【25歳限定】セルティックス歴代No.1エース決定戦 バード ピアース テイタム

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
スポンサーリンク

NBAオールスターが終わり、2023-24シーズンもいよいよ後半に突入していきます。

前半戦を振り返ると、ボストン・セルティックスの強さが目立ちましたね。

2月25日現在45勝12敗、勝率.789で堂々リーグ全体1位。

今もっとも優勝に近いチームといえるでしょう。

現在のセルティックスのエースといえば、ジェイソン・テイタム。

まだ25歳(3月3日で26歳)ながら、卓越したテクニックとシュート力で、チームの勝利に貢献し続けています。

名門ボストン・セルティックスのエースとして申し分のない活躍をみせていますね。

25歳になった昨シーズンは、オールNBAファーストチーム入りもしています。

そこでふと、NBAを35年間観つづけてきたわたくしリトルは考えました。

NBAを観てきた35年間で、セルティックスの生え抜きエースといって浮かぶのは3人。

ラリー・バード、ポール・ピアース、そしてジェイソン・テイタム。

この3人で25歳になるシーズンを比べた時に、誰がナンバー1なのだろうと!

もちろん現役通算で考えると、まだ圧倒的にラリー・バードでしょう。

3度のNBAチャンピオン、2度のファイナルMVP、3年連続シーズンMVPなど、数々の栄誉を手にしているバードですが、MVPを初めて受賞したのは、28歳の時です。

25歳になるシーズンの活躍なら、テイタムも負けていないのではないでしょうか?

ピアースも最近ネットニュースでよく〝NBAレジェンド″として登場しますし(笑)。

「25歳限定」で、歴代一番活躍したボストン・セルティックスのエースを決定しましょう!

目次

【25歳限定】セルティックス歴代ナンバー1エース決定戦 ルール

25歳限定セルティックスエース決定戦は、ラリー・バード、ポール・ピアース、ジェイソン・テイタムの25歳になるシーズンの記録のみを参考にします。

26歳以降のシーズンで獲得した栄光は関係ありません。

25歳になるシーズンの各選手のスタッツや受賞・タイトルなども考慮し、「25歳限定 セルティックス歴代ナンバー1エース」を決定したいと思います。

出場者紹介

ラリー・バード

ラリー・バード
スモールフォワード
背番号 33
生年月日 1956年12月7日
出身地 インディアナ州ウェストバーデン
出身校 インディアナ州立大学
身長  206㎝
1978年ドラフト 1巡目全体6位

ボストン・セルティックス、いやNBAのレジェンド、ラリー・バード。

セルティックスの歴代最高のエースと言えば、ほとんどの方がバードの名前をあげるのではないでしょうか?

ただ、バードがNBA入りしたのは23歳になる年。

ポール・ピアースが21歳になる年、テイタムが20歳になる年にNBAデビューしたことを考えると、25歳のシーズンがわずか3シーズン目となり、かなり不利になるかと思います。

インディアナ大学に入学したももの、パワハラ的指導で有名だったボビー・ナイトHCと合わず、1か月たたずに大学を中退。

その後町の清掃員として働きながら短大に通い、結婚、離婚を経験したうえで、インディアナ州立大学に編入したという異色の経歴が、NBA入りが遅い原因です。

大学4年生の時に、インディアナ州立大学をNCAAトーナメント決勝に導き、マジック・ジョンソン率いるミシガン州立大学と戦ったのは、有名な話ですね。

ちなみに、ラリー・バードがドラフトで指名されたのは、大学3年生の時。

実際バードは大学を中退する意思はなかったものの、(退学した)インディアナ大学に入学した時から4年が経過していたため、当時のルールの盲点をついた、ウルトラCの指名でした。

それほどまでに、セルティックスはどうしてもバードが欲しかったのです。

ポール・ピアース

ポール・ピアース
スモールフォワード
背番号 34
生年月日 1977年10月13日
出身地 カリフォルニア州 オークランド
出身校 カンザス大学
身長  201㎝
1998年ドラフト 1巡目全体10位

