【お鬚様】ジェームズ・ハーデンのトレード評価 勝者は76ers?クリッパーズ? 

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長い長い移籍問題がついに決着!

ジェームズ・ハーデンがフィラデルフィア・76ersからロサンゼルス・クリッパーズに移籍しました。

これまで圧倒的な個人成績を残しながら、度々チームへの不満を訴え、強引な移籍志願を繰り返してきたハーデン。

契約下にあるのにチームにトレードを要求し、わざと太ってやる気のない態度をみせたり、練習をボイコットしたり・・・。

バスケに関する能力の高さは誰もが認めるところですが、完璧にトラブルメーカーの印象がついてしまっています。

その特徴的な見た目から、ネット上では「お髭様(おひげさま)」「髭」と呼ばれるハーデンの今回のトレードについて、76ers側と、クリッパーズ側の評価、そしてハーデンの今後についてを語ります。

それでは、レッツラゴー。

目次

ハーデンを含む今回のトレードについて

2023年11月1日、ジェームズ・ハーデンを中心としたトレードがついにまとまりました。

7月の初めから続いた、トレード志願、76ersのダレル・モーリーへの「うそつき」発言、チーム練習とプレシーズンマッチのボイコットなど、オフシーズンの話題の中心となっていたハーデンが、ついに希望していたロサンゼルス・クリッパーズへの移籍を叶えたかたちとなりました。

今回のトレードの内容をまとめると・・・

クリッパーズ獲得
ジェームズ・ハーデン(⇦シクサーズ)
PJ・タッカー(⇦シクサーズ)
フィリップ・ペトゥルシェフ(⇦シクサーズ)


シクサーズ獲得
マーカス・モリスSr.(⇦クリッパーズ)
二コラ・バトゥーム(⇦クリッパーズ)
ロバート・コビントン(⇦クリッパーズ】
ケニオン・マーティンJr.(⇦クリッパーズ)
2026年ドラフト1巡目指名権(⇦サンダー) ※1
2028年ドラフト1巡目指名権(ノンプロテクト)
2029年クリッパーズとのドラフト指名権交換権 
ドラフト2巡目指名権×2(2024・2029)⇦(クリッパーズ)
金銭


※1 サンダーが保有する3つのドラフト指名権で1番順位が低いもの

サンダー獲得
2027年クリッパーズとのドラフト指名権交換権
金銭

トレードの評価は、「76ersがうまくトレードをまとめた」というところでしょうか。

ここで、各チームのトレード評価を、NBAを約35年間観つづけてきたわたくしリトルが勝手に行います。

評価はA~D、A:「よくやった」、B:「まあ、いいんじゃない」、C:「心配だねえ」、D:「損したなあ」とします。

76ersのトレード評価 A

ハーデンの移籍後、好調な76ers

76ersのダレル・モーリーGMを「うそつき」と非難し、クリッパーズへの移籍希望を公言していたハーデン。

チーム練習やプレシーズンマッチにも現れず、76ersの戦力とは見込めない状況でした。

怪我がちで高額契約の残る34歳のスター選手を希望する球団は、クリッパーズ以外にはなく・・・。

当初76ers側はハーデンを放出する見返りに、ポール・ジョージかカワイ・レナードを希望したものの、クリッパーズ側には相手にされませんでした。

次にターゲットとしたのが、昨シーズンクリッパーズでポイントガードとして評価を上げたテレンス・マン。

しかし、この案もまたクリッパーズ側に拒否されてしまいます。

最終的にもとまったのが、今シーズンクリッパーズでローテーション外となっているマーカス・モリスSr.と、ベテランロールプレイヤーの二コラ・バトゥームロバート・コビントン、身体能力の高い22歳の若手ケニョン・マーティンJr.に、ドラフト指名権を複数獲得するトレードでした。

ちなみに、ケニョン・マーティンJr.の父親は、ニュージャージーネッツでジェイソン・キッドらと共に、2年連続NBAファイナル(2002&2003)に進んだ、あのケニョン・マーティンです。

なんとなく応援しちゃいますね。

今回のトレード評価、76ersは結果的にはA評価だと思います。

76ersでのプレーを拒否し、チームのケミストリーを崩壊させかねない爆弾ハーデンを、優秀なロールプレイヤーと、成長が期待できる若手プレイヤー、そして将来のドラフト指名権と交換できたのですから。

