズ獲得
ジョン・コリンズ(⇦ジャズ)


ヒート獲得
ノーマン・パウエル(⇦クリッパーズ)


ジャズ獲得
カイル・アンダーソン(⇦ヒート)
ケビン・ラブ(⇦ヒート)
ドラフト2巡目指名権(⇦クリッパーズ)

いや、ジャズ・・・。

クリッパーズは206㎝のパワーフォワード、ジョン・コリンズを獲得。

27歳のコリンズは、2017年のNBAドラフト1巡目全体19位でアトランタ・ホークスに指名されると、翌年に加入したトレイ・ヤングの相棒として活躍を続けてきました。

昨シーズンはユタ・ジャズに移籍し、1試合平均19.0得点 8.2リバウンドを記録。

インサイドのみならず3ポイントシュートも39.9%と、高確率で決めることができる選手です。

コリンズを獲得したことで、昨シーズン主にパワーフォワードとしてプレーしたカワイ・レナードを、本来のスモールフォワードとして使えるのは、クリッパーズにとって大きいですね。

コリンズの契約は、5年1億2500万ドル(約190億円 1㌦=152円)と大きいものの、2025-26シーズンが契約最終年。

来シーズンサラリーを大きく空けることができることも考えると、クリッパーズにとっていいトレードだったと思います。

パウエルとコリンズのトレードには、賛否両論あがっていますが、わたくしリトルは「仕方なかったんじゃね?」と思っています。

現在のNBAにおいて、サラリーの問題は死活問題です。

昨シーズン大活躍したパウエルが、このままオールスター級のシーズンを続ける保証はまったくありません。

その中で32歳のパウエルに「数年間チームの経営を圧迫する大きな契約を渡すことはできない」というクリッパーズのフロントの判断は、正しかったと思います。

昨シーズンの活躍でいうと パウエル>コリンズ となりますが、インサイドを強化する意味では、ましてやシューティングガードにブラッドリー・ビールを獲得した今となっては、よいトレードだったと評価できるのではないでしょうか?

ちなみに、昨シーズンのコリンズとパウエルのスタッツをみてみると・・・

2024-25 ジョン・コリンズ スタッツ
40試合 30.5分出場
19.0得点 8.2リバウンド 2.0アシスト 1.0ブロック
FG52.7% 3P39.9% FT84.8%


2024-25 ノーマン・パウエル スタッツ
60試合 32.6分出場
21.8得点 3.2リバウンド 2.1アシスト 1.2スティール
FG48.4% 3P41.8% FT80.4%

出場試合は少ないものの、コリンズも決して悪くないスタッツを高い効率で残しています。

ユタ・ジャズというドアマットチームで残した数字は、多少割り引いて考える必要がありますが、206㎝の高さがあり、パワーフォワードであること、カワイ・レナードをスモールフォワードでプレーさせられることを考えると、十分期待できる選手だと思います。

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動き③ ブラッドリー・ビール獲得

2023年の夏、クリス・ポール、ランドリー・シャメット+複数のドラフト2巡目指名権とのトレードで、ワシントン・ウィザーズからフェニックス・サンズへ移籍したブラッドリー・ビール。

当初からケビン・デュラント、デビン・ブッカー、2人のスコアラーとの共存を疑問視するファンが多かったスーパースタートリオでしたが、怪我が多く、3人そろってプレーする時間が少ない状態でした。

昨シーズンサンズは、ウエスタンカンファレンス11位とプレーイントーナメントに進出することもできず。

NBAでもっとも高いサラリーを支払いながら、結果を出せなかったサンズは、ケビン・デュラントをロケッツへ放出し、「ビッグ3」の解体をすすめます。

ブラッドリー・ビール放出も模索したサンズでしたが、2年1億1000万ドル(約165億円 1㌦=150円)の莫大なサラリーを引き受けてくれるチームはなく、さらにビールにはトレード拒否権があるため、トレードをまとめることは不可能でした。

そこでサンズはビールと交渉し、現在残っている2年1億1000万ドルの契約のうち、約1390万ドル(約20億8500万円 1㌦=150円)を放棄させる形とし、この先5年間に分割して残りのサラリーを支払うことで契約解除することに成功。

