【天才カイリー・アービング】トラブルまとめ 地球平面説~反ユダヤ主義

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数々のトラブルを巻き起こしながらも、NBAトップポイントガードの一人として、誰もが認める天才カイリー・アービング。

突然ブルックリン・ネッツにトレード要求し、2023年2月5日、ダラス・マーベリックスへの移籍が電撃的に決定。

今回は、天才カイリー・アービングが、過去に起こしたトラブルについてまとめました。

トラブルを知ることで、マーベリックスの覚悟を知ることができると思います。

それでは、どぞ。

目次

カイリー・アービング タイトル・受賞歴

まず、カイリーが勝ちとってきたタイトル・受賞歴をまとめます。

NBAチャンピオン 2016(クリーブランド・キャバリアーズ)
NBAルーキーオブザイヤー 2012
オールNBA2ndチーム 2019
オールNBA3rdチーム ×2(2015 21)
NBAオールスター選出 ×8回(2013-15 17-19 21 23)
NBAオールスターMVP 2014
NBAオールスター3ポイントコンテスト優勝
FIBAバスケットボールワールドカップMVP

現在30歳のカイリーは、数々の栄光を手に入れてきました。

圧倒的なテクニックとスピードで、ディフェンスを翻弄する1on1の技術は、スキル自慢の集まるNBAの中でも、飛びぬけています。

1on1のスキルだけでなく、圧倒的なシュート力もカイリーの魅力。

2020-21シーズンには、フィールドゴール50%、3ポイント40%、フリースロー90%以上を記録する、50-40-90クラブを達成。

50-40-90クラブは、長いNBAの歴史の中で、9人しか達成していない偉業です。

しかし、テクニック、スピード、シュート力、すべてを兼ね備えたポイントガードでありながら、MVP候補にあがったり、オールNBA1stチームに選ばれることはありませんでした。

理由は、セルフィッシュなプレースタイルと、数々の問題行動、問題発言にあると考えます。

カイリー・アービングの過去のトラブル

カイリー・アービングが巻き起こしてきた騒動の数々をまとめます。

2017年「地球は平らだ」発言

「地球平面説(フラットアース)」をご存じでしょうか?

地球は球体ではなく、平面。
空は半球体のドーム状になっており、宇宙は存在しない。
太陽や月は、教えられている大きさよりずっと小さく、地上数十キロから数千キロに浮かんでいる。

という、一般の人が冗談だと思ってしまうような説を、本気で信じているのが、フラットアーサーと言われる人たち。

フラットアーサーの特徴は、「この目で見たものしか信じない」という信念をもっていること。

「自分たちが見ているもの以外は、政治や社会など誰かの陰謀による、虚偽の事実を押しつけられている」という、陰謀論を本気で信じています。

フラットアーサーの世界には、宇宙が存在しないため、NASAは人をだますための嘘の組織、地球の写真や宇宙の写真は、合成やCGでつくられたもの。

この、冗談のような説を、アメリカでは約600万人が信じているとも言われています。

地球平面説自体は、「まあそういう考えもあるのか。」と思う程度で、特に問題ないように思えますが、フラットアーサーなどの陰謀論者は、さまざまな出来事を誰かの陰謀であると考えてしまう傾向にあります。

そのひとつがコロナワクチン。

「コロナウイルスのワクチンを政府が勧めるのは、国民の身体に追跡用のチップを埋め込むためだ」という陰謀説が、フラットアーサーの中で広がっているのだそうです。

「自分が見たもの以外は信じない。見たもの以外は、誰かの陰謀だ。」という思想は、非常に危険で、現代の科学を完全に否定したものです。

この危険な思想を、NBAのスターで、子供たちの憧れであるカイリー・アービングが支持したため、アメリカでは大きな問題となったのです。

「地球は平らだ。平らなんだ。証拠は目の前にある。連中は俺たちにウソをついているんだ。」と発言したカイリー。

多くの著名人や、教育関係者から非難され、物議をかもしました。

カイリーが1年間を過ごしたデューク大学を、卒業したNBAのアダム・シルバーコミッショナーは、「カイリーと私は同じ大学に通ったが、彼はどうやら違うコースを専攻したようだ。」と語っています。

しかし、一大論争を巻きおこしたカイリーの地球平面説は、カイリー自身によって鎮静化することになります。

1年後の2018年10月1日に、ボストンで開催された、フォーブスの「アンダー30サミット」で、インタビューを受けたカイリーは、「地球は平らだ。」と言ったことに対し、「発言の影響を考えていなかった。」と謝罪したのです。

