またまたレブロンがやってくれました。
2024年3月3日の対デンバー・ナゲッツ戦で、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが26得点を記録。
2003年10月30日のNBAデビュー戦、サクラメント・キングス戦で25得点を記録してから約20年4か月、1475試合出場で、前人未踏の4万得点に到達したのです。
正直カリーム・アブドゥル・ジャバーの記録、38387得点を超える選手が出てくるとは、夢にも思っていませんでした。
あの鉄人カール・マローンが、19シーズンほぼ休みなく試合に出続け、平均25得点しても超えることができなかったのですから。
NBAを35年間観つづけてきたわたくしリトルにとってのGOAT(Greatst Of All Time:史上最高の選手)は、永遠にマイケル・ジョーダンですが・・・レブロンが1試合1試合、ジョーダンに近づいてきているようにも感じています。
ジョーダンが巻き起こした熱狂の時代を体感していない若いファンが、「ジョーダンよりレブロンが上だろ!」と考えるのは当然でしょう。
それぞれの思い出の中で最高の選手が、その人のGOATですから。
今回は、レブロン・ジェームズの4万得点を記念して、歴代NBA通算得点ランキング1位~5位の選手について語っていきたいと思います。
レッツラゴー!
NBA歴代通算得点ランキング
まずは、2024年3月3日時点でのNBA通算得点ランキングを見てみましょう。
NBA歴代通算得点ランキング
1位 レブロン・ジェームズ
40017得点 1475試合出場 平均27.1得点
2位 カリーム・アブドゥル・ジャバー
38387得点 1560試合出場 平均24.6得点
3位 カール・マローン
36928得点 1476試合出場 平均25.0得点
4位 コービー・ブライアント
33643得点 1346試合出場 平均25.0得点
5位 マイケル・ジョーダン
32292得点 1072試合出場 平均30.1得点
6位 ダーク・ノビツキー
31560得点 1522試合出場 平均20.7得点
7位 ウィルト・チェンバレン
31419得点 1045試合出場 平均30.1得点
8位 シャキール・オニール
28596得点 1207試合出場 平均23.7得点
9位 ケビン・デュラント
28372得点 1039試合出場 平均27.3得点
10位 カーメロ・アンソニー
28289得点 1260試合出場 平均22.5得点
さすがに歴代のスーパースターたちが名を連ねていますね。
現在GOAT論争に上がる、マイケル・ジョーダン、カリーム・アブドゥル・ジャバー、レブロン・ジェームズの3選手は、もちろんランキング上位に位置していますし、その他も思い入れの強い選手ばかりです。
7位のウィルト・チェンバレンだけは、1973年に引退していますから、観ていませんが。
今シーズンの開幕前は、26892得点で歴代13位だったケビン・デュラント(KD)。
アキーム・オラジュワン、エルビン・ヘイズ、モーゼス・マローン、カーメロ・アンソニーを一気に抜いて現在9位まで順位を上げています。
KDがどこまでランキングを上げるのかも、楽しみですね。
それでは、ランキングに名を連ねているスーパースターについて、語っていきましょう。
NBA通算得点1位 レブロン・ジェームズ
レブロン・ジェームズ 通算スタッツ
1475試合出場 40017得点 7.5リバウンド 7.4アシスト FG50.5% 3P34.7%
現代のスーパースター、レブロン・ジェームズ。
ついに前人未踏の4万得点の大台を破った初めてのNBA選手となりました。
3月3日に行われたデンバーナゲッツ戦、第2クオーター残り40秒、見事なドライブインからレイアップを決め4万得点に達したレブロン。
ホームコートのクリプトドットコム・アリーナは、大歓声に包まれました。
