【2024プレーオフ】インディアナ・ペイサーズまとめ ハリバートンで優勝?

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2024年プレーオフもいよいよ大詰め。

優勝の可能性は、4チームにしぼられました。

カンファレンスファイナルは、ウエスタンカンファレンスがレギュラーシーズン3位のミネソタ・ティンバーウルブズ対5位のダラス・マーベリックス。

イースタンカンファレンスは、1位のボストンセルティックス対6位のインディアナ・ペイサーズ。

カンファレンスセミファイナル、リーグ全体1位の圧倒的強さを誇るセルティックスは、4勝1敗で早々にカンファレンスファイナル出場を決めましたが、残り3チームは大熱戦の末、なんとか勝ち進んできました。

今年のプレーオフは、本当に面白いですね。

今シーズンウルブズ、マブス、セルティックスは記事にしていますが、ペイサーズについてはまだ書いていませんでした。

今回は、ニューヨーク・ニックスに第7戦で見事勝利し、最強ボストン・セルティックスに挑むインディアナ・ペイサーズについて語ります。

レッツラゴー!

目次

インディアナ・ペイサーズ 現在の状況

今シーズンのペイサーズは、地味ながらも大きな飛躍をとげました。

昨シーズンは35勝47敗、イースタンカンファレンス11位で、プレーイントーナメントにも届かず。

昨年デンバー・ナゲッツ優勝に大きく貢献したシックスマンのブルース・ブラウン、ニューヨーク・ニックスでくすぶっていた身体能力おばけ、オビ・トッピンをくわえて挑んだ今シーズン、ペイサーズは初めて開催されたプレーイントーナメントで準優勝するなど、大きな飛躍をみせます。

レギュラーシーズンを47勝35敗の6位で終えると、プレーオフ1stラウンドで第2シードのミルウォーキー・バックスに4勝2敗で勝利。

バックスの大エース、ヤニス・アデトクンボがケガで出場できないというアクシデントもあり、ペイサーズはアップセットを果たしました。

カンファレンスファイナルでは、第2シードのニューヨーク・ニックスと最終第7戦までもつれる大熱戦を繰り広げます。

最終の第7戦はニックスの選手たちがトム・シボドーHCの酷使(酷使ボドー、死亡道など揶揄されていましたね)に耐えられなくなり、エースのジェイレン・ブランソンまでもがケガで離脱。

この試合ペイサーズはフィールドゴール成功率67.1%、3P成功率54.2%と、超効率的なオフェンスでニックスを圧倒し、見事にカンファレンスファイナル進出を決めました。

インディアナ・ペイサーズ チームスタッツ

インディアナ・ペイサーズ(2023-24レギュラーシーズン)
47勝35敗 勝率.573
イースタンカンファレンス6位

平均得点  123.3 (全体 1位)
平均失点  120.2 (全体27位)
リバウンド 41.5 (全体28位)
アシスト  30.8 (全体 1位)
FG%    50.7 (全体1位)
3P%    37.4 (全体9位)

チームコンセプトがとてもわかりやすいですね。

とにかくアップテンポで攻撃して打ち勝つ「ラン&ガン」のチームです。

平均得点もアシスト数もリーグ1位。

エースで司令塔として活躍するタイリース・ハリバートンの成長が、ペイサーズ躍進に繋がっています。

観ていて面白いチームですね。

NBAを35年間観つづけてきたわたくしリトルは、RUN TMC(ティム・ハーダウェイ、ミッチ・リッチモンド、クリス・マリン)のゴールデンステイト・ウォリアーズが大好きでしたから、ラン&ガンのチームはつい応援してしまいます。

ただ、ディフェンス強度が増すプレーオフでは、得点力がどうしても落ちてしまう傾向が・・・。

1stラウンドのミルウォーキー・バックス戦では、平均得点が113.0、シュート成功率は47.9%と、レギュラーシーズンより10点以上得点力が落ちています。

カンファレンスセミファイナルでのニューヨーク・ニックス戦では、平均得点115.3得点、シュート成功率53.2%と、激しいニックスディフェンスを相手に大健闘をみせ、なんとか勝利しました。