2000年代にセルティックスの生え抜きエースとして活躍したポール・ピアース。

当時優勝候補にはほど遠かったチームを、アントワン・ウォーカーとともに支え、ウォーカーがチームを去った後は単独エースとして孤軍奮闘しました。

ピアースがボストンでの優勝をあきらめかけた2007年、セルティックスのフロントは当時スーパースターだったケビン・ガーネットとレイ・アレンをトレードで獲得。

勢いそのままに、2007-08シーズン優勝を果たすのですが、それはピアースが30歳になるシーズンです。

カンザス大学でスターだったピアースは、当初ドラフト3位以内に指名されると予想されていましたが、結果は10位。

ドラフト上位指名されなかった理由は、ドラフト前の評価が高かったことにピアースが気を良くして、「シューティングガードではなくスモールフォワードでプレーしたい。」「サクラメントとトロントには行きたくない。」など、生意気な発言を繰り返し、スカウト陣の印象を悪くしたためではないかと言われています(笑)。

ちなみに少年時代からレイカーズファンだったピアースにとって、NBAで最も嫌いなチームがボストン・セルティックスだったのは、有名な話です。

ジェイソン・テイタム

ジェイソン・テイタム
スモールフォワード
背番号 0
生年月日 1998年3月3日
出身地 ミズーリ州 セントルイス
出身校 デューク大学
身長  203㎝
2017年ドラフト 1巡目全体3位

現在のボストン・セルティックスのエース、ジェイソン・テイタム。

強豪セルティックスのエースとして、活躍を続けています。

現在ポジション的にはパワーフォワードで出場しているテイタムですが、プレースタイルは間違いなくスモールフォワード。

こうしてみると、セルティックスは伝統的にスモールフォワードのエースが成功していますね。

強豪デューク大学では1年生ながら16.8得点 7.3リバウンド 2.1アシストとオールラウンドな活躍をみせ、1年間のプレーのみでNBAドラフトにアーリーエントリー。

1巡目全体3位でボストン・セルティックスに指名されました。

高いオフェンススキルとシュート力を持つテイタムですが、最近はディフェンス面でも評価を上げていますね。

ちなみに、テイタムが憧れている選手は、コービー・ブライアント、ポール・ピアース、カワイ・レナードだそうです。

25歳になるシーズンのスタッツ&受賞・タイトル

ラリー・バード、ポール・ピアース、ジェイソン・テイタム。

3人が25歳になったシーズンのスタッツと受賞歴を比較してみましょう。

ラリー・バードはNBA3年目の1981-82シーズン。

ポール・ピアースはNBA5年目の2002-03シーズン。

ジェイソン・テイタムはNBA6年目の2022-23シーズンを対象とします。

【ラリー・バード】

1981-82スタッツ
RS 77試合 22.9得点 10.9リバウンド 5.8アシスト FG50.3% 3P21.2%
PO 12試合 17.8得点 12.5リバウンド 5.6アシスト FG42.7% 3P16.7%

1981-82受賞・タイトル
オールNBA1stチーム
NBAオールディフェンシブ2ndチーム
NBAオールスター
NBAオールスターゲームMVP

【ポール・ピアース】

2002-03スタッツ
RS 79試合 25.9得点 7.3リバウンド 4.4アシスト FG41.6% 3P30.2%
PO 10試合 27.1得点 9.0リバウンド 6.7アシスト FG39.9% 3P35.6%

2002-03受賞・タイトル
オールNBA3rdチーム
NBAオールスター

【ジェイソン・テイタム】

2022-23スタッツ
RS 74試合 30.1得点 8.8リバウンド 4.6アシスト FG46.6% 3P35.0%
PO 20試合 27.2得点 10.5リバウンド 5.3アシスト FG45.8% 3P32.3%

