はじめに
はじめまして。リトルと申します。
NBAファン歴34年のおっさんです。
バスケを32年続けてきましたが、試合中の怪我でプレイできなくなってしまいました。
ヘルニアが元気よく飛び出してきて、僕の一番の楽しみを奪っていったのです。
こうなったらあとは観て楽しむしかない!
と、以前にもましてNBAに夢中になっています。
昔はNBAに夢中だったのに、今は全然観なくなった。そんな人たちに、今のNBAの楽しさを伝えられたらいいなと思います。
今のNBAを思うぞんぶん楽しんでいる若いファンには、昔の熱狂をつたえていけるようがんばります!
詳しいことは是非プロフィールをご覧ください。
最初の記事は、やっぱりジョーダン?と思いましたが、現在カンファレンスセミファイナルを戦っているチームについてまとめていきたいと思います。
第1回は、34年間ずっと応援しているゴールデンステイト・ウォリアーズです。
ウォリアーズの歴史(近年)
後述の「過去の名選手」で解説している「RUN TMC(ティム・ハーダウェイ、ミッチ・リッチモンド、クリス・マリン)」が解体となったあと、弱小チームとして長い期間を過ごしたウォリアーズ。
2009年にステフィン・カリー(ドラフト7位)、2011年にクレイ・トンプソン(ドラフト11位)、2012年にドレイモンド・グリーン(ドラフト35位)をドラフトで獲得し、現在のチームの基礎が築かれます。
2012-13年にプレイオフに復活し、カンファレンスセミファイナル進出。
しかし2013-14年のプレイオフでは1回戦でクリッパーズに敗退。
第7戦で敗れる紙一重の戦いでした。
敗退後、衝撃のニュースが飛び込んできました。
GMのボブ・マイヤーズはヘッドコーチのマーク・ジャクソンを解雇し、ヘッドコーチ経験のないスティーブ・カーにチームを託したのです。
この時は正直驚きました。マーク・ジャクソンはチームを注目チームに変え、正しい方向に向かっていると感じていたからです。
我らがシカゴブルズの3ポイントシューター、スティーブ・カーにチームをまとめられるの???と心配しかなかったです。
しかし、その心配は杞憂に終わります。
2014-15シーズン67勝15敗と大躍進したチームは、その勢いのまま優勝までかけのぼってしまいました。
翌2015-16シーズンは、NBA記録となる73勝9敗というとんでもない記録を打ち立てます(それまでの記録は1995-96シーズンのシカゴブルズで72勝10敗)。
しかし、ファイナルでレブロン・ジェームスが率いるクリーブランド・キャバリアーズに1勝3敗からの大逆転で敗れてしまったのです。
ここ数年積極的にチーム改革をしてきたウォリアーズ。
なんと、前年のカンファレンスファイナルで第7戦まで激闘をくり広げたオクラホマシティサンダーから、エースでスーパースターのケビン・デュラントを獲得。
想像のななめ上をいく補強をしてきました。
正直ドン引きしました。
できればウォリアーズに向かっていくデュラントをもう一度観たかった・・・。
2016-17シーズンはレギュラーシーズン67勝15敗。
プレイオフはカンファレンスファイナルまで無敗。
ファイナルでレブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズに4勝1敗と、圧倒的強さで優勝します。
1997-98シーズンのシカゴブルズと2016-17シーズンのゴールデンステイトウォリアーズどっちが強いか論争がたびたび起こるほどの、伝説的チームとなっています(どっちが強いか私の意見はまたの機会で)。
翌年も優勝し、王朝を築いたウォリアーズ。
2018-19シーズン。
3連覇を目指し、57勝25敗のウエスタンカンファレンス1位でレギュラーシーズンを終えたウォリアーズ。
ただし、シーズン序盤にカリーやグリーンがけがで離脱。
シーズン終盤にはデュラントを右ふくらはぎのけがで失うなど、満身創痍のシーズンでした。
それでも危なげなくプレイオフを勝ち進み、ファイナルへと進みます。
対するはトロント・ラプターズ。
エースとしてこの年加入したカワイ・レナードを中心に、劇的な勝利を重ねてきた勢いのあるチームでした。
初のファイナルに進んだ勢いに飲みこまれるかたちで、ウォリアーズは1勝3敗と追い込まれます。
そこで運命の第5戦に、約1か月けがのため離脱していたケビン・デュラントが復帰してきたのです。
しかし、そこからは悪夢が続きます。
デュラントは第2クォーター途中で、アキレス腱を断裂する大けがで退場。
しかしチームは奮起し、大逆転で第5戦を制します。
この勝利で士気のあがったチームをさらなる悪夢が襲うのです。
2勝3敗で挑んだあとのない第6戦。
スプラッシュブラザーズでカリーの相棒であるクレイ・トンプソンが第3クオーター途中で左膝前十字じん帯断裂の大けがを負ってしまったのです。
ダンクにいこうとしたところに、ファールを受け、着地がみだれたための負傷でした。
フリースローを打たずに交代すると、この試合に復帰できないため、一度ロッカールームに向かいかけたトンプソンは突然走ってコートに戻り、フリースローを2本決めたのです。
