【2023-24オールNBAチームまとめ】ヨキッチ&SGAが満票!史上最強?

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プレーオフカンファレンスファイナルが盛り上がる中、2023-24シーズンのオールNBAチームが発表されました。

今年度のオールNBAチームも強力なメンバーが揃っています。

35年間NBAを観つづけてきたわたくしリトルからみても、現在のNBAのタレントの多さは、歴代最高クラスですね。

昨年もオールNBAについて記事を書きましたが、今シーズンも感想を交えながら、オールNBAに選ばれた選手たちについて語っていきたいと思います。

レッツラゴー!

目次

オールNBAチーム 今年からの変更点

1946-47シーズンから続く、歴史と権威のあるオールNBAチーム。

2023-24シーズンから、選出条件と選出方法が大きく変わりました。

①オールNBAチーム選出条件変更 最低65試合以上出場

まず他のアワードと同様、最低65試合以上(年間82試合中)の出場が選出条件となりました。

これまでも選出された中で「あの選手はケガで休んでいるのに選ばれたんだ・・・」などと言われる選手も多かったのですが、ついに基準が明確にされましたね。

近年スター選手を休養目的で欠場させる「ロードマネジメント」が問題になっていました。

安くないチケットを買って、ワクワクしながら一生に一度のNBA生観戦に行ったら、お目当てのスーパースターが怪我でもないのに私服でベンチで笑ってる・・・

なんてことになったら、トラウマもののショックでしょう。

必要以上に選手が休まないようにした、今回の「65試合以上出場をアワード選出条件とする」ことについては、大賛成です。

当初選手たちからは反発する声も出ていましたが、アワードが発表された現在、特に異論はみられないようですね。

②オールNBAチーム選出方法変更 完全ポジションレス化

もう一つの変更点は、オールNBAチームが完全ポジションレスになったことです。

これまでオールNBAチームは、スポーツライターとキャスターの投票で、ガード2名、フォワード2名、センター1名を選出していました。

ただ二コラ・ヨキッチとジョエル・エンビード、MVP争いをしている2人のセンターのどちらかはオールNBA1stチームから外れてしまうという問題がここ数年、毎年指摘されていたんです。

NBAはレギュラーシーズンに活躍した真のベスト5を選出するために、今シーズンからポジション関係なく、得票の多かった5人を選出する方式に変更しています。

正直わたくしリトルは、これまでどおりポジションを分けて5人を選ぶ方式がいいと思うのですが・・・。

もしくはバックコート(ポイントガード・シューティングガード)2人、ビッグマン(スモールフォワード、パワーフォワード、センター)3人の分け方でもいいと思います。

「1stチームと2ndチーム、戦ったらどんな戦いになるかな?」なんて想像するのも楽しみでしたから。

ポジションレスになると、「チーム」という感じではなくなりますからねえ。

まあ、今年はエンビードのケガもあり、センター問題もなく、奇跡的に1stチームから3rdチームまで、比較的ポジションバランスもよく選出されたので、違和感はありませんが。

同じように今年からポジションレスとなったオールディフェンシブチームに関しては、大きな偏りがでていますねえ。

下手したら今後はオールディフェンシブチームも、1stチームはセンタープレイヤー5人、2ndチームはポイントガード5人なんてことも起こるかもしれません。

うーん、どうなんでしょうか・・・。

2023-24 オールNBA1stチーム

2023-24 オールNBA1stチーム
G ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス 493ポイント)
G シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー 495ポイント)
F ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス 427ポイント)
F ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス 473ポイント)
C 二コラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ 495ポイント)

今年もアメリカ出身選手は、ジェイソン・テイタム1人だけでした。

昨年の1stチームと違うのは、ジョエル・エンビードが二コラ・ヨキッチに代わったのみ。

昨年の活躍でヨキッチが1stチームに入れなかったのは、確かにおかしいですよね。

でもやはりバックコート2人、フロントコート3人にしてほしかったなあ・・・。

それでは、獲得ポイントが高かった選手から、一人づつ今年の活躍をふり返っていきましょう。

ちなみに今年は99名のスポーツライターとキャスターによる投票(1stチーム、2ndチーム、3rdチーム各5名づつ選出 1st=5ポイント 2nd=3ポイント 3rd=1ポイント)のため、全員が1stチームに選出した場合、495ポイントです。