4度のNBAチャンピオン(2012 13:マイアミ・ヒート 2016:クリーブランド・キャバリアーズ 2020ロサンゼルス・レイカーズ)に輝き、そのすべてでNBAファイナルMVPを獲得。
シーズンMVPも4度獲得(2009 10 12 13)し、NBAオールスターには今年まで20年連続選出され、そのすべてで先発出場を果たす、真のスーパースターです。
レブロン キャブス時代
レブロンがNBAデビューしたのが2003年。
マイケル・ジョーダンが2002-03シーズンを最後に3度目の引退をし、入れ替わるように現れたのがレブロン・ジェームズでした。
高校卒業後、大学進学はせずNBAドラフトに挑むと、当然のようにドラフト1位で地元のクリーブランド・キャバリアーズに指名され、1年目からエースとして活躍。
1試合平均20.9得点を記録し、新人王に輝きました。
しかしキャブスは35勝47敗でプレーオフに進めず。
1試合平均21.0得点をあげ、チーム(デンバー・ナゲッツ)をプレーオフに導いた、カーメロ・アンソニーが新人王にふさわしい、という声が大きかったのも事実です。
あまりにもレブロンの期待値が高まりすぎ、アンチが増えていたようにも思います。
しかし周囲の心ない声を実力で黙らせ、歓声に変えてきたのがレブロン・ジェームズ。
3年目にキャブスを8シーズンぶりのプレーオフに導くと、4年目の2006-07シーズンには、一気にNBAファイナルまでチームを押し上げます。
ただファイナルで対戦したサンアントニオ・スパーズにはチーム力の差をみせつけられ、0勝4敗、屈辱のスウィープ負けを喫してしまいました。
その後3シーズン、キャブスで懸命に戦うも、再びNBAファイナルに進むことは叶わず。
2009-10シーズン、レブロンは前年に続き2年連続シーズンMVPを獲得したものの、カンファレンスセミファイナルでボストン・セルティックスに敗退してしまいます。
失意の中FAの権利を得ると、シーズンオフにテレビ番組で大々的にマイアミ・ヒートへの移籍を発表。
多くのファンに衝撃を与え、世界中から大きな非難を浴びるのですが、詳しくは以前の記事(ヒートのビッグ3)をごらんください。
レブロンはキャブスでの7シーズンで548試合に出場し、1試合平均得点は27.8得点でした。
レブロン ヒート時代
ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュとビッグ3を形成したレブロンは、ヒートでも圧倒的な存在感を発揮し、1年目からNBAファイナルに進出。
ファイナルではダーク・ノビツキー擁するダラス・マーベリックスに敗れたものの、若きビッグ3の異次元の能力の高さは、誰の目にも明らかでした。
翌2011-12シーズン、マイアミ・ヒートはオクラホマシティ・サンダーを破り初優勝を飾ります。
レブロンはシーズンMVP(3回目)、ファイナルMVPを獲得し、NBAでナンバー1の選手であることを証明しました。
翌シーズンもヒートを優勝に導いたレブロンは、この年もシーズンMVP、ファイナルMVPをダブル受賞。
3ピートを目指した2013-14シーズン、レブロン擁するヒートは、4年連続でNBAファイナルに進んだものの、サンアントニオ・スパーズに敗れシーズンを終えます。
シーズン後FAとなったレブロンは、再び古巣クリーブランド・キャバリアーズに電撃復帰。
レブロンがヒート移籍を発表した際、ブチ切れていたキャブスのダン・ギルバートオーナーも、レブロン復帰への感謝の声明を発表しました。
マイアミ・ヒートでの4シーズン、全てNBAファイナルに出場し2度の優勝と、圧倒的な結果を残したレブロン。
294試合に出場し、平均26.9得点を記録しました。
レブロン 2度目のキャブス時代
故郷であり古巣のクリーブランド・キャバリアーズに復帰したレブロン。
ケビン・ラブ、カイリー・アービングと新ビッグ3を結成すると、1年目からキャブスを4年ぶりのプレーオフに導く大活躍をみせます。
プレーオフではセルティックス、ブルズ、ホークスを破り、いきなりNBAファイナルに進出しました。
