【シーズン前半不調のウォリアーズ】ウィギンズ、クレイ、ドレイモンドをどうする?

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長い間リーグの底辺をさまよっていたウォリアーズが、40年ぶりにNBAチャンピオンに輝いたのは、2015年。

チームの主力は、当時27歳だったステフィン・カリー、25歳だったクレイ・トンプソンとドレイモンド・グリーンでした。

初優勝から9年が経過した2024年の現在。

ウォリアーズの主力は当時と変わらず、3月14日に36歳となるカリー、34歳になったクレイと、3月4日で34歳となるドレイモンドです。

チームの絶対的エースでも、移籍することが当たり前となった現在のNBA。

ウォリアーズは最近のNBAでは珍しく、主要メンバーが長期間変わらず、一つの時代をつくってきました。

初優勝してからの8シーズンのうち、6回ファイナルに進み、4回の優勝。

クリス・マリンの時代から、約35年間ウォリアーズを応援してきたわたくしリトルにとって、最高の8年間でした。

しかし今シーズン、幸せな時間に陰りが見えてきています。

今回は、わたくしリトルが大好きな、ゴールデンステイト・ウォリアーズについて、そして現在批判にさらされているアンドリュー・ウィギンズ、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンについて、語っていきたいと思います。

目次

2023-24 前半戦のゴールデンステイト・ウォリアーズ

まずは、今シーズンのゴールデンステイト・ウォリアーズの状況をまとめましょう。

ウォリアーズ チームスタッツ2023-24(2月20日現在)

27勝26敗 勝率.509(ウエスト10位)
119.7得点 (NBA6位)
118.2失点 (NBA22位)
46.6リバウンド(NBA3位)
29.0アシスト (NBA4位)
6.7スティール (NBA24位)
14.4TOV (NBA9位)
FG47.4% (NBA16位)
3P38.1% (NBA5位)
フリースロー78.7%(NBA12位)

今シーズンは開幕戦でフェニックス・サンズに競り負けたものの、その後5連勝。

こりゃ期待できるぞ、と思ってたら6連敗したり・・・なんとも不安定なシーズンになっています。

ドレイモンド・グリーンが暴力行為を立て続けに起こし、リーグから無期限出場停止をくらったのは、記憶に新しいところかと思います。

今年の1月17日には、遠征先のユタでアシスタントコーチのデジャン・ミロシェビッチ氏が急死する不幸もあったウォリアーズ。

シーズン前半を振り返ると、厳しいニュースが多かったですね。

ただ、これだけマイナス要素がいっぱいだったウォリアーズが、まだ勝ち越しているのはプラスにとらえてもいいのかもしれません。

8位のキングスまでは3.5ゲーム差、6位のペリカンズまでは5ゲーム差ですから、ウォリアーズの爆発力さえ戻れば、まだまだプレーオフストレートインも十分可能だと思うんですが、どうでしょうか?

チームスタッツをみて、一番驚いたのはリバウンド。

オールスター前の最終戦となったユタ・ジャズ戦、第4クオーターにリバウンドを奪われまくっていたのをみて、「こりゃリバウンドどうにかせんと勝てんぞ!」と思っていたんですが、リーグ3位だったとは!