「別に悪気はなくて純粋に信じていただけだ。でも自分の発言力の大きさを考えてなかった。」

「もし本当に信じていたとしても、そういうことを公の場で言うべきじゃないんだ。人によって受け取り方が違うから、私的な会話で話していればよかったんだよ。知識をひけらかしたいばかりで、自分の発言が影響を及ぼすことを理解してなかった。当時の俺は間違いなく陰謀論者だったね。誰も俺に何も言えないだろって感じだった。」

「悪かったと思っているよ。理科の先生とかが『全カリキュラムを教え直させるつもりか』って言ってきてね。ごめんなさい、ここに謝罪します。」

と素直に自分の非を認め、全米を巻き込んだ「カイリーの地球平面説論争」は、沈静化していきました。

2021年セルティックスのロゴ踏みつけ事件

2011年のドラフト1巡目全体1位でクリーブランド・キャバリアーズに指名されたカイリーは、6シーズンをキャブスで過ごします。

最初の3年間を、弱小チームのエースとして過ごしたカイリー。

2014年には、ヒートから〝キング″レブロン・ジェームズが復帰し、カイリーはセカンド・スコアラーの役割を担いました。

2015-16シーズン、キャブスはついにゴールデンステイト・ウォリアーズをファイナルで倒し、NBA制覇を果たします。

カイリーは、優勝を決めた第7戦で、勝利を決定づける3ポイントシュートを成功させるなど、大活躍。

ファイナルの7試合で、1試合平均27.1得点をあげますが、ファイナルMVPは、当然のようにレブロンが受賞しました。

自分がリーダーとなることを希望したカイリーは、2017年の夏、自身のトレードをキャブスのフロントに要求。

ボストン・セルティックスにトレードされると、レギュラーシーズンで、1試合平均24.4得点を記録、チームをイースタンカンファレンス2位へと押し上げるエースとしての活躍をみせました。

しかし、シーズン終盤に左膝を痛め、4月に手術を行い離脱、プレーオフでカンファレンスファイナルに進むチームを、ベンチから見守ることとなります。

翌2018-19シーズン、カイリーは開幕戦から復帰し、68試合に出場。

1年間骨折のため出場できなかったゴードン・ヘイワードも戻ったチームは、前年のイースタンカンファレンス2位を超える成績を期待されていました。

しかし、レギュラーシーズンを49勝33敗のイースタン4位で終えると、プレーオフでは、この年優勝するミルウォーキー・バックスにカンファレンスセミファイナルで敗れてしまいます。

「前年カンファレンスファイナル第7戦まで戦ったチームに、主力のカイリーとヘイワードが戻ってきたら優勝するだろう。」と考えていたファンの批判は、リーダーであるカイリーに集中したのです。

ファンが批判したのは、カイリーのプレーだけではありませんでした。

おおやけに若手を批判したり、ブラッド・スティーブンス監督と衝突を繰り返すなど、チームにとっての問題行動を繰り返す、カイリーのリーダーシップを疑ったのです。

ファンからの批判を受けたカイリーは、シーズン途中にセルティックスとの契約延長を約束する発言をしていたにもかかわらず、フリーエージェントとなり、ブルックリン・ネッツと契約してしまいました。

ボストンファンの批判は怒りにかわり、カイリーへの憎悪はふくれあがってしまったのです。

2021年のプレーオフファーストラウンド第4戦。

ボストンのTDガーデンで、ボストン・セルティックスとブルックリン・ネッツが対戦し、141-126でネッツがセルティックスを破ります。

この試合、カイリーはボストンファンの大きなブーイングを浴びながらも、39得点11アシストの大活躍で、ネッツを勝利に導きました。

試合終了のブザーが鳴ると、お役御免となっていたカイリーは、ベンチからコートに出てきてチームメイトを祝福。

そのままコートの中央まで歩いていくと、突然セルティックスの象徴ともいえるロゴのおじさん(ラッキーといいます)の顔の部分を、強く踏みつけたのです

自身を批判するスポーツライターや、限度を超えた挑発をしてくるファンに対しての怒りが、「おじさんを踏みつける」という行動につながったのでしょうか。

踏みつけ行為のあと、ロッカールームに戻ろうとしたカイリーに対し、ボストンファンの男がペットボトルを投げつけ、現行犯逮捕されるというおまけつきでした。

カイリーの踏みつけ行為に対し、セルティックスのOBであるケビンガーネットは苦言を呈しました。

「カイリーがラッキー(ロゴキャラクターの名称)を踏みつけたことに、誰も何も言わないのかい? まるで見て見ぬ振りだが、どういうことなんだろうか。あんなことをしてはいけない。まったくクールじゃないよ。全員がもっと良くならなければいけないと思う。」