2022-23受賞・タイトル
オールNBA1stチーム
NBAオールスター
NBAオールスターゲームMVP

【ラリー・バード】

ラリー・バードはルーキーシーズンから8年連続オールNBA1stチーム入り。

オールスターにもルーキーシーズンから当然のように選出され、ライバルのマジック・ジョンソンとともに、NBAの人気を爆発させたスーパースターです。

ただ対象となる1981-82シーズンのスタッツをみると、思ったほどのインパクトはないですかね。

得点は他の2人よりも少ないものの、リバウンドとアシストは一番多く、総合的にはチームの勝利に大きく貢献しています。

NBAオールディフェンシブ2ndチームに選出されるほど、ディフェンスでも評価の高いシーズンでした。

3ポイントシュートの成功率が低いのは、当時3ポイントシュートが重要視されていない時代だったためです。

1981-82シーズン、リーグ平均のチーム3ポイント試投数は、1試合たったの2.3本。

2002-03シーズンのリーグ平均3ポイント試投数が14.7本、2022-23シーズンが平均試投数34.2本と、現代のNBAとは、とんでもない差になっています。

もう、全く違うスポーツになっていますね。

ラリー・バードの時代は、3ポイントシュート成功が、両チーム1本もない試合も普通にあった時代ですから、3ポイントの成功率など、気にもされていませんでした。

1981-82シーズンの3ポイント成功率のトップは、オールスター出場歴もある、キャンピー・ラッセルというフォワードの選手で、成功率は43.9%。

しかし、キャンピー・ラッセルの1試合平均の3ポイントシュート試投数は、わずか0.7本。

ステフィン・カリーのように、1試合3ポイントシュートを12本も打つ選手が出てくるなんて、当時は考えてもいなかったでしょう。

ちなみに、1981-82シーズン、3ポイントシュート成功率が25.0%だった場合、NBA全体13位にランクされます(笑)。

ラリー・バードのウイークポイントは、プレー・オフでスタッツを落としていることですね。

前年の1980-81シーズン、ボストン・セルティックスはNBAチャンピオンに輝いています。

1980年代に一世を風靡したビッグ3(ラリー・バード、ケビン・マクヘイル、ロバート・パリッシュ)に加え、セドリック・マクスウェルやネイト・アーチボルドなど、実力ある選手が揃っているチームの中で、バードが30得点、40得点する必要はなかったのかもしれませんが・・・。

【ポール・ピアース】

ポール・ピアースは3人の中で唯一、平均得点、リバウンド、アシストすべての項目、レギュラーシーズンよりプレーオフの方が高くなっています。

ディフェンスの強度が全く異なるプレーオフの舞台で、スタッツを伸ばしていることは、大きなプラスポイントですね。

当時のセルティックスは、ピアースとアントワン・ウォーカーのWエース体制でしたが、戦力的に整っておらず、スコアリングの面では2人に頼りきっている状態でした。

当然プレーオフでは、相手チームはピアースとウォーカーを徹底的に抑えにきます。

プレーオフでアントワン・ウォーカーがレギュラーシーズンより平均得点を2.8点も落としているのに対し、ピアースは1.2点増やしました。

結果シーズン終了後、アントワン・ウォーカーはダラス・マーベリックスに放出され、ピアースは絶対的エースとなったのです。

ただ、フィールドゴール成功率は、バード、テイタムに比べると低いですね。

また、他の2人がオールNBA1stチーム入りしているのに対し、ピアースは3rdチーム。

オールスターMVPはまあいいとしても(笑)。

【ジェイソン・テイタム】

テイタムは正直言うことないですね。

あらためて見てみると、25歳にして、とんでもないシーズンを過ごしています。

1試合平均30.1得点はリーグ6位。

ボストン・セルティックスをイースタンカンファレンス2位に導く活躍をみせ、MVP投票では4位となっています。

とんでもないタレントが揃う現在のNBAの中で、オールNBA1stチーム入りするのは、偉業だと思います。

テイタムの弱点は、大事な場面で「タツム化」してしまうこと。

プレーオフなどで、突然不調になったり、消極的なプレーをしてしまうことがあるのですが、そんな時「TATUM」をローマ字読みして「タツム」とネットで言われてるんです。