ディフェンスがもう少し改善すれば、スタッツ的にはもっと上位にいてもおかしくないと思うんですが・・・。

2023-24ウォリアーズ ポジティブな点

それでは、今シーズンのウォリアーズのポジティブな点と問題点を、3つずつ挙げたいと思います。

①ステフィン・カリー健在 

まずは、ステフィン・カリーの相変わらずのスーパースターぶり。

35歳(3月14日で36歳)になったカリーですが、相変わらず異次元のシュート力は健在です。

今シーズン3ポイントシュートが1本も成功しなかった試合が2回もあるため、衰えを指摘する声も出ましたが、勝負所の決定力は相変わらず。

いまだにNBAの歴史上最高のシューターであることを証明し続けています。

カリーがNBA入りしてから15シーズン目。

大好きだったデル・カリーの息子ということで注目してきましたが、これほど楽しませてもらえるとは思ってもいませんでした。

弱小球団だったウォリアーズを、4回もNBAチャンピオンに導いてくれましたからね。

いつ大きなケガや不調で引退に追い込まれてもおかしくない年齢になってきたカリーですが、まだまだ驚かせてほしいと思います。

カリーがいるだけで、ウォリアーズはまだまだやってくれる予感がするんです。

②若手の活躍

昨シーズンと今シーズンのウォリアーズを比べた時、一番大きな違いは若手の活躍です。

特にルーキーのブランディン・ポジェムスキーと、3シーズン目のジョナサン・クミンガは、完全にウォリアーズの主力として躍動しています。

これまで経験の浅い若手を、あまり使ってこなかったスティーブ・カーHCでしたが・・・。

今年の1月4日のデンバー・ナゲッツ戦で、ある事件が起きます。

今シーズン開幕から不調が続いていたアンドリュー・ウィギンズに代えてクミンガを先発起用していたカーHCでしたが、この日は試合終盤にウィギンズを起用。

ウィギンズとプレータイプがかぶるクミンガを、第3クオーター残り6分から試合終了まで、全く出場させませんでした。

試合は、二コラ・ヨキッチの劇的なブザービーターでナゲッツが勝利。

第4クオーター途中にウォリアーズが18点リードしていたところからの、大逆転負けでした。

すると、試合終了後に「クミンガは指揮官のスティーブ・カーに対する信用を失くした」という衝撃的なニュースが駆け巡ります。

ナゲッツ戦のクミンガは第3クオーター途中まで18分57秒の出場で16得点を記録。

+/-はチームトップの+6でした(ウィギンズは-14)から、気持ちはわかります。

どうもクミンガのエージェントがリークしちゃったようですが。

結局スティーブ・カーHCや、ステフィン・カリー先輩に、「そういう不満は舞台裏で話し合ったほうがいい」と諭され、翌日のデトロイト・ピストンズ戦、いきなり坊主にして現れたクミンガ。

なんてかわいいやつなんでしょう。

この出来事から余計にクミンガとカーの信頼関係は深まったような気がします。

坊主クミンガになった後は、8試合連続20得点以上を記録するなど、大活躍をみせています。

NBAドラフト2023で1巡目19位で指名したブランディン・ポジェムスキーも、ルーキーながら安定した活躍を続けています。

シーズン序盤はほとんど使われることはなかったものの、カリーがケガで離脱している間に活躍をみせ、カーHCの信頼を勝ちとりました。

昨シーズンまで在籍したジョーダン・プールのような爆発力はないものの、チームに安定感をもたらしています。

ポジェムスキーの武器はオフェンスだけでなく、ディフェンス、特にテイクチャージの上手さがあげられます。

大事な場面で何度もポジェムスキーのテイクチャージに助けられてきました。

不調な選手が多く、ドレイモンド・グリーンの長期出場停止もあった中で、若手選手たちのがんばりに、大いに助けられてきたウォリアーズ。

二人以外にも、3シーズン目のモーゼス・ムーディーや、ルーキー(2巡目全体57位)ビッグマンのトレイス・ジャクソン・デイビスも、がんばっていますね。

シーズン後半にはさらなる成長が期待できると思います。

③後半の伸びしろがある

ウォリアーズの前半戦、ポジティブなポイントを探しても、3つ目がなかなか出てきません。

しいてあげれば、これだけ問題点だらけだったのに、なんとか勝ち越しているという点でしょうか。

シーズン後半に、このあと挙げる問題点が解決していけば、一気に順位を上げることも不可能ではないと思います。

現在離脱しているクリス・ポールが、手の手術を経て帰ってくることも、シーズン後半に期待が持てる要因です。

厳しい前半戦を乗り越え、シーズン後半に大爆発し、勢いをつけてNBAファイナルまで登りつめる・・・

そんな展開を期待するんですが、欲張りすぎでしょうか?