なおもディフェンスポジションにつく姿をみせましたが、ここで交代をつげられ、もちろん戻ってくることはありませんでした。
2試合続けてチームの顔を失う、衝撃的な光景でした。
試合は大接戦。残り9.6秒で1点ビハインドの状況から、カリーが逆転のスリーポイントを放ちますが、リングに嫌われ、敗れ去りました。
最終スコア110対114。
チャンピオンリングを逃したことより、偉大な二人の選手を失ったことに大きな喪失感を覚えました。
オフシーズンにクレイ・トンプソンは再契約しましたが、ケビン・デュラントはブルックリン・ネッツへと去っていきました。
2019-20シーズンはエースのカリーまでも開幕4戦目で左手人差し指の骨折で長期離脱し、15勝50敗とコロナでの短縮シーズンの中、NBA全体でも最下位に沈んでしまいます。
2020-21シーズン、カリーとトンプソンの復活をファンは期待していましたが、開幕前の練習でトンプソンがアキレス腱を断裂するという悲報がとびこんできました。
それでもカリーの得点王に輝く活躍(1試合平均 32.0点)などで、ウエスタンカンファレンス8位と希望の光がみえたシーズンでもありました。
ただし、プレイオフ参加をかけたプレイイントーナメント(※1)ではロサンゼルスレイカーズ、メンフィスグリズリーズに敗れ、シーズンを終えました。
※1 プレイイントーナメントは、2019年シーズンから取り入れられた。
現在はレギュラーシーズンのカンファレンス①7位と8位のチーム、②9位と10位のチームが対戦(1試合)。
- ①の勝者はカンファレンス7位としてプレイオフに進出。
- ②の敗者はシーズン終了。
- ①の敗者と②の勝者で、カンファレンス8位の座をかけて、対戦する(1試合)。
- 7位、8位のチームにはたまったものではないが、観ているファンにとってはかなり熱い制度である。
そして2021-22シーズン・・・
ゴールデンステイトウォリアーズ今年の成績
53勝29敗(ウエスタンカンファレンス3位)
平均得点 111.0(全体で15位) 平均失点105.5(全体で3位)
今シーズンはなんといってもクレイ・トンプソンの復活とジョーダン・プール、ゲイリーペイトン2世の成長が大きいですね。
前年の39勝33敗から成績を大きくのばしました。
中心選手
ステフィン・カリー (34歳 PG 191㎝) 25.5PPG 6.3APG 5.2RPG
クレイ・トンプソン (32歳 SG 198㎝) 20.4PPG 2.8APG 3.9RPG
ドレイモンド・グリーン (32歳 PF 198cm) 7.5PPG 7.0APP 7.3RPG
ジョーダン・プール (22歳 SG 193㎝) 18.5PPG 4.0APG 3.4RPG
通常2人から3人挙げようと思っていますが、今年はどうしてもプールは外せないため、4人としました。
ジョーダン・プールは2019年のドラフト1巡目28位でウォリアーズに指名され入団。
クレイ・トンプソンが今年の1月9日に復帰(約2年半ぶり)するまでの間、その穴をうめる活躍をつづけます。
昨年の平均得点12.0点から今年は18.5点と大きな飛躍をとげ、ウォリアーズの攻撃の幅をおおきく広げました。
そのほかの選手は、今後選手紹介記事を作っていきたいと思います。
リトルの注目選手
今回のプレイオフに関しての注目選手として、ゲイリー・ペイトン2世をあげていました。
しかし、メンフィスグリズリーズとのカンファレンスセミファイナル第2戦で、左ひじの骨折のため、戦線離脱してしまったのです。
ドラフト外で2016年にNBAの世界に入り、6年間で6チームを渡り歩いた苦労人です。
ようやくウォリアーズでディフェンス能力と爆発的な身体能力から繰り出されるブロックやダンクが認められ、チームにかかせない戦力としてスタメンにも抜擢された矢先の出来事でした。
私たちジョーダン世代のファンからしても、つい応援したくなる選手です。
彼の父親は、シアトルスーパーソニックスなどで活躍し、NBA75周年のオールタイムチーム75人に選ばれたスーパースターであるゲイリー・ペイトンです。
「グローブ」の異名を持ち、NBAの最終週守備選手賞(DPOY)も獲得した父親をもつプレッシャーを乗り越え、たどり着いたプレイオフの舞台で、悔しい離脱となってしまいました。
早期の復帰を心からのぞみます。
その他といってはなんですが、今年オールスターのスタメンにも選ばれたアンドリュー・ウィギンスにも注目しています。
オールスターのスタメンで、MAX契約の選手が脇役あつかいになるところが、このチームの層の厚さですね。
カンファレンスセミファイナル対グリズリーズ 予想
4勝1敗でウォリアーズ
現在2勝1敗でウォリアーズ リード (2022年5月8日現在)
チーム完成度でウォリアーズが勝ちあがるとは思っていましたが、今日の試合でジャ・モラントが膝を痛めてしまい・・・。
選手のけがは本当に勘弁してほしいです。
両チーム万全な状態での熱い戦いをみたいんです!