サンズとしてはなんとしてもビールを放出し、サラリーキャップのセカンドエプロンを下回りたかったのです。

ビールとしては、何もしなくても5年間毎年28億円以上のお金がはいってくるのですから、悪い話ではなかったでしょう。

さすがに1年80億以上のサラリーでは高すぎたビールでしたが、適正価格で考えると、まだまだシュート効率の高い優秀なスコアラー。

獲得を目指したチームの中からビールが選んだのは、当初の予想どおりロサンゼルス・クリッパーズでした。

ビールは2年総額1100万ドル(約16億5000万円)でクリッパーズと契約を結びます。

サラリーは大きく落ちましたが、とりあえずサンズから5年間は28億円のサラリーが入ってきますからね。

クリッパーズにとっては、ノーマン・パウエルが去り心配された得点力を、補ってあまりあるトレードになったと思います。

昨シーズンのブラッドリー・ビールのスタッツは・・・

2024-25 ブラッドリー・ビール スタッツ
53試合 32.1分出場
17.0得点 3.3リバウンド 3.7アシスト 1.1スティール
FG49.7% 3P38.6% FT80.3%

ケガが多く53試合の出場にとどまり、慣れない6thマンの役割を受け15試合をベンチから出場。

難しい役割ながら、まずまずの高確率で平均17.0得点をあげています。

年俸約8億円の選手と考えると、超優秀なスコアラーといえるでしょう。

さすがに昨年までの年俸約75億円の場合、おおいに叩かれても仕方のない成績ではありますが。

今年のクリッパーズには、カワイ・レナード、ジェームズ・ハーデン、イビチャ・ズバッツ、ジョン・コリンズと平均20得点を期待できる選手がそろっています。

ビールの精神的な負担も少なく、のびのびとプレーできるのではないでしょうか。

また、ケガの多いカワイ・レナードが休んだ試合では、ビールの得点力が必要になることもあるでしょう。

ブラッドリー・ビール獲得は、クリッパーズ大躍進の最大の要因となるかもしれません。

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動き④ クリス・ポール獲得

この夏、FAである意味もっとも注目されていたのが、クリス・ポールでした。

来季キャリア21シーズン目をむかえる、超ベテランポイントガードには、ダラス・マーベリックス、ミルウォーキー・バックス、シャーロット・ホーネッツなど、多くのチームが興味を示していると報道されていましたが、ポールが選んだのは、かつて活躍したロサンゼルス・クリッパーズでしたね。

NBAオールスターゲームに12回出場し、MVPを1回受賞。

オールNBA1stチームに4度、2ndチームに5度、3rdチームに2度選出され、オールディフェンシブ1stチームにも2度選出されているレジェンドポイントガードです。

NBAのアシスト王に5回、スティール王に6回、フリースロー成功率でも2021年にNBAのトップに立ち、総アシスト数はジョン・ストックトンに次ぐ歴代2位。

総スティール数もストックトンに次ぐ歴代2位と、数々の記録を打ち立ててきたポールも、すでに40歳。

おそらく2025-26シーズンがラストシーズンになると言われています。

昨シーズンはサンアントニオ・スパーズで若手を指導したポールでしたが、現役最後に優勝できるチームでのプレーを希望しました。

もっとも積極的に戦力補強に動いている優勝を狙える強豪、みずからが最も輝いていた2011-17の6シーズン過ごした古巣、そして家族が暮らすロサンゼルスにある球団。

ラストシーズンをむかえるポールにとって、もっとも条件のよいチームがクリッパーズだったのです。

前回所属していた時には、ブレイク・グリフィンやディアンドレ・ジョーダンにアリウープパス(ロブパス)を次々と供給し、豪快なプレーを演出していたポール。

長年NBAのお荷物チームだったクリッパーズを、エキサイティングな「ロブシティ」と呼ばれる人気球団に変えたのが、司令塔のクリス・ポールだったことは間違いありません。

ただ、レギュラーシーズンでは圧倒的な活躍をみせながら、プレーオフでは大事なところでケガによる離脱をくりかえしていたのも事実です。

現在クリッパーズのポイントガードはジェームズ・ハーデン。

長年スターターでの出場にこだわってきたクリス・ポールですが、来シーズンはバックアップポイントガードの役割を受け入れていると言われています。

ベンチからクリス・ポールが出てくるのは、相手チームにとってはイヤでしょうね。

歴代トップクラスの司令塔がベンチに控えているのは、クリッパーズにとって、大きなアドバンテージになると思います。

昨シーズン強豪デンバー・ナゲッツを第7戦まで追いつめたクリッパーズは、最終戦、ポイントガードのハーデンが13アシストを記録したものの、シュート成功率25%で7得点に終わり、敗れ去りました。

ハーデンが不調におちいったときに、もし経験豊富なクリス・ポールがいたら・・・

結果はちがったかもしれませんね。

プレーだけでなく、メンターとしても活躍が期待されるクリス・ポールは、予想以上にクリッパーズに良い影響をあたえるかもしれません。

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おっさん軍団クリッパーズは優勝できるのか?