二コラ・ヨキッチ 6回目(1st×4 2nd×2)

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二コラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)
495ポイント
26.4得点 12.4リバウンド 9.0アシスト FG58.3% 3P35.9%
チーム成績 57勝25敗 ウエスト2位

今シーズン、3回目のレギュラーシーズンMVPに輝いた二コラ・ヨキッチ。

スター選手がそろうNBAの中でも、頭ひとつ抜けた活躍を続けています。

所属するナゲッツ以外の全チームからトリプルダブルを記録するなど、これまでのセンターの常識をくつがえし続けている、オールラウンドなプレイヤーです。

NBAを35年間観つづけているわたくしリトルは、歴代最強のオフェンシブセンターはヨキッチであると、断言します。

全盛期のアキーム・オラジュワンやシャキール・オニールもすごかったのですが、〝チームを勝たせる″という面では、ヨキッチの方が優れていると思いますね。

今シーズンは79試合出場と、ほぼ休みなくプレー。

1試合平均34.6分の出場は、自己最長のプレータイムです。

平均得点はリーグ10位(26.4得点)。

平均リバウンドはリーグ4位(12.4リバウンド)。

そして驚くべきはアシスト。

優秀なガードがひしめく現在のNBAの中で、センターのヨキッチはなんとリーグ3位の平均アシスト(9.0アシスト)を記録しています。

タイリース・ハリバートン(10.9)、ルカ・ドンチッチ(9.8)に次ぐ選手が、センターの選手とは・・・。

NBAの常識をくつがえし続けるビッグマン、二コラ・ヨキッチの活躍で、今シーズンデンバー・ナゲッツはウエスタンカンファレンス2位と、前年チャンピオンらしい強さをみせつけたのですが・・・

残念ながらプレーオフ・カンファレンスファイナルでミネソタ・ティンバーウルブズに3勝4敗で敗れ、連覇はなりませんでした。

ただヨキッチが健康でいるかぎり、今後もデンバー・ナゲッツは強豪であり続けるでしょう。

オールNBAチームの投票では、当然のように99人全員が1stチームに選出しました。

シェイ・ギルジャス・アレキサンダー 2回目(1st×2)

シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)
495ポイント
30.1得点 5.5リバウンド 6.2アシスト FG53.5% 3P35.3%
チーム成績 57勝25敗 ウエスト1位

ヨキッチと並んで、投票者全員が1stチームに選出したのが、このシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)。

昨シーズン突如覚醒し、初めてオールNBA1stチーム入りしたシェイですが、実力は本物であることを今シーズン証明しました。

昨シーズンより平均得点はやや落としたものの、リバウンド、アシスト、スティールなど多くのスタッツをのばしています。

なんといっても、昨シーズンプレーオフに進めなかったサンダーを、今シーズンはウエスタンカンファレンス首位に導いていますからね。

満票でオールNBA1stチームに選出されたのは当然でしょう。

今シーズンのレギュラーシーズンMVP投票では、ヨキッチに続く2位の得票を集めるなど、この2年間で若手ライバルたちをごぼう抜きし、NBAのトップスターの一人となっています。

まだ25歳のSGAは、これからどんな成長をとげていくのでしょうか?

今シーズン3339万ドル(約50億円 1㌦=150円)のサラリーを受け取っているSGAですが、今回オールNBAに選出されたことで、2025年のオフに4年総額2億9400万ドル(約441億円 1㌦=150円)というとんでもない契約をむすぶ権利を得たそうです。

いや、もう完全にバグってますね。

年俸3億円で長年プレーを続けたスコッティ・ピッペンはどんな思いでこのニュースを聞いているのでしょうか。

残念ながら所属するオクラホマシティ・サンダーは、カンファレンスセミファイナルでダラス・マーベリックスに敗れシーズンを終えました。

ただ主力のほとんどが25歳以下で、ドラフト指名権を豊富に持つサンダーには、明るい未来しか見えません。

NBAのトップスターとなったシェイも、まだ25歳。

この夏に行われるパリオリンピックには、カナダ代表として出場が期待されています。

NBAスター揃いのカナダ代表のリーダーとして、世界の強豪相手にどんなプレーをみせてくれるのか?