モラントの無事と、ペイトン2世の早い復活を望みます。
できれば優勝までかけ上ってほしい!
そのためにはカリーの爆発が絶対に必要になります。
どうしてもファイナルで爆発できないイメージがあるカリー。
今年こそ初のファイナルMVPをとってほしいんです!
ゴールデンステイトウォリアーズ 過去の名選手
- ティム・ハーダウェイ 183㎝ PG 通算 17.7PPG 8.2APG 3.3RPG
- ミッチ・リッチモンド 196㎝ SG 通算 21.0PPG 3.5APG 3.9RPG
- クリス・マリン 201㎝ SF 通算 18.2PPG 3.5APG 4.1RPG
- バロン・デイビス 191㎝ PG 通算 16.1PPG 7.2APG 3.8RPG
- モンタ・エリス 191㎝ SG 通算 17.8PPG 4.6APG 3.5RPG
1.ティム・ハーダウェイ、2.ミッチ・リッチモンド、3.クリス・マリンの3人は、その頭文字をとって、「RUN TMC」と呼ばれ、一世をふうびしました。
当時人気だったラップグループRUN DMCをもじってつけられた名前のとおり、とにかく速攻で走りまわり、シュートを打ちまくり、オフェンスで試合を制する。
相手より点をとれば勝てるというわかりやすい戦術で、ジョーダン世代の私たちを熱狂させました。
1990-91シーズン開幕戦 対デンバーナゲッツ戦で記録された 162対158 は、今のオールスターかよ! と突っ込みたくなるとんでもないスコアです。
この試合、ウォリアーズが勝利しましたが、なんと延長なしでこのスコアでした!
ミッチ・リッチモンドのトレードにより、RUN TMCは2年間で解散となりましたが、今でもそのインパクトは、私たちオールドファンの語り草になっています。
4.バロン・デイビスは、ウォリアーズ低迷期に一瞬の輝きを放った2007年のチームのリーダーでした。
モンタ・エリスも当時2年目の若手として所属。
13シーズンぶりにウエスタンカンファレンス8位(42勝40敗)でプレイオフに進出したウォリアーズ。
1回戦の相手は67勝15敗と圧倒的な強さで第1シードを勝ち取ったダラス・マーベリックスでした。
誰もがマーベリックスの勝利を疑っていない中、ウォリアーズが大アップセットを起こします。
この年ギリギリ勝率5割をキープし、プレイオフに滑り込んだウォリアーズは、ラスト10戦で9勝と最高の状態でマーベリックスに挑んでいたのです。
また、当時のウォリアーズのヘッドコーチは、2005年までマーベリックスを指揮していたドン・ネルソンでした。
1試合平均25.0点を記録したバロン・デイビスを中心に、4勝2敗でマーベリックスを倒し、大注目チームとなったウォリアーズは、2回戦のジャズに4勝1敗であっけなく敗れ去り、激動のシーズンを終えました。
2008年オフにデイビスはLAクリッパーズに去り、一瞬の輝きを放ったチームは、再び低迷期を迎えるのです。
5.モンタ・エリスは、スプラッシュブラザーズを中心とした黄金期を迎えるうえで、大きなカギを握る選手です。
バロン・デイビスが去ったあとにエースの座についたのがエリスでした。
2009年のドラフトでステフィン・カリーを全体7位指名で獲得したチームは、思うように結果が出ず、プレイオフに進めない状態が続きます。
2011年にドラフト全体11位でクレイ・トンプソンを獲得したチームは、トレードデッドライン直前に大きな賭けに出ます。
エースのモンタ・エリス+2選手をミルウォーキーバックスに放出し、センターのアンドリュー・ボーガット、スティーブン・ジャクソン(のちにジャクソンはスパーズとトレード)を獲得したのです。
今となっては、大成功のトレードですが、当時はトップスコアラーだったエリスを放出し、NBA選手としてはあまりに線が細かったカリーにチームを任せることに懐疑的な意見が多かったように思います。
また、後に明らかになった事実はファンを震え上がらせるものでした。
当初ウォリアーズのフロントは、エリスではなくカリーを放出しようとしていたのです。
しかし、トレード相手のバックスは怪我がちなカリーを拒否し、エリスを要求。
ウォリアーズ側が折れるかたちで、エリスを中心としたトレードが成立したのでした
その後エリスはチームを転々とし、カリーはMVPを獲得するスーパースターに。
ウォリアーズのフロントの賭けは大勝利となりました。
もし、バックスとのトレードの中心がカリーだったら、バックス王朝ができていたのかも・・・。
まとめ
ブログの記念すべき1記事目は、ゴールデンステイトウォリアーズについて書かせていただきました。
生まれて初めて書くブログ記事で、読みにくいところも多々あったと思います。
これからNBAを楽しみながら、皆さんに魅力を伝えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
はじめに でもお伝えしましたが、ハッピーなるブログ では、「昔はNBAに夢中だったけど、今は観なくなった人に今のNBAを楽しんでほしい」をコンセプトとしています。
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今後NBA Rakutenについての記事も掲載していこうと思っています。
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そのうちわかったら貼ります。すみません。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。