第7戦で自慢の攻撃力が爆発し、いい流れでカンファレンスファイナルに進むペイサーズ。

ただ、カンファレンスファイナルの相手、ボストン・セルティックスも得点力では負けていません。

セルティックスのレギュラーシーズンスタッツは・・・

ボストン・セルティックス(2023-24レギュラーシーズン)
64勝18敗 勝率.780
イースタンカンファレンス1位

平均得点  120.6 (全体 2位)
平均失点  109.2 (全体 5位)
リバウンド 46.3 (全体 2位)
アシスト  26.9 (全体14位)
FG%    48.7 (全体 7位)
3P%    38.8 (全体 2位)

ペイサーズに次ぐリーグ2位の攻撃力を持ちながら、ディフェンスも固い、理想的なチームです。

得失点差は、ペイサーズの「+3.1」に対して、セルティックスは驚異の「+11.4」。

さすがはレギュラーシーズン、ぶっちぎりでリーグ1位の座をつかみとったセルティックスですね。

隙がありません。

ペイサーズは巨大な敵、セルティックスに殴り勝つことができるのでしょうか?

インディアナ・ペイサーズ 主力選手

タイリース・ハリバートン

タイリース・ハリバートン スタッツ(2023-24)
レギュラーシーズン
69試合出場 20.1得点 3.9リバウンド 10.9アシスト FG47.7% 3P36.4%

プレーオフ
14試合出場 19.3得点 4.9リバウンド 8.2アシスト FG48.8% 3P38.1%

今シーズンついにアシスト王に輝いた若き司令塔。

196㎝と、ポイントガードとしてはサイズもありシュート力も高い、オールラウンダーです。

昨シーズン終了後にペイサーズ史上最高額の5年総額2億6000万ドル(約351億円 1㌦=135円)で契約を結んだことからも、チームの期待がうかがえます。

なんといってもまだ23歳ですからね。

これからのNBAの顔となるべきスター選手です。

昨年のバスケワールドカップでアメリカ代表として戦い、悔しい思いをしたことも今年の飛躍につながったのではないでしょうか?

昨シーズンも平均20.7得点10.4アシストと、素晴らしいスタッツを残したハリバートンでしたが、ケガのため26試合を欠場していました。

今シーズンも13試合を欠場していますが、NBAが設定した個人賞の対象となる「レギュラーシーズン65試合以上出場」の基準は、なんとかクリアしています。

プレーオフではやや苦しむ場面もみられていますが、ペイサーズがセルティックスに打ち勝つには、ハリバートンの活躍が必須ですね。

ただ、時々やらかすのがハリバートン。

ボストン・セルティックスとのプレーオフカンファレンスファイナル第1戦でも、勝負所で2つの大きなやらかしをかましてしまいました。

第4クオーター残り27秒7、ペイサーズが3点をリードしマイボールの場面。

勝利を手にしかけた中で、ハリバートンはボールをフロントコートにドリブルしながら運ぶ途中、自分の膝にボールを当て、アウトオブバウンズにする大ミスを犯します。

小学生でもしないようなイージーミスは、セルティックスのジェイレン・ブラウンによる奇跡の同点スリーポイントにつながりました。

オーバータイム残り1分2秒、123-124と1点ビハインドの場面では、ドリブルコントロールしている場面で、ドリュー・ホリデーのディフェンスの圧に押されファンブル。

こちらもボールはアウト・オブ・バウンズとなり、セルティックスに敗戦する大きな要因となりました。

第1戦での悔しさを、これからの活躍でどれだけ晴らせるのか。

ハリバートンの爆発がなければ、リーグ最強のセルティックスを倒すことは不可能でしょう。

今年の夏行われるパリオリンピック、現代版ドリームチームと言われるアメリカ代表チームの一員となっているハリバートン。

若き司令塔は、カンファレンスファイナルで自身の価値を高め、オリンピックに挑むことができるのか・・・。

ハリバートンの成長に期待しましょう。

パスカル・シアカム

パスカル・シアカム スタッツ(2023-24)
レギュラーシーズン
80試合出場 21.7得点 7.1リバウンド 4.3アシスト FG53.6% 3P34.6%

プレーオフ
14試合出場 21.3得点 7.9リバウンド 3.8アシスト FG53.6% 3P30.8%

トロント・ラプターズのエース、パスカル・シアカムをペイサーズがトレードで獲得したのが今年の現地時間1月17日。

203㎝ 104㎏のパワーフォワード、トロント・ラプターズのエースだったシアカムは、ペイサーズでも変わらぬ活躍を続けています。

2019年にはNBAで最も成長した選手に贈られるMIP賞を受賞。

2度のオールスター出場(2020 2023)、2度のオールNBAチーム入り(2ndチーム2020 3rdチーム2022)など、スター選手としてのキャリアを歩んできたシアカム。