NBAファイナルが終わったあとも、ワクワクが続く今年の夏。

バスケットボールファンにとってはたまらないですね。

ルカ・ドンチッチ 5回目(1st×5)

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【歴代4位タイの73点🔥】アンストッパブルモード発動! ルカ・ドンチッチが73点の大爆発|2023-24シーズン ... 日本時間1月27日、マーベリックスのルカ・ドンチッチがホークス戦で、73点・10リバウンド・7アシストと大活躍!▼【お知らせ】「NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル」の無償...

ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)
493ポイント
33.9得点 9.2リバウンド 9.8アシスト FG48.7% 3P38.2%
チーム成績 50勝32敗 ウエスト5位

もはや説明不要のスーパースター、ルカ・ドンチッチ。

今シーズンも奇跡的なプレーを連発し、ファンを熱狂させました。

プレーオフカンファレンスファイナル第2戦でも、マークにつくルディ・ゴベアをあざ笑うかのようなステップバックスリーを決め、大逆転勝ちを演出しています。

2018年のNBAドラフト1巡目全体3位でアトランタ・ホークスに指名され、直後に4位でダラス・マーベリックスに指名されたトレイ・ヤングとトレードされたドンチッチ。

現在の活躍を、ホークスのオーナーはどんな気持ちでみているのでしょうか?

ルーキーシーズン当然のようにルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝くと、2年目には早くもオールNBA1stチームに選出され、その後5年連続で1stチーム入りを続けています。

ドンチッチの6年目までのキャリアは、ほぼ完ぺきなものです。

〝ほぼ″と言ったのは、まだ優勝に手が届いていないからですが、もしかしたら今シーズン、NBAチャンピオンに輝き、ファイナルMVPまで手に入れてしまうかもしれません。

おそるべき25歳です。

スピードはないものの圧倒的なテクニックでと視野の広さで、試合を支配してしまうオールラウンダー。

ディフェンスが弱点とも言われますが、今年のプレーオフではクラッチブロックを披露したり、勝利のために懸命にデイフェンスする姿が印象的です。

以前、「ルカ・ドンチッチvsラリー・バード バスケの天才二人 どちらが優れているのか」という記事を書きましたが、もし今回マーベリックスが優勝すれば、25歳にしてラリー・バードに肩を並べたといってよいでしょう。

能力的には、すでにドンチッチがバードを超えているとも思います。

昨シーズンダラス・マーベリックスはトレードでカイリー・アービングを獲得。

誰もが認める能力をもつカイリーですが、数々の問題行動を起こしてきたこともあり、ドンチッチとの共存に否定的な声も溢れていました。

結局昨シーズンチームケミストリーを構築することはできず、プレーオフ進出さえ逃したマブスでしたが、今シーズンはドンチッチ&カイリーのコンビが暴れまわり、ウエスタンカンファレンス5位でレギュラーシーズンを終え、プレーオフでも旋風を巻きおこしています。

チーム状況が最悪だった昨シーズン、ドンチッチのオールNBA1stチーム入りに懐疑的だったわたくしリトルでしたが、今シーズンは文句なしですね。

マブスファンとして、心から楽しませてもらったシーズンでした。

ただ、まだまだ終わっていません。

ダラス・マーベリックスを2011年以来の優勝に導き、笑顔でラリー・オブライエントロフィーを掲げるドンチッチを観たいですね。

ヤニス・アデトクンボ 8回目(1st×6 2nd×2)

ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)
473ポイント
30.4得点 11.5リバウンド 6.5アシスト FG61.1% 3P27.4%
チーム成績 49勝33敗 イースト3位

ギリシャの怪物ヤニス・アデトクンボは、今シーズンも暴れまわりました。

平均得点はドンチッチに次ぐリーグ2位。

リバウンドはリーグ6位。

フィールドゴール成功率はリーグ6位で自己最高の61.1%を記録しています。

6割を超える確率で毎試合30得点するのは、効率エグいですね。

MVP投票では、二コラ・ヨキッチ、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー、ルカ・ドンチッチに続く4位の票を集めています。