開幕から76ersが好調なことが、トレードの決め手となったのは間違いないですね。

タイリース・マキシ―が開幕1週目の、イースタンカンファレンス週間MVPを受賞する大活躍。

開幕前に年俸202万ドル(約3億円)で獲得したケリー・ウーブレイJr.も、5試合を終えた時点で平均21.0得点と予想以上の活躍をみせています。

もちろん昨シーズンのMVP、ジョエル・エンビードの圧倒的な支配力も健在です。

76ersは5戦を終えて4勝1敗と、スタートダッシュに成功。

現在絶好調の76ersには、我の強いスーパースターよりも、複数の優秀なベテランロールプレイヤーの方が、マッチしていると思いますね。

今回76ersのトレード評価を満点としたのは、76ersの未来が明るくなったことが1番の理由です。

今回、サラリーの負担が重かったハーデンを放出し、代わりに獲得した3人のベテランは、全員今年で切れる契約。

獲得したベテラン選手のサラリーをまとめると・・・

マーカス・モリスSr.  1712万ドル(約25億6800万円)
二コラ・バトゥーム  1171万ドル(約17億5650万円)
ロバート・コビントン 1169万ドル(約17億5350万円)
※ 1㌦⁼150円計算

もし今年優勝ができなくても、来シーズンは3人の意外に大きな契約が切れ、サラリーキャップに空きができます。

そもそも、現在76ersが契約している選手のうち、来年の契約が確約されている選手が、エンビード含め3人しかいません。

つまり、スーパースターを獲得することも、能力が高いスター選手を複数獲得することも可能になったわけです。

チームの不動のエース、ジョエル・エンビードは現在29歳、シーズン中の3月16日には30歳を迎えます。

エンビードが全盛期のうちになんとか優勝を勝ちとりたい76ersにとって、今年もしダメでも、来シーズンに勝負をかける余裕ができたことは、大きなプラスですね。

ハーデン騒動によって、チームへの不満ともとれる発言をしていたエンビードも、おそらく現状に満足しているのではないでしょうか?

ハーデンが声高にダレル・モーリーGMへの批判を繰り返し、クリッパーズへの移籍希望を公言し、他のチームからは見向きもされない絶体絶命の中、これだけのアセット(資産)を獲得した76ersのフロントは、優秀だったと思います。

クリッパーズしか相手にしてくれない、絶望的な状況からだったことも考慮して、76ersはA評価とします。

クリッパーズのトレード評価 C

ハーデンの、クリッパーズでのデビュー戦です

クリッパーズは、本当にジェームズ・ハーデンが欲しかったんでしょうかねえ。

昨シーズン途中、ロサンゼルス・レイカーズでレブロンやアンソニー・デイビスと合わずに評価を落としていたラッセル・ウエストブルックを獲得。

勢いに乗り、プレーオフに進んだものの、主力のカワイ・レナードとポール・ジョージがケガで出場できず、ウエストブルックが孤軍奮闘したものの、フェニックス・サンズに1勝4敗で敗れました。

今シーズンはウエストブルックと2年800万ドル(約12億円)と、驚くほど安い契約を結び、戦力の維持に成功。

これまで多くの栄光を勝ちとってきたウエストブルックが、なんとしても優勝をするために、サラリーを犠牲にしてクリッパーズで闘うことを決めたのです。

開幕から5試合を終えて3勝2敗とまずまずのスタートを切ったクリッパーズ。

カワイ・レナードとポール・ジョージはケガの影響なくプレーし、ウエストブルックもシュートが好調でオールラウンドな活躍をみせています。

センターのイビツァ・ズバッツや、ノーマン・パウエル、ボーンズ・ハイランドも、2桁得点を記録する、チームとして好調なスタートを切ったところでのジェームズ・ハーデンの獲得。

正直、ウエストブルックがかわいそうと思ってしまうのは、私だけではないはずです。

やっとまた輝ける場所をみつけたと思っていたんですけどねえ。

まあ、人のいいウエストブルックは、古くからの友人、ハーデンが加入したことを本当に喜んでいるようですが。

なんといっても、カリフォルニア出身のウエストブルックとハーデンは、子供の頃からバスケで競い合っていた仲ですからね。

今回、ハーデンが繰り返しクリッパーズへの移籍を76ersフロントに強く訴え、他のチームがハーデン獲得に関心を示さない中、常にクリッパーズは強気の姿勢を崩しませんでした。

