【ドレイモンド・グリーンvsデニス・ロッドマン】問題児最強ディフェンダー対決

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また、やっちゃいましたね、ドレイモンド・グリーン。

注目されるプレーオフの舞台で、ドマンタス・サボニス(サクラメント・キングス)の腹部を、思い切り踏みつけ、フレグラント2で退場になってしまいました。

ウォリアーズも敗れ、0勝2敗からの大事な第3戦を、出場停止となったドレイモンド。

その第3戦を、カリーの活躍で圧勝したからよかったものの・・・。

前回の記事で、思いっきりウォリアーズの優勝を予想したわたくしリトルですが、早くも土下座の準備に入らなければいけなくなりました。

なにしてくれてんねん・・・。

問題児にもほどがあるやろ・・・。

こんな選手ほかにおらんで・・・。

いや・・・おったわ!

ということで、今回は「【ドレイモンド・グリーンvsデニス・ロッドマン】問題児最強ディフェンダー対決」と題して、どちらが優れた選手なのかを、NBAを35年間観つづけてきた、わたくしリトルがジャッジしていきます。

目次

ドレイモンドvsロッドマン 11シーズン目までの成績

ドレイモンド・グリーンの通算成績

現在ドレイモンド・グリーンはNBAで11年目のプレーオフを戦っています。

今回は、グリーンとロッドマンの11年間の、レギュラーシーズンの成績を比較します。

ドレイモンド・グリーン 成績
1年目  2.9得点 3.3リバウンド 0.7アシスト 
2年目  6.2得点 5.0リバウンド 1.9アシスト
3年目 11.7得点 8.2リバウンド 3.7アシスト
4年目 14.0得点 9.5リバウンド 7.4アシスト
5年目 10.2得点 7.9リバウンド 7.0アシスト
6年目 11.0得点 7.6リバウンド 7.3アシスト
7年目  7.4得点 7.3リバウンド 6.9アシスト
8年目  8.0得点 6.2リバウンド 6.2アシスト
9年目  7.0得点 7.1リバウンド 8.9アシスト
10年目 7.5得点 7.3リバウンド 7.0アシスト
11年目 8.5得点 7.2リバウンド 6.8アシスト

TOTAL 8.7得点 7.0リバウンド 5.6アシスト

2012年のNBAドラフト2巡目全体35位で、ゴールデンステイト・ウォリアーズに指名されたドレイモンド・グリーン。

現在のNBA、有力な選手は大学で1年だけプレーして、NBAドラフトに挑む「アーリーエントリー」が主流となっていますが、ドレイモンドはミシガン州立大学で4年間プレー。

スターターとしてプレーするようになったのは、大学3年生になってからでした。

当初あまり期待されていなかったドレイモンドですが、当時のヘッドコーチ、マーク・ジャクソンに能力を認められ、次第にプレータイムを増やしていきます。

スティーブ・カーがヘッドコーチに就任した3年目の2014-15シーズンには、全試合でスターターを務め、成績を大きく伸ばしたドレイモンド。

ウォリアーズ40年ぶりの優勝に大きく貢献し、初めてのNBAオールディフェンシブファーストチーム入りを果たします。

〝身体能力おばけ″があふれるNBAの世界で、スピードもジャンプ力もなく、インサイドプレイヤーとしてはサイズもない(198㎝ 104kg)ドレイモンドが生き残った理由は、フィジカルの強さとディフェンス能力、そして圧倒的なゲームメイク能力でした。

フォワードプレイヤーでありながら、ポイントガードの役割を担う〝ポイントフォワード″と呼ばれる選手は、ラリー・バード、ボリス・ディアウ、レブロン・ジェームズなどいましたが、ドレイモンド・グリーンほどゲームメイクに特化したプレイヤーはいなかったんじゃないでしょうか?