NBAファイナルでは、この年シーズンMVPを獲得したステフィン・カリー、シューターのクレイ・トンプソン、2人を操るドレイモンド・グリーン擁するゴールデンステイト・ウォリアーズと対決。
初戦で司令塔のカイリー・アービングがケガで離脱する不運もあり、レブロンの平均45.7分出場 35.8得点 13.3リバウンド 8.8アシストという驚異的な活躍も実らず、2勝4敗でキャブスはウォリアーズに敗れてしまいました。
しかし翌2015-16シーズン、再びNBAファイナルでウォリアーズと対戦すると、1勝3敗の崖っぷちから奇跡の3連勝。
クリーブランド・キャバリアーズを初めてのNBAチャンピオンに導きます。
その後2シーズン連続NBAファイナルに進出したものの、どちらもウォリアーズに敗れシーズンを終えました。
2018年の夏、レブロンは当時低迷していた名門ロサンゼルス・レイカーズへの移籍を発表。
ファンを驚かせました。
今回はキャブスのダン・ギルバートオーナーも、レブロンの決断を尊重し、感謝の言葉を贈っていましたね。
2度目のキャブスでの4シーズンで、レブロンは301試合に出場、平均26.1得点を記録しています。
マイアミ・ヒートでの4シーズン、そして2度目のキャブスでの4シーズン、計8シーズンすべてでNBAファイナルに進む圧倒的な結果を残し、レブロンとジョーダンのGOAT論争は白熱してきました。
レブロン レイカーズ時代
レイカーズは当時5シーズン連続でプレーオフ不出場の弱小チームでした。
レイカーズの象徴だったコービー・ブライアントが2015-16シーズンを最後に引退してからは、レイカーズの中心はドラフト指名した、有望ながらも経験の浅い若手たち。
ブランドン・イングラム、カイル・クーズマ、ロンゾ・ボール、ジョシュ・ハート、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、アレックス・カルーソ、イビチャ・ズバッツ、モリッツ・ワグナー・・・。
現在他チームで主力になっている選手ばかりです。
レイカーズ、輸出してますねえ・・・。
レイカーズは〝キング″レブロン・ジェームズを加え、チームに変革をもたらそうとしたものの、1年目はプレーオフ進出を逃してしまいます。
レブロンの連続NBAファイナル進出は、8シーズンで途切れてしまいました。
優勝のためにはレブロンともう一人スーパースターがいると考えたレイカーズのフロントは、リーグ最高のビッグマンの一人、アンソニー・デイビス(AD)をニューオーリンズ・ペリカンズから獲得。
このトレードの際、有望な若手とドラフト指名権を大量に放出したことで、非難も集まりました。
レイカーズ獲得
アンソニー・デイビス
ペリカンズ獲得
ブランドン・イングラム
ロンゾ・ボール
ジョシュ・ハート
ドラフト1巡目指名権×3
30代半ばとなったレブロンが衰える前に、未来を捨ててでも優勝したいという、レイカーズフロントの決意の表れのようなトレードでした。
まあ、衰えるのはずいぶん先の話となるんですが、当時は誰もそんなこと知りませんでしたからね(笑)。
ADという最高の相棒を得たレブロンは、自ら得点するだけでなく、ADをはじめチームメイトに次々とパスを供給。
1試合平均25.3得点に加え、10.2アシストも記録。
NBA17シーズン目で、初めてのアシスト王に輝き、世界を驚かせました。
レイカーズはコロナによる短縮シーズンをウエスタンカンファレンス首位で終えると、プレーオフでも圧倒的な強さで勝ち進みます。
ポートランド・トレイルブレイザーズ、ヒューストン・ロケッツ、デンバー・ナゲッツを破り、レブロンにとって10度目のNBAファイナルに進出しました。
ファイナルの相手は、プレーオフ男、ジミー・バトラー擁するマイアミ・ヒート。
バトラーの驚異的な活躍はあったものの、ギアをあげたレブロンの威力はさらに凄まじいものでした。