この夏大型補強を行ったクリッパーズに対する評価は、おおきく割れています。

ネームバリュー的には、トップクラスのスター選手がそろったものの、やはり問題はその年齢ですね。

加入した選手の中で、27歳(9月23日で27歳)のジョン・コリンズはよいとして、ブルック・ロペスが37歳。

ブラッドリー・ビールが32歳で、クリス・ポールが40歳。

昨シーズンからの主力選手をみても、カワイ・レナードが34歳、ジェームズ・ハーデンが35歳(8月26日で36歳)、二コラ・バトゥームが35歳、ボグダン・ボグダノビッチが32歳(8月18日で33歳)と30代の主力が多い状態です。

若手と言われる選手たちも、イビツァ・ズバッツ28歳、クリス・ダン30歳、デリック・ジョーンズJr.28歳と、決して若くはありません。

昨シーズン優勝したオクラホマシティ・サンダーをみてもわかるとおり、現代バスケは「ペース&スペース」が重要視されています。

・激しいプレッシャーをかけボールを奪い、速攻にもちこみ、ガンガン効率よく得点をあげる。

・コート全体を広く使い、広大なスペースをつくり、ディフェンスを分散させることで、3ポイントシュートやドライブでの得点をあげやすくする。

「ペース&スペース」の戦術で戦うには、クリッパーズの選手たちは年を取りすぎていますね。

サンダーの主力は、エースのシェイ・ギルジャス・アレキサンダーとアイザイア・ハーテンシュタインが現在27歳、ルーゲンツ・ドートが26歳、ジェイレン・ウイリアムズが24歳、チェット・ホルムグレンは23歳と若い選手たちがそろっています。

主力でもっとも年齢が高いアレックス・カルーソ(30歳)が、激しいディフェンスでペース&スペースを体現していますから、まったく穴がありません。

クリッパーズが優勝するためには、サンダーのような激しいバスケに対抗する、確実なセットオフェンスと経験を生かした先を読むディフェンスが必要です。

走りあいでは、元気な若いチームに絶対に勝てませんからね。

クリッパーズには経験豊富なスター選手たちがそろっています。

オールスター出場歴のある選手は、カワイ・レナード(6回)、ジェームズ・ハーデン(11回)、ブラッドリー・ビール(3回)、ブルック・ロペス(1回)、そしてクリス・ポール(12回)。

あらためてみると、とんでもないメンバーです。

今流行のペース&スペースにおっさん軍団クリッパーズが対抗するには、やはりスターパワーが必要ですね。

相手の激しいディフェンスに屈しない個の力と、選手一人ひとりの強みを生かした確実なプレーができれば、クリッパーズは優勝を目指せるだけのメンバーがそろっていると思います。

特にエースのカワイ・レナードは、いまだに攻守ともにNBAトップクラスの実力をもっています。

ケガさえなければ・・・。

そうです、おっさん軍団の最大の懸念点は、ケガなんです。

昨シーズン45試合を欠場したレナードは、もっとも計算が立たないスター選手かもしれませんね。

レギュラーシーズンは37試合の出場にとどまったものの、ひさしぶりに健康体でむかえたプレーオフ1stラウンドでは、7試合すべてに出場。

平均37.9分の出場で25.0得点 7.6リバウンド 4.7アシスト 1.1スティールを記録し、まだまだ特別な選手であることを証明しました。

エースのレナードのまわりに、司令塔のジェームズ・ハーデン、シューターのブラッドリー・ビール、パワーフォワードのジョン・コリンズ、昨シーズン大きく成長したセンターのイビツァ・ズバッツがそろうスターターは超強力です。

ベンチにはクリス・ポール、ブルック・ロペス、そしてディフェンスと豪快なダンクでチームに勢いを与えるデリック・ジョーンズJr.が控えているクリッパーズは、ケガさえなければ本当に優勝してもおかしくないチームだと思います。

ただおっさん軍団がケガなくシーズンを乗りきれるとは、とても思えないんですよね。

2025-26シーズンのクリッパーズは、優勝してもおかしくない豪華なチームですが、その確率はかなり低いというのが、わたくしリトルの予想です。

それでもワクワクさせてくれるチームであることは間違いないですけどね。

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まとめ

今回は、この夏積極的な強化をおこない注目されている、ロサンゼルス・クリッパーズについて語りました。

あまりにも高齢すぎると批判もあつまっているクリッパーズですが、成功した時の天井は、とんでもなく高いと思います。

今回はケガの心配がありすぎて、優勝は難しいのでは・・・と語ってきましたが、正直クリス・ポールが優勝して引退する未来をみてみたいのが本心です。

たとえレギュラーシーズンにケガ人が出ても、なんとかプレーオフに進むことさえできれば、やってくれそうなメンバーがそろうクリッパーズ。

2025-26シーズンの台風の目になることを期待します!

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