【ウォリアーズが連覇できる7つの理由】スプラッシュブラザーズ復活&ロケッツの例

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2022-23シーズンも、プレーオフに突入し、ワクワクする毎日が続いています。

いくつになっても、心おどる日々を体験できるのは、本当にありがたいです。

今年は、どのチームが、新しくなったラリー・オブライエン・トロフィーを掲げるのでしょうか?

前評判では、イースタンカンファレンスのミルウォーキー・バックスボストン・セルティックス、ウエスタンカンファレンスのフェニックス・サンズなどが優勝候補にあがっていますが、個人的に全力で応援しているのが・・・

昨年のチャンピオン、ゴールデンステイト・ウォリアーズです!

今シーズンは、ケガやトラブルなどが重なり、波に乗れなかったウォリアーズでしたが、なんとか6位でプレーオフにストレートインしています。

NBAを35年間観つづけてきた、わたくしリトルが、ウォリアーズが連覇できると断言する7つの理由を語ります。

目次

2022-23シーズンのウォリアーズ

ここで、レギュラーシーズンのウォリアーズの成績をまとめます。

44勝38敗(ウエスタンカンファレンス6位)
1試合平均 118.9得点(NBA全体 2位)
1試合平均 117.1失点(NBA全体21位)

今シーズンは開幕前の練習で、ドレイモンド・グリーンがジョーダン・プールを思いっきり殴る事件が発生。

正直、グリーンをトレードに出すべきだと思っていましたが、レギュラーシーズンを終わってみると、私の考えが短絡的でしたかね。

その後も、カリーをはじめ主力がケガで休んだり、アンドリュー・ウィギンズが家族問題で長期離脱したり、なかなかベストメンバーが揃わないシーズンでした。

ウエスタンカンファレンス6位に滑り込み、なんとかプレーインを回避した状況では、正直、NBA連覇は難しいと思われても仕方ありませんね。

ただ、わたくしリトルは、ウォリアーズの連覇を信じています。

プレイオフ1回戦対サクラメント・キングスとの第1戦、第2戦を落としてしまいましたが・・・。

とにかく、ウォリアーズが連覇できると信じる、7つの理由を語っていきます。

理由1 勝ち方を知り尽くしている

まずは、ウォリアーズが勝ち方を知り尽くしているチームだということです。

2015年のNBAファイナルで、クリーブランド・キャバリアーズを倒し、40年ぶりにNBA制覇を果たすと、2019年まで5年連続でNBAファイナル進出。

NBAの長い歴史をみても、5年連続でファイナルに進出したのは、1957年から67年まで、10年連続ファイナルに進出したボストン・セルティックスと、このウォリアーズだけです。

5回のファイナルのうち、3回優勝に輝く、王朝をつくりあげたウォリアーズ。

その後2年間は、ケビン・デュラントの移籍や、クレイ・トンプソンのケガ(2年間の離脱)、ステフィン・カリーの骨折などもあり、低迷しますが、昨年2022年には、スプラッシュブラザーズを結成してから4回目のチャンピオンに返り咲いています。

とにかく、プレーオフ、そしてファイナルでの戦い方を、カリー、クレイ、ドレイモンド、そしてスティーブ・カーHCは知り尽くしているのです。

理由2 メンバーが揃った

今シーズン(2022-23)、ウォリアーズはケガに苦しめられました。

82試合すべてに出場したのは、ジョーダン・プールとケボン・ルーニーの2人のみ。

カリーは、2度のケガに苦しめられ、56試合の出場にとどまっています。

また、オフェンス・ディフェンスともに、チームに安定をもたらしていた、アンドリュー・ウィギンスは、家庭の事情で45試合を欠場。

ウォリアーズが誇る、デスラインナップが揃うことが少ないシーズンとなり、前年チャンピオンとしては物足りない44勝38敗の結果に終わったのです。

しかし、プレーオフではウィギンズが復帰し、ほぼ完全体のウォリアーズがみられます。

レギュラーシーズンのウォリアーズとは、まったく違う戦力となることが、期待されますね。

理由3 クレイ・トンプソンの復活

2019年、トロント・ラプターズと戦ったNBAファイナル第6戦で、左膝の前十字じん帯断裂の大ケガを負ったクレイ・トンプソン。

2019-20シーズンを全休し、翌シーズンでの復活のため、リハビリに励みます。

翌2020-21シーズン開幕前のトレーニングで、今度は右足のアキレス腱を断裂。

2シーズン連続の全休となり、クレイ・トンプソンはもう終わったのかと思われていました。

昨シーズン、2022年1月9日のキャブス戦で、941日ぶりにNBAの舞台に復帰。

レギュラーシーズン最後のペリカンズ戦で41得点するなど、非凡な得点力はみせたものの、シュートセレクションの悪さが目立ち、3ポイントの成功率は、38.5%と、自身初めて40パーセントを下回る結果に終わりました。

