予想以上の大盛況に終わったインシーズントーナメント(IST)。
記念すべき初代チャンピオンの座は、ロサンゼルス・レイカーズが勝ちとりました。
NBAにとっても、インシーズントーナメントという新たな取り組みに箔をつける、よい結果になりましたね。
なんといっても、「野球は巨人、バスケはレイカーズ」と言われるほどの人気チームですから(笑)。
今回は、「インシーズントーナメント優勝記念」として、現在のロサンゼルス・レイカーズについてまとめます。
2023-24 レイカーズの状況
まずはレイカーズの現在の状況をまとめましょう。
2023-24のスタッツは、12月12日時点のものです。
ロサンゼルスレイカーズチーム成績(12月12日時点)
14勝9敗(ウエスタンカンファレンス5位)
平均得点 113.1(NBA全体17位)
平均失点 112.0(NBA全体10位)
フィールドゴール成功率 48.4%(NBA全体5位)
3ポイントシュート成功率 34.3%(NBA全体26位)
リバウンド 44.8(NBA全体11位)
アシスト 26.3(NBA全体 8位)
ブロック 5.8(NBA全体 9位)
現在14勝9敗と勝ち越し、ウエスタンカンファレンス5位とまずまずの位置にいます。
開幕戦で昨年のチャンピオン、デンバー・ナゲッツに力の差を見せつけられ、第6戦のオーランド・マジック戦から、マイアミ・ヒート戦、ヒューストンロケッツ戦と3連敗を喫するなど、いまいち波に乗り切れなかったレイカーズですが、直近3試合(IST決勝を除く)で3連勝し、チームは上昇傾向にあります。
今年のレイカーズは、近年ケガに苦しんでいるアンソニー・デイビス(AD)とレブロン・ジェームズが、健康を維持し、23試合中22試合に出場している一方、サポーティングキャストにケガが多く、なかなか戦力が揃わない状況でした。
しかし、開幕から欠場を続けていた守備の要ジャレッド・バンダービルドや、目の負傷、鼻骨骨折などで欠場していた八村塁選手が復帰してきて、ようやく本来の力を発揮する態勢が整って来ましたね。
チームスタッツをみると、突出した武器はないものの、全体的に悪くない数字を残しています。
その中で、フィールドゴール成功率が48.4%でNBA全体5位と、高い数値を残しているのに対し、3ポイント成功率は34.3%でNBA26位。
レイカーズの今後の改善点は、3ポイントシュートですね。
ちなみに3ポイントの試投数はNBA全体29位、成功数はなんとNBA全体30位(最下位)。
3ポイントシュート主体の現代バスケに逆行しているレイカーズの戦い方は、特にプレーオフでは厳しくなってくると思います。
3ポイントを強化することも考え、現在トレードの噂が絶えないようですが・・・。
レイカーズ 選手の状況
次に、レイカーズの主力選手の現在の状況をまとめます。
スタッツは、12月12日現在のものです。
レブロン・ジェームズ
レブロン・ジェームズ 2023-24スタッツ
22試合出場(1試合欠場)
25.0得点 7.5リバウンド 6.6アシスト FG55.3% 3P40.7% 1.5スティール
※インシーズントーナメント 初代MVP
今年の12月30日で39歳の〝キング″レブロン。
NBA21年目のシーズンを元気に戦っています。
この人の限界はどこにあるんでしょうか?
いまだ当然のように試合を支配していますね。
初めて行われたインシーズントーナメントでも、圧倒的な活躍をみせ、チームを優勝に導き、MVPに輝きました。
NBAを35年間観つづけているわたくしリトルの知る限り、39歳になる年に、パワーでもスピードでも相手を圧倒する選手なんていませんでしたから!