もちろん、レブロンはアシスト王にもなっていますが、ゲームメイクだけではなく、なんでもできちゃいますからね。

ドレイモンドの場合、入らないスリーを連発したり、「うそやろ!」ってミスもおおいんですが、結果ウォリアーズを4回の優勝に導いていますから、彼のディフェンスとゲームメイク能力は本物です。

4年目からの1試合平均アシスト数をみると、トップポイントガードの成績かと思ってしまいます。

実際、オールスターにも出場している、マイク・コンリー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、そして現在プレーオフで戦っているディアロン・フォックス(サクラメント・キングス)らトップポイントガードの1試合平均アシスト数より、ドレイモンドの方が多いのですから、たいしたもんです。

まあ、これもステフィン・カリーとクレイ・トンプソン、2人のお化けシューターがいるからであって、「他のチームであれば、NBAで生き残れていなかったんじゃ?」と言うアンチが多いのも事実ですが。

とにかく、ここ数年は平均得点、平均リバウンド数、平均アシスト数がほぼ同じという、珍しいスタッツを残しているドレイモンド。

NBAの歴史上、唯一得点以外の3部門でトリプルダブルを達成したプレイヤーでもあります。

2017年2月10日のメンフィス・グリズリーズ戦でのドレイモンド・グリーンのスタッツは・・・

4得点 12リバウンド 10アシスト 10スティール

10スティールって!

トリプルダブルを達成しながら4得点て!

こんなに得点にこだわらないプレイヤーは他に・・・

おったわ!

ということで、次は対戦相手のデニス・ロッドマンについてまとめます。

デニス・ロッドマン11年目のシーズンまでの成績

デニス・ロッドマンはNBAで14シーズンを過ごしました。

今回は、ドレイモンド・グリーンと条件をそろえるため、11シーズン目までの成績をまとめました。

11シーズン目は、シカゴブルズが2連覇した1996-97シーズンですね。

デニス・ロッドマン 成績
1年目  6.5得点  4.3リバウンド 0.7アシスト
2年目 11.6得点  8.7リバウンド 1.3アシスト
3年目  9.0得点  9.4リバウンド 1.2アシスト
4年目  8.8得点  9.7リバウンド 0.9アシスト
5年目  8.2得点 12.5リバウンド 1.0アシスト
6年目  9.8得点 18.7リバウンド 2.3アシスト
7年目  7.5得点 18.3リバウンド 1.6アシスト
8年目  4.7得点 17.3リバウンド 2.3アシスト
9年目  7.1得点 16.8リバウンド 2.0アシスト
10年目 5.5得点 14.9リバウンド 2.5アシスト
11年目 5.7得点 16.1リバウンド 3.1アシスト


TOTAL 7.8得点 13.0リバウンド 1.7アシスト

1986年のNBAドラフト2巡目全体27位でデトロイト・ピストンズから指名され、NBA入りしたロッドマン。

ドラフト2巡目でピックされたところはドレイモンド・グリーンと重なりますが、名門ミシガン州立大学出身のグリーンと異なり、NCAA(全米大学体育協会)にも加盟していないサウスイースタン・オクラホマ州立大学出身のロッドマンは、ほぼ無名の存在でした。

ドレイモンドとは違い、とにかく身体能力はオリンピック級だったロッドマン。

NBA入りまでも、ものすごい物語があるのですが、そこは以前書いた記事をご覧ください。

デトロイト・ピストンズでは、名将チャック・デイリーに認められ、1年目から強豪チームで居場所をつかむと、2年目にはバッドボーイズの主力として大活躍。

3年目、4年目にはピストンズのNBA連覇に大きく貢献します。

1対1でのディフェンス力は、NBAナンバー1と言われていましたが、特にリバウンド能力の高さは異次元でした。

6年目の1991-92シーズンからは、7シーズン連続リバウンド王に輝くなど、NBAの歴史に残るリバウンダーとして認知されています。

アキーム・オラジュワン、デビッド・ロビンソン、パトリック・ユーイング、シャキール・オニール、ディケンベ・ムトンボなど、レジェンド級のセンターが大活躍する時代に、201㎝ 105㎏と小柄なロッドマンが7年連続でリバウンド王になるって、信じられないですよね。