現在のペイサーズで、唯一優勝を経験している(2019年優勝 トロント・ラプターズ)選手でもあります。

2022年12月21日のニューヨーク・ニックス戦では、52得点するなど得点力も高いシアカム。

パス能力も高く、ディフェンスでも手を抜かないオールラウンドなシアカムは、自身の活躍で2度目の優勝を目指します。

トロント・ラプターズのチーム解体により、ペイサーズが安定感のあるシアカムを獲得できたのは大きいですね。

オールスター選手ではあるもののエゴは少なく、チームの勝利のために地道に活躍できるシアカムは、ハリバートンの相棒としては最適なのかもしれません。

優勝経験があり、若い選手たちをまとめるべき役割を担うシアカムですが、カンファレンスファイナル第1戦では大きなミスを犯してしまいました。

第4クオーター残り10秒、117-114とペイサーズ3点リードの場面。

ペイサーズボールでの相手コートサイドラインからのスローイン。

ボールを受けるべきハリバートンは、ドリュー・ホリデーの激しいディフェンスを振り切れず。

センターライン付近にいたシアカムは、慌てて相手リング方向に向かってボールを受けに戻ります。

しかしディフェンスにつくジェイレン・ブラウンの圧に押され、ボールをファンブル。

痛恨のターンオーバーを犯してしまいまったのです。

まあ、ボールを受けることができなかったハリバートンと、難しい体勢だったシアカムにボールを投げ入れてしまったアンドリュー・ネムハードの責任も大きいですが。

このあとシアカムがマークしていたジェイレン・ブラウンが同点3ポイントを沈めた場面も、議論を呼んでいます。

レブロン・ジェームズも自身のXで、「3点リードで毎回ファールする理由がまだ分からないのか?」と投稿しました。

3ポイントシュートの体制に入る前にファールをすれば、2本のフリースローで終わるため追いつけないのに、なぜファールをしないのかという疑問の投稿です。

かりに3本のフリースローになったとしても、相手が落とす可能性はあるし、同点になってもマイボールで最後の攻撃がありますから。

ただ、この日のブラウンは3ポイントシュート1本も入っていませんでしたからねえ。

ディフェンスのプレッシャーもしっかりかけていたし、まさか入るとは思わなかったのでしょう。

百戦錬磨の〝キング″レブロン・ジェームズと、パスカル・シアカムの考え方の違いかもしれません。

第1戦の悔しさを、2戦以降に思い切りぶつけてほしいと思います。

マイルズ・ターナー

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マイルズ・ターナー スタッツ(2023-24)
レギュラーシーズン
77試合出場 17.1得点 6.9リバウンド 1.9ブロック FG52.4% 3P35.8%

プレーオフ
14試合出場 17.9得点 6.8リバウンド 1.8ブロック FG52.3% 3P47.3%

2011年のNBAドラフト1巡目全体11位でインディアナ・ペイサーズに指名され、9シーズン目を戦っているマイルズ・ターナー。

211㎝の万能ビッグマンは、これまで何度もトレードの噂がありながらも、ペイサーズを支えてきました。

ビッグマンながら3ポイントシュートも得意で、今回のプレーオフではチームで最も高い3ポイントシュート成功率を記録しています。

これまで2度リーグのブロック王(2019 2021)に輝いていますが、今シーズンはややスタッツを落としているターナー。

今シーズン、ラン&ガンの戦法に舵をふりきったペイサーズですが、プレーオフの戦いでは、ターナーのリムプロテクト力が勝負のカギになる場面が出てくると思います。

セルティックスとの第1戦では、13本中9本(3ポイントは4本中3本)のシュートを決め、23得点を記録するなど、好調なターナーは、ペイサーズ勝利のカギになる選手だと思います。

アンドリュー・ネムハード

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昨シーズンのものですが・・・

アンドリュー・ネムハード スタッツ(2023-24)
レギュラーシーズン
68試合出場 9.2得点 2.1リバウンド 4.1アシスト FG49.8% 3P35.7%