現在レブロンの1試合平均出場時間は33.4分。
現役通算での平均出場時間は38.0分ですから、これでも出場時間を絞っているのでしょうが、すごい体力です。
ただ来年40歳になることを考えると、そろそろレブロンも引退を考えている時期かもしれません。
歴史に残るスーパースター、レブロン・ジェームズの現役最後が、「レイカーズ優勝」であれば、これほどドラマチックなものはないと思うのですが、はたして・・・。
アンソニー・デイビス
アンソニー・デイビス 2023-24スタッツ
22試合出場(1試合欠場)
22.7得点 12.7リバウンド 3.2アシスト FG53.3% 3P23.1% 2.7ブロック
現在30歳と、本来であれば全盛期を迎える年齢のアンソニー・デイビス(AD)。
これまでケガが多かったADですが、今シーズンは大きなケガもなく、現在まで1試合の欠場にとどまっています。
健康体であれば、NBAでも攻守にトップクラスのビッグマンADですが、いつ試合に出れなくなるのか、ヒヤヒヤする場面も多いのが現実です。
なにしろ、ここ3シーズンの出場試合数は、2020-21シーズン36試合、2021-22シーズン40試合、2022-23シーズン56試合と、半分近くの試合を欠場している状態でしたから。
今年こそ、シーズンを通して健康なADとレブロンのコンビを観たいですね。
レイカーズのチームコンセプトは、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのコンビありきです。
インシーズントーナメントでの優勝をみれば、レブロン&ADコンビの破壊力が理解できると思います。
インシーズントーナメント決勝 ペイサーズ戦
レブロン・ジェームズ 24得点 11リバウンド 4アシスト +/- +19
アンソニー・デイビス 41得点 20リバウンド 5アシスト +/- +13
いや、とんでもないコンビですね。
最近選手の活躍の指標となっている+/-という指標でも、2人の影響力の大きさがわかります。
+/-とは、その選手が出場している間のチームの得失点差を表す数値で、チームへの貢献度がわかる面白い数値です。
当ブログの一番上「ハッピーなるブログ NBA」のタイトル下にある「NBA LIVE速報」をタップして、「本日の試合」「最新スコア」の中から、気になる試合を再びタップ。
「選手統計」⇨「チーム名」をタップすると、各チームのスタッツ一覧が出ます。
その中に+/-も出ていますので確認ください。
試合における選手の貢献度を知ることができる、面白い数値になっています。
ちなみにスタッツの項目(REB AST +/- など)をタップすると、成績のよい順に選手名を並び替えてくれます。
「NBA LIVE速報」は、「FLASH SCORE」のサイトです。
世界中のあらゆるスポーツの結果が出ていますので、ぜひお使いください。
とにかく、ADには、健康でいてほしい!
それだけです。
健康でさえあれば、攻守に活躍してくれることはわかっていますから。
レブロンの現役最後を有終の美で終わらせるには、アンソニー・デイビスの力が絶対に必要ですから!
オースティン・リーブス
オースティン・リーブス 2023-24スタッツ
23試合出場
14.1得点 4.7リバウンド 4.7アシスト FG46.7% 3P33.0% 1.0スティール
昨シーズン、NBA2年目にしてブレイクを果たしたオースティン・リーブス。
アーカンソー州ニューアークというド田舎出身、ドラフト外から名門レイカーズのスター選手へ、とドラマチックな要素てんこ盛りのリーブスは、一気に人気プレイヤーとなりました。
今年の夏には4年5600万ドルの大型契約を結び、レイカーズの未来を担う存在として注目を集めますが、今シーズンはいまいちパッとせず。
昨シーズンよりも平均得点は上がっている(13.0⇨14.1)ものの、シュート決定率が下がりミスが増えています。
フィールドゴール成功率は昨シーズンの52.9%から、今シーズンは46.7%へ、3ポイント成功率は39.8%から33.0%へ大幅ダウン。
平均ターンオーバーは1.5から2.4に大幅に増えていますが、これはダービン・ハムHCがポイントガード起用を試みた影響もありますね。
明らかにポイントガードにはむいていないと思うんですが・・・。
ただ、それでも大事な場面でビッグショットを決めきるスター性ももっているリーブスは、まだまだ大化けも期待できる、魅力的な若手だと思います。
八村 塁
八村 塁 2023-24スタッツ
14試合出場
11.4得点 3.5リバウンド アシスト FG50.0% 3P40.5% 0.8スティール
我らが八村塁選手は、今シーズン苦しんでいます。
オースティン・リーブスと同じく、この夏3年5100万ドルの大型契約を結び、レイカーズの主力として期待されていましたが、開幕後は思うような活躍ができない状態が続いています。
八村選手は、脳震盪や鼻骨骨折などの不運もあり欠場が多い上に、フォワードのライバルが多いチーム事情もあって、出場時間が伸びていません。
レイカーズのチーム内で最大のライバル、ジャレッド・バンダービルドがケガで欠場が続く中でも、レブロンの相棒に選ばれたのは、トーリアン・プリンスや、キャム・レディッシュ。
八村選手はベンチから出場しても、思うように試合に入っていけない場面や、ディフェンスでのローテーションミスも目立っています。
このままロールプレイヤー化していくのか、スター選手として復活するのか、重大な局面が今シーズンだと思います。
正直、わたくしリトルとしては、八村選手はトレードで、もっと得点力を生かせるチームに移籍した方がいいと思うのですが、みなさんはどう思いますか?
レブロンと共にプレーする八村選手を、もっと観ていたい気持ちもわかりますが・・・。
噂になっているザック・ラビーン レイカーズに必要なのか?