ディフェンスでは、特に怪物シャックを一人でうまくディフェンスしていた姿が印象的です。

216㎝ 147㎏と規格外のサイズをもつ最強のセンターシャックと、15cmも低く、42㎏も軽いロッドマンが、互角にわたりあっていたのですから、正直意味がわかりません。

ドレイモンド・グリーンと同じように、得点することにはまったくこだわりがなかったロッドマン。

しかし、ゲームメイク能力が高かったグリーンとは違い、ロッドマンはディフェンスにすべてを注ぎ、オフェンスでもリバウンドを奪うことに全力を注いでいました。

ただ、シカゴ・ブルズに移籍した1995年、リーダーのマイケル・ジョーダンは、「ロッドマンは、私を含めた誰よりも早く、トライアングルオフェンスを理解した。」と語っています。

見かけによらず、バスケットIQは、非常に高いプレイヤーでもありました。

デトロイト・ピストンズでいきなりチャンピオンとなり、名将チャック・デイリーや、百戦錬磨のアイザイア・トーマス、ビル・レインビア、リック・マホーンらから、相手を倒す極意を学んだロッドマン。

サンアントニオ・スパーズでは、リバウンド能力を発揮しながらも、チームに馴染めず。

トレードされたシカゴブルズで、最高のディフェンダー、リバウンダーとして、時代を制覇しました。

正直、ドレイモンドとロッドマンでは、スタッツをみてどちらが優れているのかを決めることは難しいですね。

ドレイモンドのアシスト力を評価するか、ロッドマンの圧倒的なリバウンド能力を評価するか・・・。

ただ、今回は唯一無二という点で、レジェンドセンターがしのぎを削った時代に、圧倒的なスタッツで7年連続(11年目までであれば6年連続ですが)リバウンド王に輝いた、デニス・ロッドマンの勝利とします。

ドレイモンドvsロッドマン ベストシーズンの成績

次に、2人のベストシーズンの成績を比較しましょう。

ドレイモンドのベストシーズンは、2015-16シーズンとします。

得点、アシスト、リバウンド、すべてで自己最高の記録を残しているシーズンであり、チームが73勝9敗のNBA記録を打ち立てたシーズンでもあります。

皮肉にも、2勝1敗で迎えたNBAファイナル第4戦で、キャブスのエース、レブロン・ジェームズの股間を殴って1試合の出場停止となり、その後3連敗して優勝を逃す〝戦犯″となってしまったシーズンでもあるのですが。

ロッドマンのベストシーズンは、自身初のリバウンド王となった1991-92シーズンとします。

チーム(デトロイト・ピストンズ)は、48勝34敗でプレーオフに進んだものの、1回戦でニューヨーク・ニックスに敗れ、シーズン終了後にチャックデイリーHCが辞任したシーズンです。

チームの成績を考えると、シカゴ・ブルズでの2年目、1996-97シーズンも考えたのですが、圧倒的なリバウンドの記録を残した、当時の衝撃が忘れられないため、1991-92シーズンとしました。

ドレイモンド・グリーン(2015-16)
14.0得点 9.5リバウンド 7.4アシスト 1.4ブロック FG49.0%


デニス・ロッドマン(1991-92)
9.8得点 18.7リバウンド 2.3アシスト 0.9ブロック FG53.9%

ドレイモンドの1試合平均14.0得点は、彼にしては相当高い得点です。

数字だけを見ると、どこのポジションの選手か、本当にわかりませんね。

ゴールデンステイト・ウォリアーズのポイントガードといえば、ステフィン・カリーですが、史上最高のシューターであるカリーを生かすためにゲームメイクを行っているのは、ドレイモンド・グリーンです。