まあ、それでも十分すごいんですが。

ディフェンスの衰えも指摘されていましたね。

それでも2022年のプレーオフ、ウォリアーズは王者の強さを取り戻し、チャンピオンの座に返り咲きました。

迎えた2022-23シーズン、クレイ・トンプソンは、かつての爆発的な得点力をとり戻し大活躍。

カリーがいない間、エースとしてウォリアーズを牽引しました。

昨年の成績と比較すると・・・

クレイ・トンプソン シーズン成績
2021-22 20.4得点 3.9リバウンド 2.8アシスト FG42.9% 3P38.5% 3P成功数114(32試合)
2022-23 21.9得点 4.1リバウンド 2.4アシスト FG43.6% 3P41.2% 3P成功数301(69試合)

アシスト以外は、前年より少しづつ確実に成績がよくなっています。

クレイはプレーの性質上、調子がいい時は積極的にシュートを放つため、アシスト数は減る傾向にあります。

大きく違うのは、3ポイントの成功率。

今シーズンの3ポイント成功数は、NBA全体トップの301本!

過去の1シーズンの3ポイント成功数ランキングは・・・

1位 ステフィン・カリー  402本 2015-16
2位 ジェームズ・ハーデン 378本 2018-19
3位 ステフィン・カリー  354本 2018-19
4位 ステフィン・カリー  337本 2020-21
5位 ステフィン・カリー  324本 2016-17
6位 クレイ・トンプソン  301本 2022-23

いや、カリーは凄すぎますね。

今シーズンのクレイは、カリー、ハーデンに続いて、NBAの1シーズンで3ポイントを300本以上決めた、3人目の選手となりました。

本来の自信をとりもどしたクレイのプレーは、今シーズン何度もチームを救ってきました。

昨年のファイナルでは、まだ本来の姿を取り戻していなかったクレイ。

今年のプレーオフでは、完全体のクレイ・トンプソンがみられるのではないでしょうか?

理由4 補強の充実

昨シーズン優勝に大きく貢献したゲイリー・ペイトン2世や、オット・ポーターJr.、デイミオン・リーがチームを去った中、ウォリアーズのフロントは、限られた予算の中で的確な補強に動きました。

一番大きな収穫は、ドンテ・ディビンチェンゾの獲得です。

大学時代(ビラノバ大)に、2度のNCAA制覇を果たし、NBAの舞台でも、2020-21シーズンにミルウォーキー・バックスで優勝を経験しているエリートガード。

しかし、2021年5月末に左足首のじん帯を損傷してからはケガに苦しみ、昨シーズンは途中でサクラメント・キングスにトレードされ、計42試合の出場にとどまっていました。

ケガの心配はあるものの、シュート力、ディフェンス力に定評のあるディビンチェンゾを、450万ドルという破格の安さで獲得できたのは、フロントのお手柄だったと思います。

もし今シーズン、ディビンチェンゾがいなければ、ウォリアーズのプレーオフ進出はなかったかもしれません。

カリーが長期離脱している間、ディビンチェンゾのアグレッシブなディフェンスと、クラッチシュートで、いくつもの勝利を拾って来ました。

プレーオフでこそ、彼の経験が生きるのだと信じています。

また、シーズン途中にゲイリー・ペイトン2世(GP2)を、ポートランド・トレイルブレイザーズから呼び戻したのも大きかったですね。

YouTube
Welcome to the Gary Payton II Dunk Show 🐰 Gary Payton II has been living above the rim to start the 2021-2022 NBA season.