1試合平均29.8得点 11.8リバウンド 8.5アシスト FG59.1% 3P41.7%、キングと呼ばれるにふさわしい活躍をみせ、レイカーズを優勝に導き、自身は4度目のファイナルMVPに輝きました。
その後2シーズンは思うような結果を残せていませんでしたが、2022-23シーズン、第7シードでプレーオフに進んだレイカーズは、グリズリーズ、ウォリアーズをアップセットで破り、カンファレンスファイナルに進出。
優勝することになるデンバー・ナゲッツには力の差を見せつけられ、スウィープされましたが、トレードで加わった八村塁選手の成長など、光のみえたシーズンとなりました。
今シーズン、レブロン・ジェームズは、レイカーズを再び優勝に導くため、戦っています。
レブロンのすごいところは、39歳にしていまだに試合を支配する力を持っていること。
こんな39歳、約35年間NBAを観つづけてきたわたくしリトルでも、観たことありません。
レブロンには、人類の老いの限界を突破し続けてほしいですね。
不可能だと言われ続けて来た4万得点も、レブロンにとってはひとつの通過点に過ぎないのかもしれません。
NBA通算得点2位 カリーム・アブドゥル・ジャバー
カリーム・アブドゥル・ジャバー 通算スタッツ
1560試合出場 38387得点 平均24.6得点 11.2リバウンド 3.6アシスト 2.6ブロック FG55.9%
ロサンゼルス・レイカーズ一筋で20シーズンを戦い抜いたカリーム・アブドゥル・ジャバー。
レイカーズを6度の優勝に導き、シーズンMVP6回獲得のNBA記録を持つ、レジェンドセンターです。
わたくしリトルがNBAに興味を持ち、アメリカの雑誌を集めたり、夜中にあったNBAの試合を観始めたのが、レイカーズが2連覇を果たした1987-88シーズン。
高校のバスケ部に金持ちの後輩が入ってきて、衛星放送のNBAの試合すべてダビングしてもらい、繰り返し観ていたのが1988-89シーズンだったんですが、このシーズンを最後にジャバーをユニフォームを脱いでいます。
私が観た最後の2シーズンのジャバーは、40歳と41歳のシーズン。
すでにノソノソと動く、おじいちゃん選手のイメージでした。
しかし、シグニチャームーブのスカイフックの威力は健在でしたね。
ボールを受けると、くるっと回転しながら左片足で踏み切り、とんでもない高さからフックシュート。
これが面白いように決まります。
わたくしリトルは、ブロックされているのを観たことがありません。
ジャバーのスカイフック対ウェンバンヤマのブロックショットなんて、観てみたかったですね。
ジャバーが引退した時には、「ジャバーの38387得点を超える選手は、絶対に現れない」と言われていました。
圧倒的な得点力を持つことははもちろん、ケガなく健康体を維持し、20年もモチベーションを保って、トップスコアラーとして活躍を続ける選手なんて、2度と出てこないと考えられていましたから。
やっぱりレブロン・ジェームズは化け物ですね・・・。
NBA通算得点3位 カール・マローン
カール・マローン 通算スタッツ
1476試合出場 36928得点 平均25.0得点 10.1リバウンド 3.6アシスト FG55.9% 3P27.4%
わたくしリトルがNBAを観て、最初に虜になったのが、ストックトン&マローンが活躍していたユタ・ジャズでした。
針の穴を通すようなストックトンのパスを受け、ディフェンスを弾き飛ばしながらリングにボールを叩きこむマローンの姿に、興奮していましたね。
筋骨隆々の身体に似つかわない、ちょっとおしゃれで知的雰囲気にも、グッときていました。
バルセロナオリンピックに初代ドリームチームの一員として出場したあたりから、あまり豪快なダンクをしなくなり、ミドルシュートが増えてきて、やや寂しさを感じたものですが、このプレースタイルの変更が、19シーズンという長い現役生活を送ることができた原因でしょう。
マローンは19シーズンのうち、82試合全試合出場が10シーズン。
80試合以上出場したシーズンは、なんと17シーズンにもなります。