現在、噂に上がっているのがシカゴ・ブルズのザック・ラビーンにまつわるトレード。
ブルズは、ザック・ラビーン、デマー・デローザン、二コラ・ブーチェビッチのBIG3(?)体制で、今年も勝負をかけたものの、明らかに優勝を目指すには戦力不足。
開幕ダッシュにも失敗し、4勝7敗となったところ(11月15日)で「ブルズがラビーンのトレードを検討し始めた」というニュースが飛び込んできました。
11月19日のマイアミ・ヒート戦では、チームが21点差をひっくり返す大逆転勝利を飾り、ブルズの選手は歓喜の輪をつくりましたが、ラビーンは一人ロッカールームに向かいます。
チーム広報がインタビューのために引き留めようとしたところを、振り払うようにロッカールームに戻ったラビーン。
もはや、ブルズとラビーンの間には、埋め切れない溝があると考えられます。
そんな中、ラビーンの移籍先の候補として、一番有力と言われているのが、ロサンゼルス・レイカーズ。
交換要員として、ディアンジェロ・ラッセルや八村塁選手らが噂されています。
得点能力が高く、衝撃的なダンクで人気もあるラビーンですが、ディフェンスに難があり、正直チームを勝たせることができる選手とは、言えないかと思います。
今のレイカーズに必要な選手かというと・・・うーん・・・。
これまでのレイカーズのチーム作りが、スター選手の獲得を軸に行ってきたことを考えると、十分ありうるトレードだと思いますが・・・。
レブロン・ジェームズが引退したあとのレイカーズのエースとしては、ちょっと弱いし、今年優勝するためのピースとしても、マッチするとは思えないのが、ザック・ラビーンという選手。
今シーズンラビーンの平均得点は21.0とまずまずですが、フィールドゴール成功率は44.3%、3ポイント成功率は33.6%と、決して確率のよいスコアラーではありません。
優勝を目指すチームの3番手選手には、乱発系のスコアラーではなく、シュート成功率とディフェンス力の高い選手が必要だと思われます。
特に3ポイントが弱点であるレイカーズにとっては、なおさらです。
レイカーズファンの目線で考えるとどうなんでしょうかねえ?
アンチレイカーズになった理由
正直、NBAを35年間観つづけているわたくしリトルは、アンチレイカーズです。
理由は、バスケ部みんながレイカーズファンだったことと、当時レイカーズのホームコートだった「ザ・フォーラム」の黄色いコートが観にくかったこと。
「野球は巨人 車はベンツ」みたいなものに、拒否反応を示してしまうわたくしリトル。
マジック・ジョンソンを中心とした華々しい「ショータイム・バスケット」に魅了されたチームメイトをよそに、ユタ・ジャズのストックトン&マローンや、ゴールデンステイト・ウォリアーズのRUN TMCに夢中になっていました。
また、当時16インチの小さなアナログテレビで、重ね撮りしたビデオテープでNBAを観戦していたわたくしリトル。
レイカーズの試合は、床の黄色とユニフォームの黄色がにじんで、いつも「観にくいなあ・・・」とイライラしながら観戦していたため、なんとなく嫌いになってしまいました。
八村塁選手が移籍して、レイカーズファンになろうと努力しましたが、アンチレイカーズ歴35年の歴史は、くつがえませんでしたね。
アンチレイカーズ目線で考えると、八村塁選手にはブルズで覚醒してほしいと思います。
なんたってブルズは、マイケル・ジョーダンがプレーした特別なチーム。
確かにチーム解体に走ると思われるブルズでは、プロ選手にとって一番大切な「勝利」は期待できないかもしれません。
それでも八村選手の能力をアピールできる、チャンスになる可能性は高いと思います。
現状レイカーズで八村選手が主力として能力を発揮できる可能性は、低いと思います。
ヘッドコーチがダービン・ハムであるかぎり。
まとめ
今回は、「インシーズントーナメント優勝記念」で、ロサンゼルス・レイカーズについて語りました。
歴史に残るスーパースター、レブロン・ジェームズの引退も近づいていること、八村塁選手が所属していることを考えると、アンチレイカーズのわたくしリトルも、「心を入れ替えて応援しないといけないなあ」とも思ってきましたね。
レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、2人のスーパースターが揃えば、十分に優勝を目指せることがインシーズントーナメント優勝で証明されたレイカーズ。
今シーズン39歳になるレブロンが引退する前に、もう一度優勝してほしくなってきました(笑)
GOAT(グレート・オブ・オール・タイム)論争で、マイケル・ジョーダンと唯一張り合えるスーパースター、レブロンには、ケガではなく、優勝を勝ちとったうえで引退をしてほしいと思います。
レブロンの雄姿を観れる時間も残り少し。
貴重な時間を、「NBA Rakuten」で楽しみましょう。
現在NBAを視聴するには、NBA Rakutenの契約が必要です。
今シーズンから月額4500円(!)と値上げが敢行されましたが、楽天モバイルの契約で、実質月々1078円の負担で、NBAの全試合を視聴することができます。
わたくしリトルは、携帯の契約はdocomoのまま、楽天モバイル〝最強プランを契約″し、実質1078円でNBAを楽しんでいます。
もちろん携帯の契約を楽天モバイルに変えてもいいと思いますが、あまりにも長い間docomoを利用しているため、なんとなく愛着があるんですよね。
現在楽天モバイルは、通話品質も以前よりよくなっていますし、プラチナバンドの獲得もニュースになっていますから、携帯を楽天モバイル1本にしても、問題ないとは思いますが。
是非皆さんも、楽天モバイルの〝最強プラン″を契約して、NBAの興奮を味わいましょう!