これは、セルティックスの選手たちが、カイリーに対しての発言を控えたことに対する批判でした。

もしかしたら、セルティックスの選手たち、とくに若手のテイタムやブラウンにとって、カイリーは批判を一身に浴びてくれた、良きアニキだったのかもしれません。

2021年 コロナワクチン拒否問題

世界的にコロナウイルスが蔓延する中、2020-21シーズンは72試合の短縮シーズンを行い、ミルウォーキー・バックスの優勝で幕を閉じました。

新シーズン開幕前に、NBAは、各チームの関係者にワクチン接種を義務づけることを決定。

しかし、選手に関しては、反対意見もあり、任意で接種を勧めるにとどまりました。

ただし、ワクチン未接種の場合、ニューヨーク(ニックス、ネッツ)とサンフランシスコ(ウォリアーズ)は、ワクチン接種義務における新しい法律が施行されたため、「医療上または宗教上の理由で免除が承認されない限り、ワクチンを接種しないと試合に出場することはできない」こととなります。

2021年11月の開幕直前、ほとんどの選手がコロナワクチンを接種していましたが、1部の選手は宗教を理由にワクチンを拒否していました。

ウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズも、宗教上の理由でワクチンを拒否していましたが、結局チームに迷惑をかけるわけにはいかないと、ギリギリでワクチン接種を行いました。

ワクチン未接種の選手が注目される中、カイリーは、ワクチンをかたくなに拒否。

カイリーは、「ワクチンの裏で秘密結社が暗躍し、黒人をマスターコンピューターに接続する『サタン計画』に利用している」と陰謀論をとなえる反ワクチン派のアカウントをフォロー、投稿に「いいね!」を押し始めたのです。

『サタン計画』に関するデマは、現役選手や、OB、リーグエグゼクティブから批判されながらも、多くのNBAチームやチャットに広がっていきました。

まさに、「フラット・アーサー」のカイリーらしい、「自分の目で見たもの以外は信じない。」「自分たちが見ているもの以外は、政治や社会など誰かの陰謀による、虚偽の事実を押しつけられている」という陰謀論の真骨頂です。

2021-22シーズン、ケビン・デュラント、カイリー・アービング、そしてジェームズ・ハーデンの3人が揃って開幕を迎える初めてのシーズンに、ネッツのフロントは優勝を目指し一丸となっていました。

しかし、ワクチン拒否によって、カイリーは、ブルックリンで行われる試合はもちろん、練習に参加することもできなくなったのです。

ブルックリン・ネッツは、10月12日、「状況が変化し続けている点を考慮し、熟考を重ねた末、完全な形での参加が可能になるまでアービングはチームとともにプレーも、練習もしないと決めた」と声明を発表。

結局、カイリーはワクチンを接種することはなく、シーズン初出場は、1月5日、アウェイで行われたインディアナ・ペイサーズ戦。

練習もろくにしていないのに、22得点でチームを勝利に導きました。

ホームに初出場したのは、シーズン終盤3月27日のシャーロット・ホーネッツ戦でした。

ニューヨーク市長がコロナに関するルールを撤廃したことにより、カイリーのブルックリンでのプレーも可能となったのです。

結局今にいたるまで、カイリーはワクチンを接種していません。

バスケをプレーできなくても、ワクチンを打たないことを優先するメンタルはすごいですね。

2021年 自身のシグネチャーモデル「カイリー8」を酷評

2021年7月、カイリー関連のInstagramのファンアカウントに、まだ発表されていないカイリーの時期シグネチャーモデル「カイリー8」のリーク画像が投稿されました。

この投稿動画に対し、なぜかカイリーが、信じられないコメントを投稿したのです。

これから出るKyrie 8のデザインやマーケティングに対して俺が口出しできることはない。俺が思うに、このモデル        はゴミだ!俺がなんと言おうと、Nikeは俺の許可なしにリリースするつもりだろう。だから先にスニーカーヘッズや 本当のサポーターたちには謝っておく

自身のパフォーマンスを支えるために、どれだけの人たちが研究し、協力し合ってシューズを開発しているのか、わからんのかい!

当然のように、カイリーに対しては、各方面から批判が殺到しました。

カイリーシリーズは、ナイキでもトップレベルの人気で、2018年には、NBAで最も着用率の高いシューズとなっています。

現役NBA選手のシグネチャーシリーズとしては、レブロンに次ぐ2番目に高い収益性を誇っていました。

しかし、カイリーの発言と、問題行動(反ユダヤ主義的投稿)により、ナイキはカイリーシリーズの終焉を決定。

ナイキの創業者フィル・ナイトも、「カイリーは一線を越えてしまった。」と語っています。

そして、2022年12月6日、ナイキの広報が、「カイリーはもうナイキのアスリートではありません。」と語ったとESPNが報じたのです。

カイリーとナイキの契約は、当初2023年10月2日までの期間でしたが、自身のシグネチャーモデルに対する酷評と、数々の問題行動・言動に、ナイキが愛想をつかしたものでした。