2015-16シーズンのウォリアーズは、NBAの歴史上、最も美しいパス回しを行ったチームだったと思います。

73勝9敗と最高の成績でレギュラーシーズンを終えたものの、残念ながらドレイモンドの暴走による出場停止もあり、チャンピオンに輝くことはできませんでしたが、NBAを35年間観つづけてきたわたくしリトルが、最も好きなチームの一つが、2015-16シーズンのゴールデンステイト・ウォリアーズです。

翌シーズンには、最強のオフェンスマシン、ケビン・デュラントが加入してきて、あまりにも強くなりすぎてしまいましたからねえ。

史上最高のチームを、ゲームメイクと相手のエースを抑え込むディフェンスで支えた、2015-16シーズンのドレイモンドの活躍は、本当に輝いていました。

ちなみに、2015-16シーズン、ドレイモンドは3ポイントシュートを、38.8%の高確率で決めています。

3P成功率の通算は31.4%。

2018-19シーズンから、2021-22シーズンまで、4シーズン連続で3P成功率は20%台です。

この年だけ、一体どうしちゃったんでしょうか?

ロッドマンは、とにかく18.7リバウンドという異次元の数字が光っています。

201㎝ 105㎏と、シューティングガードでもおかしくないサイズの選手が、7フィート(約213㎝)以上がゴロゴロいる中で、次々とリバウンドをもぎ取る姿は、どこか異様でもあり、ものすごく興奮させられました。

1試合34リバウンド(ペイサーズ戦)という、信じられない記録も、このシーズンに打ち立てています。

ちなみに、1試合での最多リバウンド数は、伝説の巨人(216㎝)ウィルト・チェンバレンの55個です。

まあ、1試合100得点、シーズン平均50.4得点など、考えられない成績を残してきたチェンバレンは、異次元ですので比較にはなりませんが。

ロッドマンのリバウンドは、高さでは相手にかなわないため、身体能力を生かし、何度もボールをティップして最終的に自分のものにする、桜木花道方式でした。

今回ベストシーズンにあげた、1991-92シーズンのロッドマンは、まだ赤髪に染めてはいませんでしたが。

練習の時から、味方のシュートの軌道や回転数をみて、ポジション取りを考える、研究熱心な一面もありました。

その結果、1試合平均18.7リバウンドという、現代バスケでは考えられないほどの高いアベレージを残したのです。

ちなみに、リバウンド数の記録は、ほとんどが1960~70年代の選手がつくったものになっています。

これは、現在よりもビッグマンが少なかったことや、現在よりもシュート確率が悪く、1試合の総リバウンド数が多かったことが関係していると考えられます。

現在の1試合の総リバウンド数が106本程度であるのに対し、1960年代は1試合の総リバウンド数が、約30本多かったそうです。

多くのリバウンドの機会を、一部のスーパービッグマンがもぎ取っていたため、1試合平均27.2リバウンド(1960-61 ウィルト・チェンバレン)といった、信じられない記録が作られたんですね。

科学的なデータを用い、徹底的に戦術を研究する現在のNBAで、各チームにマークされながらも、リバウンドを奪いまくるロッドマンは、常軌を逸していました。

今、試合を観返しても、自分より15cmも背が高い相手から、なぜ簡単にリバウンドを奪うことができるのか不思議です。

1990-91シーズンの1試合平均12.5リバウンドから、急に1年で18.7リバウンドに伸ばしたことも、意味がわかりませんでした。

まさに覚醒ですね。

ベストシーズンの成績比較は難しいですね。

総合力のドレイモンドか、リバウンドが突出したロッドマンか。

衝撃だったのはロッドマンの活躍ですが、2015-16シーズンのドレイモンドは、オフェンスもディフェンスも、非の打ちどころがない成績です。

「ベストシーズンの成績」はドレイモンド・グリーンの勝利とします。

ドレイモンドvsロッドマン チームに与えた影響力

ここでは、2人が加入して、チーム成績がどのように変化したかをみていきましょう。

まずはドレイモンド・グリーンがウォリアーズでデビューする前と、デビューしてから3年間のチーム成績をみていきましょう。

ゴールデンステイト・ウォリアーズ
ドレイモンド加入前(2011-12シーズン)⇨加入後3シーズン
23勝43敗 ⇨ 47勝35敗・51勝31敗・67勝15敗※NBA優勝