プレーオフ
14試合出場 12.9得点 3.1リバウンド 5.0アシスト FG56.5% 3P48.8%

2022年のNBAドラフト2巡目全体31位でペイサーズ入りした24歳のポイントガード兼シューティングガード、アンドリュー・ネムハード。

今シーズン、ペイサーズで最も成長した選手です。

シーズン序盤はベンチからの出場が多く、活躍の場も限られていたものの、シーズン終盤にはスターターの座を勝ちとり、思い切りのいいプレーでペイサーズの躍進に貢献しました。

ネムハードの大活躍は、同僚のベネディクト・マサリン離脱の影響が大きいですね。

2022年のNBAドラフト1巡目全体6位でペイサーズに指名されたマサリンは、1年目から平均16.7得点を記録する大活躍をみせ、NBAオールルーキー1stチームにも選出されたシューティングガード。

今年インディアナで行われたオールスターウイークエンドのライジングスターチャレンジでは見事にMVPを受賞し、地元の大歓声にこたえたマサリンでしたが、3月5日のダラス・マーベリックス戦で肩を脱臼し、シーズンを終えてしまったのです。

マサリン離脱という大きな危機からチームを救ったのが、ドラフト同期で同じガードのネムハードでした。

ネムハードの激しいディフェンスと思い切りのいいシュートは、ペイサーズに勢いをもたらしています。

若さゆえのミスも多いのですが、ネムハードの強気なプレーは、大きなプラスになっていますね。

大舞台の経験が豊富でスキのないセルティックスに勝利するには、ネムハードのような怖いもの知らずの選手がカギになると思います。

ところで、プレーオフでのネムハードの活躍を、マサリンはどんな気持ちで観ているのでしょうか・・・。

ビッグマウスで勝気なマサリンは、心の底から悔しい思いをしていると思います。

もちろんペイサーズの勝利を願い応援しているでしょうが、この大舞台に自身が立てないのは、相当に悔しいでしょう。

この悔しさを忘れずにマサリンが復帰してくれば、来シーズンのペイサーズはさらに強くなるかもしれませんね。

アーロン・ネスミス

アーロン・ネスミス スタッツ(2023-24)
レギュラーシーズン
72試合出場 12.2得点 3.8リバウンド 1.5アシスト FG49.6% 3P41.9%

プレーオフ
14試合出場 10.8得点 5.0リバウンド 2.2アシスト FG43.7% 3P29.4%

2020年のNBAドラフト1巡目全体14位でボストン・セルティックスに指名され、キャリアをスタートさせたネスミス。

2シーズンをセルティックスの一員として過ごしたものの、期待に応える活躍はできず。

2022年7月にマルコム・ブログドンとのトレードの一員として、ペイサーズに加入します。

移籍1年目の2022-23シーズン、ネスミスは出場時間を大きく伸ばし、平均得点も前年の3.8点から10.1と大きくアップさせました。

今シーズンもさらに成長をみせ、MIP(最も成長した選手に贈られる賞)投票で14位にランクされました(3位票が1票だけでしたが)。

196㎝ 98㎏とフォワードとしては小柄ながら、高い身体能力とシュート力を武器に、豪快なダンクや3ポイントシュートでチームに勢いを与えてくれるプレーヤーです。

ディフェンスにも一切手を抜かないネスミスは、チームにエナジーを注入し続けています。

古巣ボストン・セルティックス相手に、成長した姿を見せつけられるのか?

ペイサーズが勝利を勝ちとるには、ネスミスのエナジーが不可欠です。

インディアナ・ペイサーズの強み

今シーズンのペイサーズの強みは、スタッツのところでも説明したように、強力なオフェンス力です。

アシスト王のハリバートンがコート上の指揮をとり、空いた選手がどんどんシュートを狙うラン&ガンのスタイルは、ペイサーズを10シーズンぶりのカンファレンスファイナルに導きました。

今シーズンリーグ1位の平均得点(123.3点)を記録したことからも、ペイサーズの攻撃力の凄さがおわかりいただけるかと思います。

当たれば止まらないペイサーズのオフェンスですが、シュートは水物ですからねえ・・・。

次にペイサーズの強みとして挙げられるのが、名将リック・カーライルの存在です。

現在64歳となったカーライルは、NBAを35年間観つづけているわたくしリトルが、大好きなヘッドコーチの一人。

なんといっても2010-11シーズン、ダーク・ノビツキー擁するダラス・マーベリックスのヘッドコーチとして、チャンピオンリングを勝ちとったヘッドコーチですから。

デトロイト・ピストンズを指揮した2001-02シーズンには、NBA最優秀ヘッドコーチ賞も受賞している名将です。

以前ペイサーズを指揮していた2004-05シーズンでは、11月19日対デトロイト・ピストンズ戦で起こったNBA史に残る大乱闘「パレスの騒乱」により、主力が大量に長期出場停止になる中、チームをプレーオフに導くなど、奇跡的な指導力をみせてきたカーライル。

百戦錬磨の名将は、強大な敵、ボストン・セルティックスに対してどう立ち向かうのでしょうか?