個人のスタッツをみると例年通り、いやそれ以上の活躍をみせているように感じるヤニスですが・・・

正直インパクトのうすいシーズンだったように感じてしまうんですよね。

理由は2つあります。

1つはシーズン最終盤にケガをし、プレーオフにも出場できなかったこと。

現地時間4月9日に行われたボストン・セルティックス戦の第3クオーター、接触もなにもなく突然コートに座り込んだヤニス。

診断の結果はヒラメ筋の肉離れでした。

シーズン最後の3試合を欠場し、プレーオフでの復帰を目指していましたが、結局インディアナ・ペイサーズとのプレーオフ1stラウンドで復帰はできず。

バックスは2勝4敗でペイサーズにアップセットを許し、シーズンを終えました。

最も選手の価値が問われるプレーオフに出場できなかったため、ヤニスの印象がうすくなってしまいましたね。

オールNBAチームやMVP投票は、レギュラーシーズンの成績のみで投票され、プレーオフは考慮されないのですが、どうしても印象は悪くなってしまいます。

ヤニスのインパクトがうすいシーズンだったと感じる2つ目の理由は、所属するミルウォーキー・バックスの停滞感です。

シーズン開幕前にポートランド・トレイルブレイザーズの象徴だったデイミアン・リラードを獲得し、世界を驚かせたバックスでしたが、シーズンが始まると思ったほど成績が伸びません。

原因は明らかにディフェンス力の低下でした。

昨シーズンまでバックスの司令塔だったドリュー・ホリデーを、リラードとのトレードで失ったのは大きかったですね。

リーグ最高のペリメーターディフェンダーと言われ、今年のパリオリンピックアメリカ代表にも選出されているホリデーは、強豪バックスのポイントガードとして3シーズンに渡りプレーし、チームをまとめていました。

2020-21シーズンのバックス優勝にも大きく貢献し、チームに安定感をもたらしていました。

昨シーズン、バックスは58勝24敗イースタンカンファレンス1位でプレーオフに進んだものの、第8シードのマイアミ・ヒートにアップセットを許し、シーズンを終えます。

敗因を得点力不足だと考えたフロントは、ポートランド・トレイルブレイザーズからマイアミ・ヒートへの移籍希望を訴えていたリラードを強奪するトレードをまとめたのです。

このトレードは、ヤニスが強く希望したものだと噂が流れました。

ヤニスは2023年のオールスター、チームヤニスのキャプテンとしてドラフトに参加。

リザーブ選手のトップでリラードを指名していました。

チームメイトのホリデーがいたにもかかわらず・・・。

リラードはその後のインタビューで「いつかアデトクンボとプレーしたい」と繰り返し語っています。

相思相愛の噂が流れた次のシーズン、リラードがバックスに加入したのですから「ヤニスがホリデーよりリラードを選んだ」と言われるのもしかたないですね。

ただ、得点力が高い二人が組んでも、単純に超攻撃的チーム完成とはならないのが、NBAの面白いところ。

クラッチタイムに抜群の強さを誇るリラードよりも、絶対的な信頼をおけるディフェンス力をもつホリデーの方が、強豪チームバックスの司令塔としては、機能していたと思うのですが・・・いかがでしょうか?

リラードが加入したバックスが1stラウンドでアップセットをくらい、ホリデーが加入したセルティックスがファイナル進出を決めたことで、なおさらバックスの停滞感が際立っているように思います。

ヤニスが出場できなかったから仕方ないとは思いますが・・・。

ただこれだけマイナスなイメージがあっても、オールNBA1stチームに6年連続選ばれているのは、ものすごいことだと思います。

今シーズンの悔しさを来年にぶつけて、暴れまわってほしいですね。

ジェイソン・テイタム 4回目 (1st×3 2nd×1)

ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)
427ポイント
26.9得点 8.1リバウンド 4.9アシスト FG47.1% 3P37.6%
チーム成績 64勝18敗 イースト1位(リーグ全体1位)