2023-24ウォリアーズ 問題点

ここからは、ウォリアーズの深刻な問題点を挙げていきます。

①ドレイモンド・グリーンの暴力行為

今に始まったことではないですが・・・。

今シーズンはドレイモンドの暴走に拍車がかかっています。

もう33歳(3月4日で34歳)、いいかげん落ち着いてもおかしくないお年頃なんですがねえ。

今シーズンは2度大きな問題を起こし、無期限出場停止の処分をくらったドレイモンド・グリーン。

詳細は以前の記事をごらんください。

幸い16試合の欠場後、1月15日のメンフィス・グリズリーズ戦から復帰し、元気な姿をみせているグリーンですが、正直あまり反省している様子はありません。

相変わらずプレーメイクは素晴らしいものがあり、スプラッシュブラザーズを生かすことにかけては、右に出るものはいないと思われるんですが・・・。

いつまた爆発して、暴力行為におよんでもおかしくない状況かと思われます。

ドレイモンドが故意で行ったものでなくても、周りはそういう目で見ちゃいますからね。

ゲーム終盤ファウルゲームに行くときなど、「そこまでしなくても・・・」と思うぐらい行っちゃうんですよね。

復帰4戦目のレイカーズ戦でも、ゲーム終盤にアンソニー・デイビスの顔面を殴打するかたちでファールに行ってましたから。

勝利への情熱は強く感じさせてくれる選手ですが、チームを崩壊させる危うさも持っています。

昨年の夏に4年1億ドル(約144億円 1㌦₋=144円)でウォリアーズと再契約しているドレイモンド。

今後引退までウォリアーズの主力として運命を共にするのか、トレードの駒とするのか・・・。

ウォリアーズフロントの判断に注目が集まります。

②アンドリュー・ウィギンズの不調

2019-20シーズン途中にミネソタ・ティンバーウルブズからトレードでウォリアーズ入りしたウィギンズ。

2014年にNBAドラフト1巡目全体1位で華々しくNBAデビューしたウィギンズは、NBA10シーズン目の今、最も苦しんでいます。

昨シーズンは腹部の負傷と、父の病気を理由に長期離脱、レギュラーシーズン37試合の出場に終わりました。

雪辱を期すために臨んだ今シーズンと昨年のスタッツを比べると・・・

アンドリュー・ウィギンズ スタッツ

2022-23  37試合出場 
17.1得点 5.0リバウンド 2.3アシスト FG47.3% 3P39.6%

2023-24  48試合出場
12.5得点 4.4リバウンド 1.6アシスト FG44.9% 3P34.2%

これまで平均得点が最も低かった、ルーキーシーズン(2014-15)の平均16.9得点を、今シーズンは大幅に下回っています。

アシストも、2年目の2015-16シーズンに記録した、平均2.0が最も低かったのですが、今シーズンは自己最低の1.6アシストと、チームオフェンスにもマッチできていません。

あまりの調子の悪さに、スティーブ・カーHCも12月14日のロサンゼルス・クリッパーズ戦からはウィギンズを先発から外し、ブランディン・ポジェムスキーをスターティングラインナップに入れました。

ちなみに、12月12日のフェニックス・サンズ戦で、ドレイモンド・グリーンの「ヌルキッチ首絞め事件」が発生していたため、ポジェムスキーとクミンガがそろって先発に抜擢されています。

ベンチプレイヤーとして、徐々に安定した活躍をみせるようになったウィギンズは、1月12日のシカゴ・ブルズ戦から先発に復帰。

先発復帰してオールスターまでの15試合で、平均14.3得点 4.9リバウンド 2.3アシスト FG51.5% 3P43.1%と、やや復調傾向にあります。

インサイドでもアウトサイドでも得点ができ、ディフェンスでも活躍できるウィギンズは、優勝するために必要なピースなのですが、どこか自信をなくしているような・・・。

果たして、ウィギンズは完全復活を果たすことができるのか?

今後の活躍に注目です。

③クレイ・トンプソンの不調

今シーズンのウォリアーズの苦戦の最大の原因は、クレイ・トンプソンの絶不調にあるのではないでしょうか?

ドレイモンド・グリーンは暴力行為による長期離脱はあったものの、出場した試合ではこれまでどおり、オフェンス・ディフェンスで違いを見せ続けています。

今シーズンドレイモンドは、3ポイントを42.1%の高確率で決め続けていますしね(笑)。

それに引き換え、クレイの3ポイント成功率は、今シーズン自己最低の37.3%。

大事な場面で3ポイントを乱発し、外しているイメージがあります。

かつてはリーグ最高の3&Dと言われていましたが、左膝前十字じん帯の断裂、右足アキレス腱の断裂で2シーズン連続全休となってからは、ディフェンスで苦しむ場面が増えてきました。

昨シーズンと今シーズンのスタッツを比べると・・・

クレイ・トンプソン スタッツ

2022-23  69試合出場 
21.9得点 4.1リバウンド 2.4アシスト FG43.6% 3P41.2%

2023-24  50試合出場
17.3得点 3.5リバウンド 2.2アシスト FG42.1% 3P37.3%

昨シーズン前半も、シュートが不調と言われていましたが、シーズン後半いつものようにシュートタッチがよくなり、終わってみれば例年どおりのスタッツに落ち着いていました。

しかし、今シーズンはやや厳しいですね。

プレーの判断ミスも目立ちます。

象徴的だったのが、オールスター前の2月14日に行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦。

この日クレイは3ポイントシュートを9本放ち、成功は1本のみ。

シュートセレクションにも疑問が残るものがありましたが、最大の判断ミスは試合終盤に起こります。

第4クオーター試合残り時間39秒6で、ポジェムスキーが3ポイントシュートを決め、点差は3点。

しっかりディフェンスをして、最後のオフェンスに賭ける場面でした。

しかし、クリッパーズがインバウンドパスを入れた時点で、すかさずクレイがボールを持つラッセル・ウエストブルックにファウル!