1990年代、バチバチの肉弾戦当たり前のNBAの世界で、マローンがこれだけ怪我無く戦ってこれたのは、日ごろのストイックなトレーニングの賜物ですね。
マローンは現役最後の2003-04シーズン、ユタ・ジャズを離れロサンゼルス・レイカーズでプレーします。
シャック&コービー体制で3ピートを達成したレイカーズは、前年4連覇を目指したものの、サンアントニオ・スパーズにプレーオフで敗れ、雪辱を期していました。
元オールスターのベテランポイントガード、ゲイリー・ペイトンとカール・マローンを補強し、シャック&コービーとビッグ4を結成。
再度王朝を取り戻したいレイカーズと、引退までにチャンピオンリングが欲しいマローンの思惑が完全に一致しました。
しかし、レイカーズはNBAファイナルにまで進んだものの、伏兵デトロイト・ピストンズに1勝4敗で完敗。
40歳のカール・マローンはNBAファイナルで平均5.0得点 FG33.3%と衰えを隠せず、19年間の選手生活を終えました。
マローンがジャズを離れた大きな要因が、ジョン・ストックトンの引退です。
2003年5月2日にストックトンが引退を発表すると、マローンは優勝を求めレイカーズに移籍しました。
もしストックトンがもう1年、現役生活を続けていたら、マローンも移籍することなく、2人揃ってジャズで引退していたかもしれませんね。
2人の絆はそれほど強いものでした。
NBA通算得点4位 コービー・ブライアント
コービー・ブライアント 通算スタッツ
1346試合出場 33643得点 平均25.0得点 5.2リバウンド 4.7アシスト FG44.7% 3P32.9%
数々のスーパースターが所属した名門、ロサンゼルス・レイカーズにおいて、特別な輝きを放った選手がコービー・ブライアントでした。
高校卒業後、大学進学ではなくNBAに挑戦することを表明。
前年の1995年NBAドラフトで、ケビン・ガーネットが20年ぶりの高卒NBA選手となったことに影響を受けた決断でした。
コービーは後のインタビューで、高卒後のNBA挑戦について、「引退が噂されていたマイケル・ジョーダンと対戦したかったこともある」と語っています。
ドラフト13位でシャーロット・ホーネッツに指名され、トレードでレイカーズ入り。
20シーズンに渡ってレイカーズで戦い続け、5回のNBAチャンピオン、2度のNBAファイナルMVP、2008年にはシーズンMVPを獲得するなど、数々の栄光を手にしました。
2000年~2002年にかけて3連覇を果たした時の、シャキール・オニールとのコンビは、史上最強のコンビといっても過言ではないでしょう。
シャックとの確執が表面化し、シャックがマイアミ・ヒートを去ってからは、レイカーズで孤軍奮闘。
勝利への執念が人一倍強いコービーは、チームメイトへの要求も高く、時にチームメイトへの暴言などが問題になり、レイカーズファンからブーイングを浴びることもありました。
2007-08シーズンのトレードデッドライン直前に、レイカーズはメンフィス・グリズリーズからビッグマンのパウ・ガソルを獲得。
心強い相棒を得たコービーは、シーズンMVPの活躍をみせ、NBAファイナルにチームを導きますが、ファイナルではボストン・セルティックスに敗れます。
しかし、歴史に残る負けず嫌い、コービー・ブライアントがここで引き下がるわけはなく、翌シーズンにオーランド・マジックをファイナルで破り自身4度目の優勝。
シャック抜きでもレイカーズを優勝に導き、自身の価値を証明しました。
翌2009-10にも3年連続でNBAファイナルに進出し、宿敵ボストン・セルティックスに最終第7戦で勝利。
セルティックスに2年前のリベンジを果たし、2連覇を果たしました。
コービーは選手晩年、ケガで苦しみながらも、必死で戦います。
引退試合となった2016年4月13日に行われたシーズン最終のユタ・ジャズ戦で、60得点を記録しレイカーズを勝利に導き、ユニフォームを脱ぎました。