特に、次に語る反ユダヤ主義の問題は、ナイキがカイリーとの決別を決定づけた大問題となりました。

2022 反ユダヤ主義的投稿

2022-23シーズン開幕後の10月27日、またもカイリーはトラブルを巻き起こします。

ホロコースト否定や陰謀論など反ユダヤ主義的な内容を含むドキュメンタリーのリンクをSNSに投稿し、批判を受けたのです。

これまでも「地球平面説」や「ワクチン拒否問題」で陰謀論を信じてきたカイリー。

彼はその都度、「自分には自分の信じる真実があり、他の人の考えは尊重するから自分の考えも尊重してほしい。」と訴えてきました。

しかし、今回問題が公になったあとの会見でも、すぐに謝罪、撤回せず、質問をはぐらかし続けたカイリーの姿勢にブルックリン・ネッツのジョセフ・ツァイオーナーは激怒。

「カイリーの主張を認めることは差別になる。」と譲らず、5試合の出場停止を言い渡します。

日本人には縁遠い人種差別の問題の大きさを感じた出来事でした。

結局、カイリーの出場停止期間は8試合まで延び、ナイキとの関係は解消。

この時、ブルックリン・ネッツとの関係も、すでに終焉に向かっていたのかもしれません。

カイリー・アービング マブス移籍

ポイントガードでありながら、パスよりも自分の得点を優先するスタイルは、観ていて興奮させられるものの、チーム力の向上という面では、微妙です。

実際、絶好調だったブルックリン・ネッツも、ケビン・デュラントがケガで欠場すると、負けが先行しました。。

もちろん、スーパースターのデュラントが抜けたのですから、勝てなくなるのは当たり前ですが、内容がよくありません。

強引な1対1が増え、チームメイトを信頼していない様子がみてとれました。

2月2日にセルティックス相手に139ー96と43点差で敗れると、翌日、アービングの驚きのトレード希望がリークされたのです。

そして、2023年2月5日、ブルックリン・ネッツとダラス・マーベリックスの間で、トレードが決定。

ネッツ ⇨ マーベリックス
カイリー・アービング
マーキーフ・モリス

マーベリックス ⇨ ネッツ
スペンサー・ディン・ウィディー
ドリアン・フィニー・スミス
2027年 2巡目指名権
2029年 1巡目指名権
2029年 2巡目指名権

マーベリックス(マブス)は大きな賭けに出ましたね。

2023年2月8日現在、マブスは29勝26敗でウエスタンカンファレンス6位。

スーパースターのルカ・ドンチッチを擁しながら、NBAチャンピオンに手が届きそうにはないチーム状態。

このまま、勝てないチームのままだと、ドンチッチが移籍希望するかもしれないと焦ったマブスのフロントは、爆弾カイリー・アービングを獲得する大きな賭けに出たのです。

誰もが認める実力をもち、コート内では実力を見せつけるカイリー。

コート外での数々の問題行動や言動の危険はあるものの(コート内でもロゴ踏みつけたり、観客に中指立てたりしますが)、ハンドリングをまかせられ、得点力の高いカイリーは、マブスが探していたプレイヤーと重なります。

ドンチッチがいない試合では、エースの役割も担ってきたディンウィディーと、マブスファンに愛された3&Dドリアン・フィニー・スミスを放出してでも、ルカとカイリーの化学反応にかけたのです。

さて、ルカとカイリーは、チームを成功に導くのか、破滅に導くのか。

長年マブスファンのわたくしリトルからみると、「そりゃないやろ、マブス。」という気持ちが大きいものの、ちょっと怖いものみたさのようなワクワクもありますね。

とにかく、ディンウィディーがブルックリン・ネッツのユニフォームをまた観れるのが、うれしいです。

ドリアン・フィニー・スミスがネッツに入って、役割のかぶる渡邊雄太選手は厳しくなるでしょうが。

まとめ

今回は、天才カイリー・アービングの起こしてきた数々のトラブルの一部をまとめました。

レブロン・ジェームズを軽視する発言をしたり、あおる観客に何度も中指を立てたり、問題行動や言動は、ほかにもたくさんあります。

これまでのお騒がせ選手(バークレーやロッドマンなど)と違うのは、陰謀論を信じ、誤った思想でトラブルになることです。

「怒りっぽい」とか、「ユーモアが行きすぎて」とかの単純なトラブルじゃないんですよね。

さて、ダラス・マーベリックスは、カイリー・アービングとともに戦い、優勝を勝ち取るのか。

それとも、チームを崩壊させてしまうのか。

スーパースタールカ・ドンチッチとカイリー・アービング、2人の化学変化が起こる奇跡を期待して、後半戦を楽しんでいきましょう。

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