昨シーズンのプレーオフで一気に株をあげたパワーフォワードのようなガードプレイヤー。

ポイントガードでありながら、NBAの最優秀守備選手賞を獲得し、NBAオールディフェンシブファーストチームに9回も選出されている、守備の名手ゲイリー・ペイトンを父に持つサラブレッドです。

サラブレッドでありながら、NBAドラフトでは指名されず、短期契約と解雇を繰り返してきた苦労人でもあります。

そんなGP2の人生は、2021年4月19日に、ウォリアーズと10日間契約を結んだことで、劇的に変わります。

2度の10日間契約を経て、2021-22シーズンの開幕ロスター入りを勝ちとると、得意の守備と、強気なオフェンスで、ウォリアーズの復活優勝に大きく貢献しました。

しかし、素晴らしい活躍をみせたことで、当然他のチームからも注目されたGP2は、ポートランド・トレイルブレイザーズから3年2800万ドルの年俸を提示され、引き抜かれます。

ウォリアーズは、サラリーキャップを大幅に超えている状態で、とてもマッチできませんでした。

2022-23シーズン、ウォリアーズにとって、GP2の抜けた穴は大きく、ディフェンス力だけでなく、彼のもたらしていたエナジーが不足していました。

そこで、ウォリアーズのフロントは、2023年2月に動きます。

2022年のドラフト1巡目全体2位で獲得し、将来の主力として考えていたジェームズ・ワイズマンを3角トレードでデトロイト・ピストンズに放出。

そして、ケガの心配の残るGP2を、ブレイザーズからトレードで取り戻したのです。

プレイオフの第1戦を見るかぎり、ウォリアーズの判断は間違っていなかったですね。

GP2は、20分の出場で8得点、4リバウンド、2アシストを記録。

数字以上に、圧倒的なエナジーを、ウォリアーズに注入していました。

トレードは大成功だったと思います。

ワイズマンも、ピストンズで輝いてますしね。

理由5 シーズン終盤の調子よさ

今シーズンは44勝38敗(勝率53.6%)でウエスタンカンファレンス6位だったウォリアーズ。

なかなかメンバーが揃わず、勝ち星が伸びない状況が続きました。

しかし、シーズン最後の10試合でみると、8勝2敗の勝率80%。

負けた試合も、3点差(対ミネソタ・ティンバーウルブズ)と2点差(対デンバーナゲッツ)。

最高の雰囲気でプレーオフに突入できるのは、大きなアドバンテージになりますね。

※ しかし、プレーオフに入って雰囲気が・・・。

  おいおい、ドレイ・・・。

理由6 前例あり! ヒューストン・ロケッツ!!

今年のウォリアーズの状況をみて、NBAを35年間観つづけてきたわたくしリトルは、なんとなくデジャブ的なものを感じていました。

前年チャンピオンでありながら、翌年はウエスタンカンファレンス6位まで成績を落とすなんて・・・。

そうだ!ヒューストン・ロケッツだ!!

アキーム・オラジュワン擁するヒューストン・ロケッツは、1993-94シーズン、58勝24敗、ウエスタンカンファレンス2位でプレーオフに突入し、ポートランド・トレイルブレイザーズ、フェニックス・サンズ、ユタ・ジャズを倒します。

ファイナルでは、パトリック・ユーイング擁するニューヨーク・ニックスと第7戦まで死闘を繰り広げ、見事初優勝。

しかし、連覇を目指した翌年(1994-95シーズン)は、開幕から勝ち星が伸びず。

なんとか現状を変えたいフロントは、年齢的に衰えのみえてきた、ポートランド・トレイルブレイザーズのエースであり、オラジュワンの大学時代(ヒューストン大学)のチームメイト、クライド・ドレクスラーの獲得に踏みきりました。

しかし、チームの成績は伸びず。

レギュラーシーズン、45勝37敗のウエスタン6位と、前年のチャンピオンとしては苦しいシーズンだったものの、プレーオフではユタ・ジャズ(1勝2敗から)、フェニックス・サンズ(1勝3敗から)を、大逆転で下し、勢いにのります。

カンファレンスファイナルでは、シーズン62勝20敗で、NBA全体1位のサンアントニオ・スパーズを倒し、2年連続ファイナルに進出。

ファイナルの相手は、若きスーパースター、シャキール・オニールとアンファニー・ペニー・ハーダウェイ擁するオーランド・マジックでした。

プレーオフで、次々と強豪チームを破り、勢いに乗ったロケッツは、ファイナルでオーランド・マジックを圧倒。

無傷の4連勝で、NBA連覇を果たしたのです。

前年優勝し、翌年ウエスタンカンファレンス6位であることは、現在のウォリアーズとぴったり重なります。

勢いに乗れないチームに、シーズン終盤トレードで活性化をはかったことも、クライド・ドレクスラーと、ゲイリー・ペイトン2世、(ちょっとスケールが違いますが・・・)重なる部分があります。