76ersが要求した、カワイ・レナード、ポール・ジョージ、そしてテレンス・マンとのトレードを一蹴し、現在ローテーション外となっているマーカス・モリスSr.と、力の落ちてきたベテラン二人、身体能力は高いがシュート力に難がある若手でトレードをまとめたのは、クリッパーズのフロントもがんばったと思います。

ドラフト指名権を複数つけたのも、3度の得点王〝スーパースター″ジェームズ・ハーデンを獲得するためには仕方なかったと思います。

また、ハーデンだけではなく、守備職人のPJ・タッカーを獲得できたのも、今年優勝を目指す上で大きな動きでした。

ただ、そもそも「クリッパーズに、ジェームズ・ハーデンは必要なのか?」という点で、疑問があるのです。

クリッパーズのオールスター選手(カワイ、ポール、ラス)は、3人とも独力で得点できる選手達です。

ボールを持ってからの勝負で真価を発揮します。

そこに人一倍ボールを保持するハーデンが加入して、システムがうまく機能する姿が見えないのです。

よく言われますが、ボールは1つしかないですからね。

昨シーズン76ersでは、チームが勝利するために、自信の得点よりもエンビードへのアシストを優先し、アシスト王に輝いたハーデンですから、クリッパーズの戦術にもアジャストしてくるとは思います。

それでも、クリッパーズの優勝へのラストピース=ジェームズ・ハーデンではないと思うんですよねえ。

現に、ハーデンが加入して最初に試合に出場したニューヨークニックス戦では、ニューヨーク・ニックスに97-111で完敗していますし、2戦目のブルックリン・ネッツ戦でも93-100の2桁得点に終わり連敗しています。

この2試合クリッパーズのスターティング5は、ガードにジェームズ・ハーデン&ラッセル・ウエストブルック、フォワードがポール・ジョージ&カワイ・レナード、センターがイビツァ・ズバッツと、見事に元オールスター4人を並べてきました。

実戦が今年初めてだったハーデンは、思ったよりも動けていましたが、正直ケミストリー構築には時間がかかると思います。

チームが出来上がってきたころに、誰かがケガをする未来もありえるなあ・・・。

クリッパーズは、今回トレードでハーデンを獲得したことで、サラリーキャップ超過分のタックス支払額が、約150億円⇨約200億円に膨らみました。

いくらオーナーのスティーブ・バルマ―(元マイクロソフト社最高経営責任者)が大金持ちだといっても、これは厳しいでしょう。

将来のドラフト指名権も犠牲にして、今優勝することに賭けたのです。

もし数年後チームが解体、弱小球団となり、2029年のドラフトで上位指名権を得たとしても、指名権交換権を76ersに渡したため、ドラフトでスター選手を獲得することも難しいでしょう。

クリッパーズは、本当に今勝つしかないのです。

ただ、主力はケガが多いベテランたち。

4人が健康で、ケミストリーを構築できる未来が想像できないんですよね。

クリッパーズのトレード評価は、Cとしておきます。

もちろん、ハーデンがバッチリはまって、勢いに乗ってクリッパーズが優勝することも考えられます。

その時は額を床にこすりつけてクリッパーズのフロントに謝罪しようと思います。

(おまけ)サンダーのトレード評価 A

シェイが化け物すぎる・・・

最後に、サンダーのトレード評価ですが、Aとします。

これまでのトレードによって、多くのドラフト指名権を獲得しているサンダー。

今回は2026年ドラフトの1巡目指名権を放出し、2027年のドラフト指名権交換権を獲得しました。

サンダーは2026年のドラフト1巡目指名権をなんと3つ(!)保有しています。

3つのうち、一番低い指名権を、今回放出したのです。

代わりに獲得したのが、2027年ドラフトの、クリッパーズとの指名権交換権。

ドラフト指名権交換権とは、交換相手のチームが自分のチームよりも高い順位での指名権を獲得した場合、チェンジできる権利です。

指名権交換権は、自チームの方が指名順位が高ければまったく意味はありませんし、逆に相手チームの指名順位が高くなれば、プラチナチケットと化します。

今回、なぜサンダーのトレード評価をAとしたのか?