いや、これはえげつないです。

1年目は、1試合平均13.4分の出場のみで、2.9得点 3.3リバウンド 0.7アシストですから、チームの勝利数が倍増したのはドレイモンドの影響ではありませんね。

2009年のNBAドラフト7位でウォリアーズに加入したステフィン・カリーと、2011年の11位で加入したクレイ・トンプソン、いわゆる「スプラッシュ・ブラザーズ」の成長によるものでしょう。

しかし、2年目、3年目と順調に勝ち星を伸ばしたのは、ドレイモンドの成長による影響がかなり大きいと思います。

NBAの歴史上でも最高のシュート能力をもつ二人を、自由に操るドレイモンド。

そこに、カチカチのディフェンスが加わることで、3年目に、一気にNBAチャンピオンまでのぼりつめたのです。

正直、運に恵まれた選手とも言えますが、運も実力のうち。

素晴らしい活躍でチームに大きな影響を与えていることは間違いありません。

次に、デニス・ロッドマンのデビュー前と、デビューしてからの3年間のチーム成績の変化をみてみましょう。

デトロイト・ピストンズ
ロッドマン加入前(1985-86シーズン)⇨加入後3シーズン
46勝36敗 ⇨ 52勝30敗・54勝28敗・63勝19敗※NBA優勝

なんと、ロッドマンも加入して3年目にNBA優勝を果たしています。

ドレイモンドと同じように、1年目の成績は、1試合平均15.0分の出場で、6.5得点 4.3リバウンド 0.7アシスト。

ドラフト2巡目の指名選手としては、活躍していますが、大きなインパクトを残したとは言えない成績でした。

しかし、2年目1試合平均26分と出場時間が倍増すると、11.6得点 8.7リバウンド 1.3アシストとスタッツを伸ばし、数字以上にインパクトのあるディフェンスで、チームの勝利に大きな影響を与えました。

元々強豪だったチームをさらに1段階引き上げるロッドマンの活躍で、3年目にはNBA制覇するまでのチームとなりました。

ドレイモンドと同じように、ロッドマンもチームメイトに恵まれています。

歴代屈指の名ポイントガード、アイザイア・トーマス。

バッドボーイズ唯一の良心、ジョー・デュマース。

NBAの歴史上もっとも嫌われた男、ビル・レインビア。

しかし、ロッドマンのディフェンスと、素直な情熱がなければ、NBAチャンピオンになることは難しかったんじゃないでしょうか?

ちなみに、ロッドマンはシカゴ・ブルズでも、同じようにチームを優勝に導いていますから、彼のディフェンスとリバウンドは、勝利に直結するのですね。

まさに、「リバウンドを制する者は試合を制す」。

スラムダンクで、赤木が言ったことは、間違いないですね。

「チームに与えた影響力」については、両者引き分けとします。

二人とも縁の下の力もちとして、それぞれのやり方で、チームに大きな影響を与え、優勝を勝ちとっています。

ドレイモンドvsロッドマン 受賞・タイトル歴

次に、ドレイモンドとロッドマン、それぞれが勝ちとってきた受賞・タイトル歴についてまとめます。

まずはドレイモンド・グリーン。

ドレイモンドグリーン 受賞・タイトル歴
NBAチャンピオン×4回(2015 17 18 22)
NBA最優秀守備選手賞(2017)
オールNBAセカンドチーム(2016)
オールNBAサードチーム(2017)
NBAオールディフェンシブファーストチーム×4回(2015-17 21)
NBAオールディフェンシブセカンドチーム×3回(2018 19 22)
NBAスティール王(2017)
NBAオールスター×4回(2016-18 22)