ウォリアーズのベンチではスティーブ・カーHCやクリス・ポールがファウルをしないように、必死で声を出していたんですが・・・。

ルーキーのポジェムスキーでさえ、ファウルの瞬間に頭を抱えていました。

結果ウエストブルックがフリースローを2本決め、ウォリアーズの敗戦が決定。

正直、わたくしリトルでも、「えっ?なんでファールするん?」と声をだしてしまいました。

ボールを持ったのがシュートが苦手なウエストブルックだったんで、反射的にファールにいっちゃったんですかね(笑)。

ファウルした後に、ベンチで大荒れになったスティーブ・カーHCの姿が印象的でした。

それでもラストショットをクレイに打たせたところが、カーHCらしいですが。

試合終了後、クレイはチームメイトに自らのプレーについて謝罪をしたそうです。

よほど自分のプレーに納得がいかなかったのでしょう。

ただ、この試合はウォリアーズを好転させてくれる試合になったかもしれません。

翌2月15日に行われた、オールスター前最後の試合、ユタ・ジャズ戦。

スティーブ・カーHCは、クレイ・トンプソンを今シーズン初めてベンチ出場とします。

クレイがベンチから出場するのは、ルーキーシーズン以来です。

この日シュートタッチが絶好調だったクレイは、28分の出場で3ポイントシュートを13本中7本沈め、35得点を記録。

圧倒的なシュート力をみせつけ、チームの勝利に貢献しました。

わたくしリトルが望んでいたのが、まさにこの展開。

クレイは今でも短時間で大量得点できる反面、シュートが入らないときはとことん入らない傾向にあります。

ベンチから6thマンとして登場し、シュートタッチがいい時は今回のようにオフェンスの起爆剤となり、悪い時は出場時間を制限する使い方が、クレイの最適解だと思うのです。

クレイが納得するかはわかりませんが・・・。

とにかく、クレイ・トンプソンの活躍が、今シーズンのウォリアーズの命運を左右すると考えられます。

今後ウォリアーズの進むべき道は?

現状をふまえて、今後ゴールデンステイト・ウォリアーズが進むべき道を考察したいと思います。

今シーズンはすでにトレードデッドラインを迎えていますので、今のメンバーで全力で戦って行くしかないのですが、問題はシーズン終了後。

もちろんシーズン後半に、ウィギンズやクレイが復調し、ウォリアーズを一気に優勝に導くことも考えられますが、今の時点で考えると・・・

正直、ある程度のチーム解体は仕方がないのかなと思います。

「ある程度」というのが難しいところですが。

他のチームのように、サラリーの高い主力選手を放出して指名権を集め、将来に希望をつなぐようなチームづくりは、ウォリアーズには許されません。

なぜなら、歴史に残るスーパースター、ステフィン・カリーがいるからです。

現在35歳、3月14日で36歳になるカリーには残された時間は多くありません。

もしフロントが、今勝利することでなく、未来に希望を託した場合、デイミアン・リラードがポートランドを去ったように、カリーを失う可能性が高くなってしまいます。

カリーが現役の間に、もう一度優勝を目指すチームをつくることが、ウォリアーズのフロントに課せられた使命なのです。

現状のメンバーでは、正直優勝争いをするには厳しいと言わざるをえません。

個人的には、2021-22シーズンに優勝したメンバーが大好きなので、寂しくはあるのですが、戦力アップのために、メンバーの放出はやむをえないと思います。

ただし、戦力アップのトレードは実際かなり難しいですね。

一番放出される可能性が高いのがウィギンズですが、現在の状態では足元をみられる可能性が高いと思われます。

ドラフト指名権はもちろん、有望な若手選手も求められるでしょう。

チームのサラリー総額がリーグトップのウォリアーズですから、獲得できる選手も限られますし。

チーム再建を進めているユタ・ジャズのラウリ・マルカネンや、ワシントン・ウィザーズのカイル・クーズマがとれれば、万々歳なんですが、そうはうまくいかないでしょうねえ。