それは、2027年にはロサンゼルス・クリッパーズがチームを解体し、弱小クリッパーズに戻っている可能性が高いためです。

2027年のドラフト順位は、2026-2027シーズンの結果で決まります。

今から3シーズン後は、現在のベテランスター4選手(カワイ、ポール、ラス、ハーデン)を放出し、再建に踏みきっている可能性も高いと思われます。

クリッパーズが若手を育てることに注力し、勝利をあげられず、リーグ下位に沈むことになった場合、ドラフト指名権交換権は大きな意味を持つのです。

若手がそろうサンダーは、今後優勝を争うチームになっていくと思われますので、ドラフト上位指名は難しくなるでしょう。

その中で、クリッパーズが上位指名をゲットした場合、サンダーは指名権交換権を使用し、優勝争いをしながら有望な若手をチームに加えることができるのです。

1巡目指名権を使いギャンブルができるのも、こつこつとドラフト指名権を集めてきたサンダーの作戦勝ちですね。

指名権をあつめるだけではなく、チームの強化も図ってきたサンダーのフロント(ちょっと時間がかかりすぎた気もしますが・・・)。

とりあえず、今回のギャンブルは、当たれば相当に大きい見返りがあるかもしれません。

男心をくすぐる、今回のサンダーのギャンブルは、A評価としましょう。

ジェームズ・ハーデンについて

シュートだけでなく、アシストもすごいハーデン

最後に、ジェームズ・ハーデンについて語ります。

ハーデンのシュート力、テクニック、味方へのアシスト能力など、バスケのセンスは誰もが認めるところです。

2009年のドラフト1巡目全体3位でオクラホマシティ・サンダーに指名され、ケビン・デュラント、ラッセル・ウエストブルックとのトリオを結成。

3シーズン目の2011-12シーズンには、早くもNBAファイナルに進出しました。

「デュラント、ラス、ハーデンのトリオで、サンダーは優勝する」と誰もが思っていましたが、現実はそううまくいかず。

ケビン・デュラント、ラッセル・ウエストブルックとMAX契約を結んだサンダーのフロントは、ビッグマンのサージ・イバカとも高額の契約延長をまとめました。

スモールマーケットのオクラホマシティでは、6thマン賞を獲得したハーデンにまで高額な契約を与えることは、もうできなかったのです。

サンダー側が提示したのは、やはりMAX契約ではありませんでした。

ハーデンは拒否。

すると、サンダーのフロントは、ヒューストン・ロケッツとのトレードをまとめたのです。

デュラント、ウエストブルック、ハーデンがいればきっと優勝すると言われたサンダーの、崩壊が始まった事件でした。

チームに不満があると、契約下でも無理やり移籍希望し、わがままを通すのは、このサンダーの時の悔しさからくるものかもしれません。

「絶対に優勝したい」という気持ちと、「俺はチームにいいように使われたくない」という気持ちが混在しているように感じます。

移籍したロケッツでは、2018年にシーズンMVPを獲得するなど大活躍。

3度の得点王にも輝き、ロケッツのスーパースターとして、誰もが認める存在となりました。

しかし2019-20シーズン終了後、「単純に戦力が足りない」と、ヒューストン・ロケッツのフロントに不満を訴え、移籍を希望。

当初ロケッツのフロントは、ハーデン放出に消極的だったものの、プレシーズンマッチにめちゃくちゃ太ってくるなど、想像の斜め上のやる気のなさをみせるハーデンに愛想をつかし、ブルックリンネッツとのトレードをまとめました。

ネッツでは、サンダー時代ともに戦ったケビン・デュラントと、同じく問題児のスーパースター、カイリー・アービングとビッグ3を結成した者の、ケガでなかなか3人が揃うことなく、期待ほどの成功をおさめることはできませんでした。

チームでの役割に嫌気が差したハーデンは、チームにまたもトレードを要求したと言われています。

2022年2月10日、トレードデッドライン当日に、電撃トレードでフィラデルフィア・76ersにたどり着いたハーデン。

シーズン終盤の加入ながら、エースのジョエル・エンビードと息の合ったプレーをみせ、カンファレンスセミファイナルに進出。

オフには、1年4730万ドル(約70億9500万円)のプレーヤーオプションを破棄し、2年総額6860万ドル(約102億9000万円 2年目はプレーヤーオプション)と、大幅にハーデン側が譲歩して再契約を結びました。