オールNBA1stチームで唯一のアメリカ人選手ジェイソン・テイタム。

今シーズンも強豪ボストン・セルティックスのエースとして例年通りの活躍をみせ、3年連続のオールNBA1stチーム入りを果たしています。

昨シーズンより個人スタッツはやや落としていますが、セルティックスがリーグ最高勝率を残したことで、テイタムの評価は上がったと思います。

相棒のジェイレン・ブラウンが3rdチームにも入っていないのは納得いきませんが。

ただ正直、他の1stチーム入りした4人に比べると、やや見劣りしてしまう・・・というのは、言いすぎでしょうか?

試合の終盤に圧倒的な存在感をみせる他の4人に比べ、やや頼りなさも感じてしまうんですよね。

突然ミスを連発したりシュートが全然入らなくなったり、弱気なプレーに走る現象を、日本のNBAファンはテイタム(TATUM)をローマ字読みし、「タツム化」と呼んでいます。

テイタムがタツム化しても現在は強力なチームメイトがいるため、以前のようにチーム全体が崩壊することはなくなりましたが、今一つスーパースターとは呼ばれない理由になっていると思います。

ただ勢いに乗った時の爆発力は誰もが認めています。

ボストン・セルティックスが今シーズンリーグ最高勝率を残した最も大きな要因は、攻守におけるテイタムの献身的なプレーだといえるでしょう。

ドリュー・ホリデーやクリスタプス・ポルジンギスの加入は大きな戦力アップになりましたが、エーステイタムの活躍なしには、ここまで勝利を重ねることはできなかったと思います。

2年前の2021-22シーズン、NBAファイナルに進出したセルティックスは、2勝4敗でゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れました。

今シーズン2年ぶりに立つNBAファイナルの舞台で、セルティックスは雪辱を果たすことができるのか?

テイタムはタツム化せず、テイタムであり続けるのか?

ファイナルで一皮むけたテイタムをみせてほしいですね。

2023-24 オールNBA2ndチーム

2023-24 オールNBA2ndチーム
G ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス 368ポイント)
G アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ 285ポイント)
F ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ 274ポイント)
F カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ 242ポイント)
C アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ 230ポイント)

2ndチームも、ポジションレスになったとは思えない、バランスのよいチームになりました。

注目はオールNBAチーム初選出となったジェイレン・ブランソンとアンソニー・エドワーズ。

2ndチームでは最もポイントが高かったブランソンの今シーズンのスタッツは・・・

ジェイレン・ブランソン 2023-24スタッツ
28.7得点 3.6リバウンド 6.7アシスト FG47.9% 3P40.1%

2022年7月、ニューヨーク・ニックスがダラス・マーベリックスからFAとなったブランソンと4年1億400万ドル(約140億4000万円 1㌦=135円)で契約した時には「ニックスまたやっちまったな」と思っていましたが、結果はご覧のとおり。