とにかく、ウィギンズがオールスターレベルのパフォーマンスを取り戻すことができれば、なにも問題はないんですが。

もう一人のキーマンが今シーズンで契約が切れ、FAとなるクレイ・トンプソン。

クレイの今シーズンのサラリーは4322万ドル(約64億8300万円 1㌦=150円)と高額です。

NBA12シーズンをウォリアーズ一筋で過ごしてきたクレイは、現地メディア『The Athletic』のインタビューで、「どこにも行きたくない。1つのフランチャイズでずっとプレーし続けるのはすごくレアなこと。どんなスポーツでもね。だから1つのクラブでプレー出来たら、それは本当に伝説的なものになる。」と語っています。

『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、ウォリアーズとクレイが契約延長について話し合い、2年総額4800万ドル(約72億円 1㌦=150円)を提示したそうです。

ただ、ウォリアーズはシーズン前にドレイモンド・グリーンと4年総額1億ドル(約150億円)の契約を結んでいます。

ドレイモンドよりも安く短い契約に、クレイが納得しなかった場合、契約延長せずにフリーエージェントになる可能性も十分あります。

現在クレイ・トンプソンの移籍先として噂にあがっているのが、レイカーズ、クリッパーズ、ヒート、マジックの4チーム。

レイカーズとクリッパーズが噂にあがっている理由が、今住んでいる家から近いからという、流川楓的理由(笑)。

ヒートは〝ヒートカルチャー″に合うんじゃないか?

マジックは、若手のそろうチームの最後のピースとなるベテラン枠にピッタリなんじゃ?という理由のようですが、どれもとってつけたような理由で、信ぴょう性は薄いですね。

それでも、昨シーズンまでよりも、移籍の可能性が高くなっているのは間違いないと思います。

ウォリアーズファン歴約35年の私リトルは、ウォリアーズ王朝のキーマン、クレイ・トンプソンには、引退までカリーと一緒にプレーし続けてほしいと思っていました。

しかし、最近のクレイの不安定なプレーぶりをみると、クレイ、ウォリアーズ、お互いのためにチームから離れることもありなのかなという気もしています。

クレイ・トンプソンが、レイカーズやクリッパーズを優勝に導くストーリーも面白いのでは、と考えてしまうのです。

マイアミ・ヒートが大ベテランのシューター、レイ・アレンの活躍によってチャンピオンに輝いた時のように。

ドレイモンド・グリーンについては、難しい判断になりますね。

度重なるトラブルはあるものの、いざ試合に出ればチームに違いをもたらしてくれています。

スタッツは並みですが、ドレイモンドが入るとボールムーブが一気にスムーズになるんですよね。

正直、替えのきかない選手だとは思いますが、果たして暴力トラブルによる出場停止処分から、改心はできているのか・・・。

シーズン後、他球団から魅力的なオファーが(多分ないでしょうが・・・)届いた場合、ウォリアーズのフロントがドレイモンド・グリーンとの決別を選んでも、驚きはありません。

わたくしリトルの結論としては、戦力アップが期待できるトレードであれば、アンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーンともに、積極的に動いていいと思います。

ただ、現状の戦力アップがまったく期待できないトレードなら、無理しない方が・・・。

クレイ・トンプソンに関しては、適正価格であれば再契約、そうでなければ無理に引き留める必要はないとの意見です。

果たしてウォリアーズのフロントがどのような決断を下すのか、シーズン終了後の動きに注目です。

まとめ

今回は、ゴールデンステイト・ウォリアーズについて語ってきました。

正直、ネガティブな話題が多かった2023ー24シーズン前半戦のウォリアーズ。

それでもわたくしリトルは、まだまだ優勝をあきらめていません。

現在ウエスタンカンファレンス上位のチームは、経験の浅いチーム(ウルブズ、サンダー)、ケガの心配の大きいチーム(クリッパーズ、サンズ)など、不安要素を抱えています。

プレーオフで勝ってきた経験をもつウォリアーズが、台風の目となる可能性も十分あると思うのです。

アンドリュー・ウィギンズが昨年までの安定したプレーを取り戻し、クレイ・トンプソンが最高の6thマンとして爆発力を発揮し、ドレイモンド・グリーンが落ち着いてプレーをすれば、まだまだ優勝争いできると思うんですがねえ。

クリス・ポールも復帰してくれば、チーム力は確実にアップすると思います。

まだまだステフィン・カリーの起こす奇跡を、楽しみ続けたいんです。

この気持ち、みなさんにもおわかりいただけるんじゃないでしょうか?

来シーズンのことはとりあえず置いといて(笑)、全力でウォリアーズを応援していきましょう

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