ちなみに、記事を書いている時点で、ウォリアーズはキングスに2敗目をくらってしまいましたが、95年のプレーオフ1回戦でロケッツは、ユタ・ジャズに1勝2敗(当時の1回戦は5戦制)と王手をかけられた状態から逆転しています。

そして、カンファレンスセミファイナルでは、フェニックス・サンズ相手に、最初の2試合を落とし、1勝3敗の崖っぷちとなってから、奇跡の3連勝で逆転勝利をしています。

なんだか、偶然だとは思えないんですよね。

正直、チームの完成度では、1995年のロケッツより、現在のウォリアーズの方が上だと思います。

絶対にウォリアーズの2連覇は、可能だと思います!

※ でも、グリーンがまたやらかしちゃったからなあ・・・。

理由7 ステフィン・カリーの存在

最後の理由は、なんといってもスーパースター、ステフィン・カリーの存在ですね。

これまで数々の奇跡を起こしてきたカリーが、このまま終わるとは思えません。

今シーズンのカリーはケガによる欠場が続き、56試合の出場にとどまりましたが、出場した試合では相変わらずのパフォーマンスをみせました。

ちなみに、2022-23シーズンのカリーの成績は・・・

ステフィン・カリー 2022-23 成績
1試合平均 29.4得点 6.1リバウンド 6.3アシスト 
      FG% 49.3% 3P% 42.7% FT% 91.5% 

フィールドゴール50%、3ポイント40%、フリースロー90%を記録する、50-40-90クラブに、もう一息でした。

やはりカリーがいるといないでは、まったく別のチームになってしまいます。

現状、カリーはケガの心配なくプレーできているようです。

いまやNBAの顔といえるスーパースターの一人となったステフィン・カリーが、このまま終わるとは思えません。

きっと、私たちファンをワクワクさせる、予想の斜め上をいく活躍を、見せてくれるのではないでしょうか?

まとめ

今回は、【ウォリアーズが連覇できる7つの理由】を語ってきました。

NBAを35年間観つづけてきた、わたくしリトルが、本気で応援するゴールデンステイト・ウォリアーズの優勝を信じる理由をまとめたのですが・・・。

仕事が忙しく、記事を少しづつまとめている間に、サクラメント・キングスに2敗してしまいました。

とにかくディアーロン・フォックスとマリーク・モンクのスピードに翻弄されていますね。

そして、何より、ドレイモンド・グリーンがまたやらかしました。

リバウンド争いの中、倒れたドマンタス・サボニスに足を両腕でつかまれたドレイモンドが、サボニスの胸のあたりを思いっきり踏みつけたのです。

このプレーで、足をつかんだサボニスはテクニカルファウル、胸部を踏みつけたドレイモンドには、フレグラントファウル2(危険なファウル)が宣告され、ドレイモンドは退場となります。

その後、ドレイモンドには、1試合の出場停止の処分が下され、キングスとのプレーオフ第3戦に出場できないことが決定してしまいました。

また、やってしまったか、ドレイモンド・・・。

まあ、リプレーをみると、そんなに力を入れて踏みつけたわけではなく、かわそうとしたようにも思えるんですが・・・。

いや、苦しいな。

やはり、ドレイモンド・グリーンとの来季の契約は、考えないといけないのかな・・・というのがわたくしリトルの意見です。

ドレイモンドのパス能力は、スプラッシュ・ブラザーズにとって、なくてはならないものなんですがね。

ということで、キングスとの第3戦は、今シーズンで一番大切な試合になります。

ドレイモンド・グリーンを欠く中で、どんな試合ができるのか?

フォックスとモンク、2人の爆発的なスピードにどう対抗するのか?

得点力が高く、パスもさばけるオールラウンドなビッグマン、ドマンタス・サボニスを誰が止めるのか?

もし、第3戦を落とすようなことがあれば、ウォリアーズの2連覇の望みは、潰えてしまうかもしれません。

しかし、ここで新たな救世主が現れてくれることを期待しましょう。

プレーオフでは思うように活躍できていない、クミンガあたりが、爆発してくれないですかえねえ。

とにかく、このスリリングな状態でのプレーオフを、心の底から楽しみたいと思います。

GO WARRIORS!

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