現地時間2020年1月26日午前9時45分。
コービーと次女のジアナを含め9人を乗せたヘリコプターが墜落し、乗員全員が死亡。
日本時間1月27日の朝、「コービー・ブライアント氏ヘリコプター事故で死亡」というニュースをみた時の衝撃は忘れられません。
朝仕事に行く途中、気がつくと涙が流れていました。
わたくしリトルは、アンチレイカーズだったのに。
一つ救われたのは、選手時代に確執があったシャックと、コービーが和解していたことですね。
2015年にレイカーズが獲得した大物センター、ドワイト・ハワードのいい加減さにあきれたコービーが、シャックの偉大さに気づいたと言われていますが・・・それなら「ナイスハワード」と言ってあげたいです(笑)。
数々のクラッチシュートを沈め、レイカーズを勝利に導いてきたコービー。
狙った相手を99.9%の確率で仕留めると言われる世界最強の毒蛇、〝ブラックマンバ″の異名をもつコービーは、間違いなくNBAの人気を高めたレジェンドです。
NBA通算得点5位 マイケル・ジョーダン
マイケル・ジョーダン 通算スタッツ
1072試合出場 32292得点 平均30.1得点 6.2リバウンド 5.3アシスト FG49.7% 3P32.7%
説明不要のスーパースター、マイケル・ジョーダン。
生涯平均得点30.1は、怪物ウィルト・チェンバレンをわずかに抑えて歴代1位。
6度の優勝すべてでファイナルMVPを獲得。
5度のシーズンMVP。
10度のNBA得点王。
最優秀守備選手賞まで獲得している、史上最高のバスケットボールプレイヤーです。
ただ、ジョーダンの魅力は、スタッツだけでは語れません。
ジョーダンのしなやかなプレーには、何度観ても心を奪われてしまいます。
空中で変幻自在に動き、シュートを決めきる姿は、〝エアージョーダン″の異名どおりですね。
ここぞという場面では、必ずシュートを決めきる勝負強さは、GOAT(Greatst Of All Time:史上最高の選手)と呼ばれるのにふさわしいものでした。
わたくしリトルが大学生だった1991年、ジョーダンはNBAファイナルでマジック・ジョンソン擁するロサンゼルス・レイカーズを倒し初優勝。
当時のジョーダンブームは凄まじく、アメリカはもちろん、日本でもスポーツ店に行くとジョーダングッズで溢れていました。
当時買いあさったジョーダンのTシャツ。
着たおして、ボロボロになったものを大切にタンスに直していましたが、結婚し嫁に全部捨てられてしまいました。
最近になって古着のジョーダンTシャツの値段をみて、衝撃を受けましたね。
俺、何十万円の服を捨てちゃったんだろうと・・・。
まあ、穴があくまで着てたからしょうがないんですが。
シューズはもちろん、当時は部屋にジョーダングッズが溢れていました。
NBA選手というだけでなく、ジョーダンは当時の文化でしたね。
ジョーダンのNBAでの功績については、「【真のGOATとは】レブロン・ジェームズ対マイケル・ジョーダン GOATはどっち?」という記事をご覧ください。
近くまたジョーダンの記事を出しますので、お楽しみに。
まとめ
今回は、レブロン・ジェームズの4万得点を記念して、歴代NBA通算得点ランキングについてまとめました。
ランキング1位~5位の選手について語りましたが、どの選手も歴史に残るスーパースターですね。
それぞれに思い出があり、正直もっともっと深掘りしたいところです。
レブロン・ジェームズは39歳の現在でも、相手チームの若手を吹っ飛ばしてリングにボールを叩きこむなど、まったく衰えをみせていません。
レブロンの長男、ブロニー・ジェームズが2025年のNBAドラフトに挑むと噂されています。
ブロニーがNBAデビューする2025-26シーズンまでは、レブロンは現役を続けるでしょう。
同じチームで戦うのか、敵としてマッチアップするのか・・・。
とにかくレブロンのプレーをまだまだ楽しみたい、わたくしリトルでした。
アンチレイカーズなんですけどね(笑)。