長く低迷していたニューヨーク・ニックスを牽引し、今シーズンはチームをイースタンカンファレンス2位に押し上げる大活躍をみせました。

188cm 86㎏とNBAの中では小柄ながら、ここぞという場面で必ず大活躍。

でかいオーラをまとったスター選手に成長しましたね。

ビラノバ3銃士(ジェイレン・ブランソン ドンテ・ディビンチェンゾ ジョシュ・ハート)のリーダーとして今シーズンのNBAに旋風を巻き起こしました。

オールNBA入りも納得です。

アンソニー・エドワーズのスタッツは・・・

アンソニー・エドワーズ 2023-24スタッツ
25.9得点 5.4リバウンド 5.1アシスト FG46.1% 3P35.7%

弱冠22歳ながらミネソタ・ティンバーウルブズのエースとなったアント。

自らのプレーだけではなく、チームリーダーとしての成長も感じさせてくれました。

これまではクラッチタイムでカール・アンソニー・タウンズに頼ることが多かったアントですが、今シーズンは自ら試合を決めにいくシュートを放つ覚悟もみえましたね。

何度もクラッチシュートを決め、チームを勝利に導きました。

アントのすごいところは、勝利のために一切手を抜かないこと。

オフェンスだけでなく、その圧倒的な身体能力をディフェンスにも生かし、相手チームのエースを苦しめています。

ただ、アントの一番の魅力はやはり異常ともいえる跳躍力を生かしたスラムダンクですね。

193㎝と小柄ながら、アントのスラムダンクには、息をのむほどの迫力があります。

現在のNBAで、最高のダンカーはアンソニー・エドワーズだと断言しましょう。

ケビン・デュラント、カワイ・レナード、アンソニー・デイビスの3人は、オールNBAチーム常連のイメージがありますね。

KDは11回目(1st×6 2nd×5)、レナードは6回目(1st×3 2nd×3)、ADは4回目(1st×4 2nd×1)の選出です。

前十字靭帯断裂で2021-22シーズン全休し、昨シーズンのプレーオフも右膝半月板断裂で離脱していたカワイ・レナードが、久しぶりに元気に1シーズン過ごしたことが本当によかった!

KDとADは、期待されたほどのチーム成績は残せませんでしたが、安定した活躍をみせましたね。

さすがです。

2023-24 オールNBA3rdチーム

2023-24 オールNBA3rdチーム
F レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ 164ポイント)
G ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ 117ポイント)
C ドマンタス・サボニス(サクラメント・キングス 104ポイント)
G タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ 75ポイント)
G デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ 70ポイント)

オールNBA3rdチームも、比較的バランスはよいですね。

まずは今シーズン飛躍をとげたタイリース・ハリバートン。

インディアナ・ペイサーズの司令塔は、平均10.9でリーグのアシスト王に輝くと、得点も自己最高の20.9を記録。

チームを4シーズンぶりのプレーオフに導く活躍をみせました。

もう一人注目しなければならないのは、自身20回目(1st×13 2nd×3 3rd×4)のオールNBA入りとなったレブロン・ジェームズ。

NBAの歴史を変えつづけるスーパースターは、39歳となってもレブロンであり続けました。

もちろん20回目のオールNBAチーム入りは、史上最多。

レブロンに次ぐ2位が、15回選出のコービー・ブライアント(1st ×11 2nd×2 3rd×2)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(1st×10 2nd×5)、ティム・ダンカン(1st×10 2nd×3 3rd×2)、3人のレジェンドですが、その差は5回と圧倒的な差をつけています。

今シーズンレブロンのスタッツは・・・

レブロン・ジェームズ 2023-24スタッツ
25.7得点 7.3リバウンド 8.3アシスト FG54.0% 3P41.0%

とても39歳の選手が記録したスタッツとは思えません。

NBAを35年間観つづけてきたわたくしリトルでも、今まで40手前でこんなに身体能力を生かしたプレーを続ける選手なんて観たことありませんでした。

試合終盤のクラッチシーンでも、まだまだキングであり続けるレブロン。

どれだけストイックに努力しているのかと思うと、本当に頭が下がります。

息子と一緒にプレーするNBA選手が誕生するのか、来シーズンも楽しみですね。

まとめ

今回は、2023-24のオールNBAチームについて語りました。

オールNBA1stチームの5人は、鉄板の5人ですね。

文句ありません。

今シーズンのオールNBA1stチームは、史上最強のチームと言ってもいいんではないでしょうか?

もう少しアメリカ出身の選手にも頑張ってほしいですが・・・。

残念ながらオールNBA入りしなかった選手にも、今年大活躍した選手たちがたくさんいます。

ボストン・セルティックスを攻守に支えたジェイレン・ブラウン、クリッパーズをカワイ・レナードと共に牽引したポール・ジョージ、フィラデルフィア・76ersで一気に開花したタイリース・マキシーなどは、オールNBA入りしても誰も文句を言わなかったでしょう。

オールNBAチームは、発表された後にあーでもない、こーでもないと、文句言ったりするのが楽しいのですが、私の周りに語り合える仲間が、本当に少なくなってしまいました。

みんなもっとNBA観ようよ・・・。

ぐちを言っても仕方ないですが、より多くの人にNBAの楽しさを知ってもらうよう、新旧のNBAについて語っていこうと思いますので、これからもよろしくお願いします。

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