これは、「チームのサラリー負担を減らして、よりよい選手を補強してもらい、76ersでなんとかして優勝を勝ちとりたい」というハーデンの思いが現れた、減額での再契約でした。

この時に76ersのダレル・モーリーGMと、次回MAX契約を結ぶ密約があったのではないかと言われています。

2シーズン目、2022-23シーズンのハーデンは、エースのジョエル・エンビードを生かすプレーで自信はアシスト王を獲得、エンビードをシーズンMVPに導く大活躍をみせました。

ちなみに、2022-23シーズンのハーデンのスタッツは・・・

58試合出場 21.0得点 6.1リバウンド 10.7アシスト FG44.1% 3P38.5%

得点力は以前に比べて控えめになりましたが、エンビードを生かすため、アシスト数は増え、見事アシスト王になりました。

しかし、プレーオフではボストン・セルティックスとのカンファレンス・セミファイナル最終戦まで進んだものの、おしくも第7戦で敗れます。

優勝への手ごたえを感じたハーデン。

しかし、チームの評価は違いました。

2022-23シーズン終了後、76ersのダレル・モーリーGMは、ハーデンが希望するMAX契約を提示することはなかったのです。

ハーデンは、76ersのフロントから信頼されていないと感じ、トレードを要求。

2022-23シーズン終了後に、76ersのために大幅なサラリーの減額を行ったのに・・・という思いが強かったのでしょう。

ハーデンはプレイヤーオプションを行使してフリーエージェント(FA)になることはせず、高額のサラリーが保証されるオプトインを選択した上で、ダレル・モーリーGMに自信をロサンゼルス・クリッパーズにトレードするよう伝えました。

FAなら、文句なしにチームを選択できるものの、現状トラブルメーカーの34歳には、高額のオファーを得る事は難しいと判断したのでしょう。

しかし、なかなかトレードは進展せず。

8月にアディダスのツアーで中国を訪れた際、「ダレル・モーリーは噓つきだ」と公言したハーデンは、帰国後記者からの「シクサーズとの関係修復は不可能なのか?」という問いに、「そう思う。夏の間ずっと我慢してきた。」と答え、ダレル・モーリーのチームではプレーする意思がないことを表明しました。

1年で50億円以上もらう契約下で、この態度は・・・と庶民は思ってしまいますね。

一瞬だけ76ersのチームキャンプに参加したものの、その後は無断欠席が続き、プレシーズンマッチにも現れなかったハーデンは、シーズン開幕後の11月1日、ようやく自身の希望するロサンゼルス・クリッパーズにトレードされたのでした。

クリッパーズ移籍決定の会見で、ハーデンが言った言葉が話題になっています。

「僕はシステムプレーヤーじゃない。僕がシステムなんだ。」

ネットニュースでは、「ハーデンの王様発言」と書かれていたものもありましたが、私は、「自分は勝利のために何でもする」という表れだと思うのですが、どうでしょう。

ハーデンが加入してから、クリッパーズは、好調なシーズンインがウソのように、連敗しています。

特にハーデンのディフェンスのひどさが目立っていますね。

この先、クリッパーズはケミストリーを構築し、優勝に向かって進んでいけるのでしょうか?

ハーデンは勝利のための「システム」となれるのでしょうか?

要注目です!

まとめ

今回は、ジェームズ・ハーデンを中心とした今回のトレードについて、76ers側と、クリッパーズ側の評価をまとめました。

また、ジェームズ・ハーデンのこれまでの選手生活も振り返っています。

契約下の状況で、3回も強引にチームにトレード要求した選手は、NBAの歴史上でも、なかなかいないと思います。

まあ、それだけ実力がある証拠でしょう。

普通の選手なら、相手にされなくなると思います。

そんなハーデンも、クリッパーズを勝利に導けない場合は、NBAでの居場所もなくなるかもしれません。

まさに背水の陣です。

今回のハーデンをめぐるトレード、勝者は76ersなのかクリッパーズなのか、見守っていきましょう!

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