ドラフト2巡目の選手がここまでの栄光を勝ちとるとは、すごいですね。

特に守備の面で高い評価を獲得しています。

スティール王にも輝いているのが、ドレイモンドらしいです。

ポジションレスに、どんな相手でもガードできる、頼りになるディフェンダーです。

次に、ロッドマン。

デニス・ロッドマン 受賞・タイトル歴
NBA最優秀守備選手賞×2回(1990 91)
NBAチャンピオン×5回(1989 90 96-98)
オールNBAサードチーム×2回(1992 95)
NBAオールディフェンシブファーストチーム×7回(1989-93 95 96)
NBAオールディフェンシブセカンドチーム×(1994)
NBAリバウンド王×7回(1992-98)
フィールドゴール成功率1位(1989)
NBA75周年記念チーム
デトロイト・ピストンズ永久欠番(背番号10)

ロッドマンも、ドラフト2巡目の選手とはとても思えません。

まともにバスケを始めたのが、短大からというのも信じられませんが。

最優秀守備選手賞を2回獲得していますが、どちらもリバウンド覚醒前というのも面白いですね。

なんといっても、7年連続リバウンド王が光っています。

デトロイト・ピストンズの連覇も、シカゴ・ブルズでの3連覇も、ロッドマンのディフェンスとリバウンドなしではありえなかったと確信できます。

何度も言いますが、身長201㎝の選手が、これほどゴール下を支配するとは・・・

言葉を失うほどすごいプレイヤーです。

2人とも、多くの栄光をつかんできたレジェンドですね。

ドレイモンドは4回、ロッドマンは5回NBAチャンピオンに輝いています。

ただ、やはりロッドマンの連続リバウンド王記録(7年連続 NBA記録)は、今後よほどの豪傑が現れない限り、更新されないのではないでしょうか?

受賞・タイトル歴については、ロッドマンの勝利としましょう!

結論 勝者 デニス・ロッドマン

ドレイモンドvsロッドマン 結果
11シーズンの成績  : 勝者 デニス・ロッドマン
ベストシーズンの成績: 勝者 ドレイモンド・グリーン
チームに与えた影響力: 引き分け
受賞・タイトル歴  : 勝者 デニス・ロッドマン

結果、2勝1敗1引き分けで、デニス・ロッドマンの勝利とします。

二人とも、チームを陰で支える縁の下の力持ちタイプ。

誰にでもマッチアップできるディフェンスのスペシャリストであることも共通しています。

半面、2人ともトラブルメーカーであることも共通していますね。

ドレイモンドは、今シーズン前に起こした「ジョーダン・プール顔面殴打事件」が記憶に新しいところです。

もっと新しい、「ドマンタス・サボニス踏みつけ事件」もありますが・・・。

ロッドマンは、バッドボーイズ・ピストンズ時代の、「スコッティ・ピッペン突き飛ばし事件」や、「ライフル抱えていなくなる事件」など、トラブルを挙げたらきりがありません。

それでも、きっちりと自分の役割を果たし、ハードワークしてチームを勝利に導く二人のプレーには、感動させられます。

悪いやつほど、魅力的だったりするんですよね。

まとめ

今回は、ドレイモンドvsロッドマンと題して、2人の活躍をふり返ってきました。

NBAは、得点をとったり、華やかなダンクをする選手に注目が集まりがちですが、そんな選手だけ集めても勝利することはできません。

ドレイモンドやロッドマンのように、全力で相手をたたきのめすマインドを持った、熱い男が必要なのです。

全身全霊でディフェンスし、ボールにくらいついていく、縁の下の力持ちが必要なのです。

情熱をストレートに出すドレイモンドと、表面上はおちゃらけてみせるロッドマン。

どちらも本当にかっこいいと思います。

そして、そんな縁の下の力持ちの重要性を理解する井上雄彦先生は、スラムダンクの主人公を、桜木花道にしたんでしょうね。

NBAは本当に面白い、そう思わせてくれるドレイモンド・グリーンとデニス・ロッドマンの戦いでした。

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