それでも、プレーオフで平均27.2得点は凄いと思いますし、プレーオフの方がリバウンドとアシストはスタッツを伸ばしていますからね。

25歳にして、すでにベテランのようなプレーをみせるテイタムは、今後どんな成長をみせてくれるのか、楽しみです。

【25歳限定】セルティックス歴代ナンバー1エース決定戦 結果発表

【25歳限定】セルティックスの歴代ナンバー1エース決定戦、優勝者は・・・

ジェイソン・テイタム選手です!

パチパチパチ・・・・・・・。

いやあ、あらためてラリー・バードやポール・ピアースの25歳の時と比べても、テイタムの活躍は頭ひとつ抜けていますね。

ヨキッチやエンビード、ドンチッチやヤニスなど、怪物が揃う現在のNBAの中では、やや物足りなさも感じてしまうテイタムですが、あらためてスタッツを確認すると、とんでもない25歳であることを再認識させられました。

ラリー・バードが25歳のシーズンを過ごした1981-82シーズンから41年、ポール・ピアースが25歳のシーズンを過ごした2002-03シーズンから20年。

バスケットボールは大きく進化しています。

私のようなオールドファンは、つい「マイケル・ジョーダンの時代は面白かった」「シャック&コービーを超えるコンビは出てこない」「今のNBAはソフトだ」などと言ってしまいますが、選手の能力は、確実に今が最高だと思います。

先日のオールスター戦、200点超えの試合が批判されていましたが、いくらディフェンスが本気でなくても、バードの時代では200点も取れなかったでしょう。

NBA選手のシュート力が、40年を経て圧倒的な進化をとげていますから。

ラリー・バードやマジック・ジョンソンに憧れた子供たちが、ポール・ピアースやコービー・ブライアントに憧れた少年たちが、次の世代のスーパースターになっていく、そうしてNBAの歴史を繋いでいるのです。

まだ25歳と、NBAの世界を歩き出したばかりのジェイソン・テイタムには、どんな未来が待っているのでしょうか?

セルティックスをチャンピオンに導き、ラリー・バードを超えるレジェンドとなるのか。

それとも・・・。

とにかく、これからのテイタムの活躍を見守りながら、NBAを楽しんでいきましょう!

まとめ

今回は「対決シリーズ 特別編」として、「【25歳限定】セルティックス歴代ナンバー1エース決定戦」を行いました。

全くの思い付きながら、わたくしリトルも楽しみながら記事が書けました。

昨シーズンはプレーオフのカンファレンスファイナルで、マイアミ・ヒートに第7戦で敗れ、アップセットを許したセルティックス。

ボストンの〝ハート&ソウル″マーカス・スマートを放出し、クリスタプス・ポルジンギスを獲得するなど、大改革を行い、今シーズンはここまでリーグトップの成績を残しています。

「25歳限定セルティックス歴代ナンバー1エース」に輝いたジェイソン・テイタムを中心に、どこまで駆け上っていけるのか、後半戦も要注目です。

当ブログ「ハッピーなるブログ NBA」の一番上、タイトルの下に、「NBA LIVE速報」というリンクがあります。

こちらをクリックすると、NBAの試合の途中経過、試合結果が表示されます。

「フラッシュスコア」というサイトと繋がっているのですが、試合終了後しばらくすると、試合のハイライト動画を観ることができますので、ぜひご覧ください。

気になる試合のスタッツを確認し、試合のハイライト動画を観るだけでも、NBAの楽しさを味わうことができますよ。

スポンサード
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次