セルティックスのジョー・マズーラHCは、まだヘッドコーチ歴2年目。

経験の差で違いがつくれるのか?

ヘッドコーチでは埋められない戦力の差があるのか?

ちなみにマイケル・ジョーダンやアキーム・オラジュワン、チャールズ・バークレーなどが指名され、「史上最高のドラフト」とも言われた1984年のNBAドラフトで、リック・カーライルも指名されています。

3巡目全体70位。

指名されたチームはボストン・セルティックス。

1986年のNBAファイナルで、ラリー・バード擁するセルティックスは見事に優勝を勝ちとり、カーライルもチャンピオンリングを手にしています。

残念ながら選手としては大成できなかったカーライルですが、ヘッドコーチとして実力をつけ、かつて自分にNBAの扉を開いてくれたボストン・セルティックスに立ち向かう今回のカンファレンスファイナルには、特別な思いがあるのではないでしょうか?

大学では心理学も専攻し、選手とのコミュニケーション力も優れたカーライルは、どんな秘策を用意しているのか、見ものです。

インディアナ・ペイサーズの不安点

ペイサーズの不安な点は、経験値の低さですね。

10シーズン連続プレーオフ進出中で、2021-22シーズンにはNBAファイナルに進出しているボストン・セルティックスに比べ、ペイサーズは過去3シーズンプレーオフ不出場。

主力も若い選手が多く、エースのハリバートンも、今年が初のプレーオフです。

今シーズンの途中に、優勝経験のあるパスカル・シアカムを獲得したとはいえ、プレーオフ初出場の若い選手が多いペイサーズには、圧倒的に経験値が不足しています。

若さゆえの勢いがいい方に転がれば面白いのですが・・・。

今シーズン、初めて開催されたインシーズントーナメントで決勝まで進んだペイサーズには、勢いがありました。

インシーズントーナメントの準々決勝で、ペイサーズはセルティックスを122-112で下しています。

ただ1発勝負のインシーズントーナメントと違って、プレーオフでは4勝しないといけないんですよねえ。

若さで突っ走り勢いで1試合勝つことはできても、4勝先取となると相手を分析しチームを修正する力が大事になるので、どうしても経験値の高い、実力のあるチームが強いんですよねえ。

経験値に関しては、ペイサーズがセルティックスに大きく劣るところです。

カンファレンスファイナル第1戦でも、経験値の低さから大きな1勝を落としてしまいました。

普段では考えられないようなミスを大事な最終盤に連発。

それだけカンファレンスファイナルの緊張感は異常なのでしょう。

ここからペイサーズの反撃はみられるのか?

このままセルティックスの前になすすべなく散ってしまうのか?

わたくしリトルは、全力でペイサーズを応援しています。

まとめ 厳しいけどがんばれペイサーズ

今回記事を書いている間に、カンファレンスファイナル第2戦でペイサーズが完敗してしまいました。

110-126。

点差以上に差を感じてしまいました。

うーむ。

ただ第3戦からはペイサーズの本拠地、インディアナポリスに戦いの場が移ります。

ホームの大声援を受け、気持ちを新たに戦ってほしいですね。

ただここで大きな問題が。

第2戦でペイサーズのエース、タイリース・ハリバートンがハムストリングを痛め、第3クオーター残り3分44秒の時点でロッカールームに下がってしまったのです。

痛めた場所が場所だけに、第3戦以降の出場は難しいかもしれません。

いやあ、厳しいですね。

選手一人ひとりのアップグレードが必要です。

わたくしリトルのお気に入り、TJ・マッコネルのハッスルプレーにも期待しましょう。

今回はボストン・セルティックスとのイースタンカンファレンスファイナルを戦うインディアナ・ペイサーズについて語りました。

今シーズンもいよいよ大詰めです。

1年で1番ワクワクするこの時期を、思う存分楽しみましょう。

そのためにもペイサーズよ、頑張ってくれ!

俺たちのワクワクをしぼませないでくれ!!

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